岡山県が、今後の新型コロナのワクチン接種について発表。5~8月の期間は高齢者や持病のある人など重症化リスクの高い人などを対象に、無料でワクチン接種をおこなうとしました。
国の発表では、2023年度の新型コロナのワクチン接種は、5~8月までの春開始接種と9月からおこなう秋開始接種の2回に分けて実施する方針が示されています。
これを受けて岡山県では、5月8日から65歳以上の高齢者や持病がある人など重症化リスクの高い人、医療・介護従事者を対象にワクチン接種をおこなう考えを明らかにしました。
担当者は「県としても市町村の準備を手伝い、周知もおこなっていきたい」と話しました。
ちなみに、ワクチン接種券については市町村によって対応が異なるため、「各自治体の相談窓口に問い合わせしてほしい」としています。
2023年3月28日、WHOは新型コロナのワクチン接種に関する新たな指針を公表しました。
WHOの諮問委員会であるSAGEは、新型コロナワクチンの対象者を優先度順に3つに分類。最優先グループに該当する高齢者や重い持病のある成人、妊婦、医療従事者は引き続き6ヵ月~12ヵ月の定期的なワクチン接種を推奨する考えを示しました。
一方、2番目のグループに該当する健康な成人や3番目のグループの生後半年~17歳の健康な子どもは、2回目以降の追加接種は費用対効果が比較的低いとして推奨しないとしています。
以上のように、WHOは重症化リスクの高い人や高リスクの人と関わる機会の多い人については、今後も定期的な追加接種を推奨しています。
また、これまでに蓄積されてきた多くの研究から、ワクチンを接種すれば重症化リスクを大きく減らせることが明らかになっています。
重症化を防ぐためにも、最優先グループに該当している人は追加接種を検討してみてはいかがでしょうか。
参考:「SAGE updates COVID-19 vaccination guidance」(WHO)
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