健康維持アプリの開発・運営などをおこなっている株式会社べスプラは、高性能AI「ChatGPT」を活用した情報サービス「なんでも相談」を、2023年7月からリリースすることを明らかにしました。
「なんでも相談」は、べスプラが運営しているスマートフォンアプリ「脳にいいアプリ」の中で使用可能になる機能。これを使えば、高齢者の疑問をいつでもAIに相談できるようになると言います。
べスプラがこのアプリを開発した背景には、現代の情報格差があると言います。
高齢者の中には、スマートフォンやパソコンなどのデジタルテクノロジーの扱いが難しいと感じている人も少なくありません。しかし、そういったデジタルテクノロジーをうまく扱えないと、手に入る情報の量が限られてしまうのです。
また、デジタルテクノロジーを使えたとしても、情報の選別も適切にできなければ詐欺などに遭うリスクもあります。
そこで、べスプラはすでに自社がリリースしている健康アプリ「脳にいいアプリ」に「なんでも相談」機能を搭載。高齢者がいつでも疑問をAIに相談できる環境をつくることで、情報格差をなくしていく狙いがあります。
そもそも、「脳にいいアプリ」とはどんなものなのでしょうか?
「脳にいいアプリ」とは、運動や食事、脳のトレーニングといった活動を管理できるスマートフォンアプリのこと。運動や食事などの生活習慣の改善と脳のトレーニングを組み合わせることで、認知機能の維持と向上が期待できると言います。
今回、リリースが決定した「なんでも相談」機能は「脳にいいアプリ」の中に搭載。さまざまな質問に対して高度な回答ができる高性能AI「ChatGPT」を活用し、高齢者の疑問や困りごとを解決するとしています。
また、高齢者からの相談や回答は、運営者が機械的な監視を実施。これにより、個人情報の秘匿性を担保しつつ情報提供が可能になったと言います。
「なんでも相談」機能を使えば、質問を打ち込むだけでAIが回答してくれるので、情報をこちらで選別する必要がありません。そのため、詐欺などに遭うリスクを背負うことなく、必要な情報を手に入れられるようになりそうですね。
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