介護用品の開発やサービス提供を手がける株式会社abaは、ベッドに敷くだけで排泄を感知するセンサー「Helppad」の後継機「Helppad2」の販売を10月30日から開始しました。
「Helppad2」は第一世代が発売されてから数年にわたっておこなわれてきた、ユーザーからのフィードバックを基に改良したものになっているといいます。
2023年10月30日、株式会社abaはおむつを開けずに、利用者の排泄状況がわかるセンサー「Helppad」の次世代機「Helppad2」をリリースしました。
「Helppad2は、『おむつを開けずに中の様子が見たい』という介護士の声を反映した製品だ」と語るのはabaのCEOを務める宇井吉美さん。ベッドに敷くだけで、利用者の排泄状況がわかるようになっているといいます。
Helppad2はシーツのようにベッドに敷くタイプのセンサー。その上で利用者が排泄すると、センサーがにおいを検知して介護士に通知するシステムになっています。おむつを開けずに排泄状況がわかるため、介護士の負担が軽減されるといいます。
また、abaは食品や消臭剤などの「排泄物以外のにおい」と「排泄物のにおい」の区別をさせるため、排泄時のセンサーの反応データを大量に取得。排泄時のみセンサーが反応するように、アルゴリズムを調整し続けたそうです。
さらに、汚れることも想定していて、速乾性のあるカバーは洗濯可能。パッドとセンサーベルトには防水加工が施されているため、排泄物で汚れてしまっても、アルコールなどを湿らせた布などで拭き取れるといいます。
排泄介助は介護者のみならず、介護される側にも心身ともに多大な負担がかかります。実際、排泄介助をされるのが嫌で、排泄しても介護士に伝えないという人も少なくありません。今回紹介した「Helppad2」ならおむつを開けずに排泄状況が確認できるため、利用者の心身への負担も減らしていけるかもしれませんね。
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