新型コロナ、死亡者が過去最多!高齢者の感染割合は「第7波」超えも

2023年1月14日、厚生労働省は新型コロナ由来の死亡者数が、過去最多となったことを明らかにしました。
また、特に重症化リスクが高いとされる高齢者の感染も増加傾向に。国や各自治体は警戒を呼びかけています。
全国の新型コロナ感染状況
厚生労働省が1月14日におこなった発表により、新型コロナウイルスによる1日当たりの死亡者数が、503人だったことがわかりました。1日当たりの死亡者数が500人を超えたのは初めてとのことです。
また、感染者のうち80代以上の高齢者が占める割合が昨年の夏に流行した第7派よりも高くなっていることも判明しました。
厚生労働省は、重症化リスクの高いとされる高齢者に対して、ワクチンの追加接種をするように呼びかけています。
高齢者の感染者数も増加傾向に
全国各地で、高齢者の新型コロナ感染が増加傾向にあります。
例えば高知県では、新たに新型コロナ感染した842人のうち、70代以上の感染者は151人。20%近くの感染者が高齢者であることが判明したのです。
この結果を受けて、県の担当者は「重症化リスクが高い高齢者の感染者数の増加は、医療に大きな負荷がかかってしまう。今後もこの傾向が続けば、通常の診療や緊急医療をさらに制限せざるを得ない」と警鐘を鳴らしています。
また、各自治体は小まめな手洗いと手指消毒を呼びかけるとともに、「3つの密」を避けてほしいとしています。
改めて、3つの密を確認してみましょう。「3つの密」とは以下のような場所を指します。
- 換気の悪い「密閉」空間
- 人が大勢集まる「密集」空間
- 人が近距離かつ大声で会話するような「密接」空間
季節性インフルエンザも流行期を迎えているとされています。重症化リスクを抑えるためにも、インフルエンザと新型コロナのそれぞれのワクチン接種を検討してみても良いかもしれませんね。