2023年3月1日、厚生労働省は現在無料となっている新型コロナの検査や診療費を、5類に移行後は患者自身に求める方針であることを明らかにしました。
新型コロナの2類から5類への移行は、2023年5月8日におこなわれる見込みです。
厚生労働省は、新型コロナの感染法上の区分を2類から5類に移行したあとの対応について、議論を進めています。
その中で、現在無料になっている診察費や検査費は患者の自己負担にする方向で検討していることがわかりました。ただ、急激な負担増加による悪影響を考慮して、入院費は当面の間は公費で最大2万円支払う措置を設けるほか、高額な治療薬は無料にする方針です。
また、介護職員など高齢者施設で働く人の検査については、重症化リスクの高い高齢者への感染拡大を防ぐために、無料で受けられる現在の措置を続けるとしています。
政府は、各自治体や医療関係者とも調整をおこない、方針を取りまとめていく予定です。
新型コロナの区分を2類から5類に変更する知らせを受けて、全国労働福祉施設協議会は2023年2月7日に、厚生労働省宛てに意見書を提出。重症化リスクの高い高齢者を守るための施策をおこなってほしいと政府に要求しました。
具体的な意見書の内容は以下のとおりです。
新型コロナの区分が5類になることで、行動制限は撤廃され、感染が再び拡大する可能性があります。高齢者の重症化を防ぐために、介護施設における感染対策への支援は重点的におこなってほしいですね。
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