あらたな研究で、毎日の睡眠時間が7時間未満の状態が長期的に続くと、血圧が上昇し高血圧を発症するリスクが高くなることがわかりました。この研究結果は、2000年1月から2023年5月までの間に実施された16件の研究の解析により明らかになりました。
米国心臓病学会の発表によると、睡眠時間が7時間未満の日が長期的に続くと、高血圧を発症するリスクが高くなることがわかりました。この結果は、2000年1月から2023年5月までの間に実施された16件の研究の研究結果を集めて再解析したことで判明したそうです。
今回の研究で、一晩の睡眠時間が7時間未満の人はそうでない人に比べて高血圧を発症するリスクが7%高く、さらに、睡眠時間が5時間未満の人は高血圧を発症するリスクが11%に急増することが判明。また、睡眠時間が7時間未満の女性は睡眠時間が7時間未満の男性に比べて、高血圧を発症するリスクが7%高いそうです。
米国心臓病学会は、「7〜8時間の睡眠をとることが心臓にとっても最善かもしれません」と語っています。
年齢を重ねていくうちに睡眠は変化していきます。健康な高齢者でも睡眠が浅くなり、夜中に目が冷めてしまうこともあります。認知症の人はさらに睡眠が浅く、中でも重度の認知症の人は1時間程度の睡眠もできなくなるといわれています。
厚生労働省は、認知症の人が睡眠を保つためにおすすめのポイントをホームページで公開しています。睡眠を保つおすすめポイントは以下です。
生活において睡眠は重要な問題ですね。日中に身体を動かしたり、規則正しい生活を送るなどして、睡眠とうまく付き合っていけると良いですね。
参考:「高齢者の睡眠」(厚生労働省)
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