兵庫県芦屋市で、介護を受けている高齢者がモデルを務めるファッションショーが開催されました。
ファッションショーは、同市の一般社団法人「カワイク介護」が高齢者や障害を持つ人におしゃれを楽しんでもらおうと開催。カワイク介護はデザイン性の高い福祉用品の開発に取り組んでいる法人だそうです。
2024年5月5日、兵庫県芦屋市内でファッションショーがおこなわれました。華やかな衣装を身にまといランウェイを歩くモデルの役を努めたのは、日常的に介護を受けている高齢者です。今回おこなわれたファッションショーには「高齢者や障害を持つ人におしゃれを楽しんでもらう」というねらいがあるそうです。
ファッションショーのモデルの中には100歳の高齢女性も参加。女性は「みなさんに見られると何十歳も若返ったような気持ちになり、とても気持ちがよかった」と感想を話していました。
株式会社ハルメクホールディングスが40~89歳の女性1000人を対象におこなった調査では、「おしゃれに意欲がある」女性は全体の半数の49.8%でした。年代別に見ると、「おしゃれに意欲がある」と回答した人の割合が最も多かったのは70代で60.5%、次が80代で54.5%と続き、40代など若い世代よりも、70代80代の方がおしゃれに意欲があるのがわかりました。
また、「おしゃれをするうえで大切にしていることは何か」という質問に対して、70代80代共に、「清潔に見えること」「きちんとして見えること」「似合っていること」と続きました。自分のためだけにおしゃれをするのではなく、周りの人からの印象を良く持ちたいと考えていることがわかります。
年齢を重ねるとついつい「動きやすい」「着替えやすい」服を手に取りがち。日常生活を送ったり、介護をする・される場合にも「動きやすい」「着替えやすい」服は重要なので、まずは好きな色や好きな柄でおしゃれを楽しむのが良いですね。
参考:「40~80代女性のファッション・美容に対する意識実態調査」(株式会社ハルメクホールディングス)
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