新たな研究で、トマトを一日1個食べると高血圧のリスクが低下することがわかりました。
この研究は、50~80歳の7056人を対象に3年間にわたっておこなわれ、トマトの摂取と血圧の関係を分析しました。
今回の研究では、1日に摂取するトマトの量を、44g以下、44~82g、82~110g、110g以上、の4グループに分けて調査を実施。すると、1日にトマトを110g以上摂取したグループは、トマトの摂取が最も少なかったグループに比べて、高血圧のリスクが36%も低いことがわかったのです。
トマトの摂取方法は、生で食べるだけでなく、トマトソースやスープなどトマトを使用した料理も含まれます。トマトの摂取量が最も多いグループでの基準になっている110gはトマト1個分に相当する量です。
研究チームは「高血圧患者の場合、薬を飲む前の食事管理がポイント」としたうえで「トマトの摂取が必須要素になり得る」と結論を出しています。
別の研究では、トマトをよく食べる人は脳卒中のリスクが低いという結果も。トマトにはさまざまな健康効果があることが知られているのです。
トマトの約1個分に含まれている栄養素は主に以下です。
トマトには、一般的な野菜に多く含まれているビタミンA・ビタミンCが豊富で、ビタミンEも含まれています。また、腸の働きを良くする食物繊維や血管壁の緊張を和らげるカリウムなど、さまざまな栄養素がバランス良く含まれています。
トマトの栄養素は加熱しても摂取できるので、トマトソースやスープにすると毎日食べやすいですね。海外では「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われているほど栄養価の高いトマト。毎日の食卓に積極的に取り入れていくのがおすすめです。
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