2023年4月19日、新潟県新潟市に住む60代の女性が、役所の職員を名乗る男から現金およそ17万円をだまし取られるという事件が発生しました。
警察は特殊詐欺事件として捜査を進めています。
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警察の調べなどによると、4月19日、女性宅の固定電話に役所の職員を名乗る男から電話があり「あなたは介護保険料を払い過ぎている。払い過ぎている分の約3万円が戻るが、申請期限は今日までなので、すぐに手続きをおこなってほしい」と言われたそうです。
女性はその話を信じてしまい、新潟市内の金融機関に行き、男から携帯電話で指示を受けながらATMを操作。現金およそ17万円を他人名義の口座に振り込んだと言います。
その後も女性は別の振り込みをしようとしましたが、そこで女性の家族から止められたことで事件が発覚しました。
警察は、特殊詐欺事件と見て操作を進めています。
新潟県警の調査によると、2022年度に新潟県で発生した特殊詐欺は194件に上るとのこと。特に、今回の女性が被害に遭ったように「お金が戻ってくる」などと言われ、金銭をだまし取られる「還付金詐欺」が、前年度と比べて53件増と大幅に被害が拡大しているそうです。
新潟県では、こういった詐欺の被害を防ぐために、県内すべての金融機関で引き出し理由などを尋ねる「水際シャットアウト作戦」を実施していると言います。
また、これまでゆるキャラを含む8人を「防犯機能付き電話を買おうぜ大使」に任命。ラジオやイベントなどで、相手の声の録音機能などがついた防犯機能付き電話の購入の呼びかけや、詐欺に関する注意喚起をおこなっています。
警察によると、詐欺の犯人はほとんど「固定電話」に「非通知」で電話をかけてくるそうです。そのため、非通知の電話は拒否したり留守番電話に設定したりすれば、詐欺の被害を防げる可能性は大幅に高まるでしょう。
参考:「特殊詐欺撲滅対策ページ」(新潟県警察)
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