福岡県にある筑後市立図書館で、認知症の人とその家族らが交流する「認知症カフェ」が開かれています。開催されるのは2ヵ月に1回(偶数月の水曜日)で、市外から訪れる人もいるそうです。
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そもそも認知症カフェとはどのような場所なのでしょうか?
認知症カフェとは、認知症の人とその家族を中心に、認知症について学んだり認知症にまつわる悩みを相談したりする場のことを指します。レクリエーションや歌などが目的ではなく、カフェのようにコーヒーを飲んだり話し合ったりして気楽に過ごせるのが大きな特徴です。
また、認知症カフェは認知症の人だけでなく、その家族や地域住民など、老若男女問わず訪れられます。
現在、認知症カフェは全国6000ヵ所近くあり、さらに拡大を続けています。
筑後市立図書館が認知症カフェを始めたのは、2018年6月。認知症や介護の相談窓口である地域包括支援センターと共同で開催したといいます。
認知症カフェの参加には、事前予約が不要で名前や住所を伝える必要もありません。訪れた人は名札に、自分が呼ばれたい名前を書くだけで参加できるのです。
認知症カフェの関係者は「図書館という身近な施設で、気軽に参加できるスタイルが喜ばれている。また、認知症への理解を広める情報発信拠点にもなっている」と話しています。
自分に近しい人が認知症を患ったことが発覚したとき、パニックになってしまう人も少なくありません。無理に自分ひとりだけで介護しようとすると共倒れのリスクもあります。認知症カフェは全国各地で開かれているため、認知症になった高齢者が身近にいる人は、近くの認知症カフェに足を運んでみて、情報を入手すると良さそうですね。
参考:「私たちの認知症カフェ」(厚生労働省)
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