さまざまな介護器具の開発などを手がける日本ケアリフト株式会社が、移動アシスト付きの床走行型リフト「SOEL MX-Air」を2023年5月に発売することを明らかにしました。
介護者が移動させたい方向にリフト本体を動かすアシスト機能が備わっているため、力をほとんど使わずに介助可能だとしています。
開発担当者によると、これまで使用されてきた従来型の床走行型リフトは、高齢者などの要介護者をリフトで吊り上げた状態での移動に力やコツが必要で、介護者への負担が大きかったそうです。そのため、介護現場であまり活用されていない実情がありました。
日本ケアリフトは、このような課題を解決すべく新しい床走行型リフトの開発に着手。その結果誕生したのが、「SOEL MX-Air」の前身となる「SOEL MX」です。
「SOEL MX」は、従来のリフトよりも軽い力で移動できるようになったと言います。しかしながら、移動にコツが必要だったり、使用する場所の床材によっては走行が難しいといった課題が残されていました。
前身の「SOEL MX」に大きな改良点を加えて開発されたのが、今回の「SOEL MX-Air」です。床走行型リフトにロボット機能を搭載したことで、より安全かつ負担なく介助できるようになったと言います。「SOEL MX-Air」で新たに備わった機能は以下のとおりです。
現在、まだまだ多くの介護施設では、車椅子への移乗などは人力でおこなっています。しかし、無理な体勢のまま介助して腰を痛める介護士や、身体に大きな力がかかって怪我をした利用者も少なくありません。
「SOEL MX-Air」がこれから普及していけば、より安全な介助が実現できそうですね。
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