新たな研究で、アーモンドをよく食べる人はそうでない人に比べて血糖値や体重などが改善され、糖尿病のリスクが下がる可能性が示されました。
この研究は、インドのマドラス糖尿病研究財団やアメリカのパデュー大学などの研究グループによっておこなわれました。
今回の研究では、肥満傾向にある25~65歳のアジア系インド人352人が対象。また、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの家族歴があり、午前中に定期的にスナック菓子を食べている人が対象に選ばれました。
対象者は、12週間毎日アーモンドを摂取するグループと摂取しないグループに分類。それから、体重、血圧、コレステロール、インスリンなどの糖尿病の発症因子になる要素を測定し、評価をおこないました。
研究の結果、アーモンドを12週間毎日食べた人は、糖の代謝を促すインスリンの値やそれを生成する膵臓の状態が改善されたことが判明。また、体重、血糖値、総コレステロール値も改善傾向にあることが明らかになりました。
この結果を受けて、マドラス糖尿病研究財団の糖尿病研究主任であるヴィスワナータン・モハン博士は「アーモンドを摂取したグループでは、体重と血糖値の両方に改善が見られた。このことから、ほかのスナックの替わりにアーモンドを食べるようにすれば、肥満や糖尿病のリスクを抑えられる可能性がある」と分析しました。
このように、さまざまな健康効果が確認されているアーモンド。ただ、食べ過ぎると油分を摂りすぎて肌荒れの原因になることもあります。ほどほどの量をお菓子の代わりに食べると良さそうですね。
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