警察の調査で、山形県内で発生した交通事故で亡くなった高齢者は、2021年までの過去5年間で109人に上ることが判明。今年の7月以降、高齢者が関係する事故が多発していることを受けて、警察は注意を呼びかけています。
警察の調査によると、山形県内で起きた交通事故によって亡くなった高齢者は、2016~2021年の5年間で109人におよぶことが明らかになりました。
警察は、交通事故で亡くなった高齢者それぞれが死亡した理由を分析。すると、車を運転や同乗中に亡くなった人が45人で最多。それから、歩行中に亡くなった人が44人、自転車を運転していた人が14人と続きました。
また、高齢ドライバーの事故が起きた原因を分析すると、信号の見落としや左右の安全確認ができていないなどの「安全の不確認」が29%で最も多く、次に多かったのが居眠りや考えごとなどで注意散漫になってしまう「ぼんやり運転」で、その割合は27%でした。
山形県では7月に入ってから高齢者が関係する交通事故が相次いでいることを受けて、山形県警は「道路を横断しているときに、車の走行に気づかない高齢者も多いため、ドライバーは周りをよく確認しながら運転してほしい」と注意を促しています。
警察庁の調査によると、2019年における高齢ドライバーによる死亡事故件数を10万人当たりでみると、75歳以上のドライバーによる死亡事故が、75歳未満のドライバーに比べて約2.2倍多く発生していたことが判明。このことから、高齢ドライバーの方がより重大な事故を起こしやすい傾向にあることがわかります。
では、どうすれば高齢ドライバーによる事故を防げるのでしょうか?
東京海上日動によると、以下のような対策が有効だとしています。
最近では、ぶつかりそうになったら自動でブレーキが作動するなどの安全運転機能がついたサポートカーも発売されています。高齢になっても生活をするのに車の運転が欠かせない方は、購入を検討してみても良いかもしれませんね。
参考:「高齢ドライバーによる重大事故を防ぐには」(東京海上日動)
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