今月16日、厚生労働省は「濃厚接触者となった介護職員を条件付きで待機期間なしで勤務することを認める」と都道府県に通知を出しました。
その条件とは勤務前の検査で陰性であることなど。その他、ワクチンの2回目もしくは3回目が接種済みであることなども定められています。
今月16日に厚生省は、濃厚接触者の介護職員に待機期間なしで勤務することを条件付きで認めると通知を出しました。
条件とは以下の内容です。
加えて、特に重症化リスクが高い入所者のケアに関しては格段の注意をすること、濃厚接触者の職員が感染源にならないように業務内容を見直すなどの対応をすること、入居者や他の介護職員への感染拡大が起きていないかを確認することなどが注意点として挙げられています。
また、業務前の検査は陽性者との接触日から5日目まで。念のため7日目までは検温などの健康観察をおこなうことなども指示しています。
条件付きですが、濃厚接触者となった介護職員の待機期間がなくなることで、現場の人手不足は多少は緩和されるかもしれませんね。
ただ、当然ながら濃厚接触者の職員から感染拡大してしまうリスクがあるため、現場での感染対策にさらに神経を使うようになる可能性もあります。
また、感染拡大が起きてしまったときに、その職員の責任にならないようなフォローを施設でおこなう必要もありそうです。
もちろん、人手不足の緩和に効果のある対応ではありますが、それによって別の負担が発生する可能性も。人員の確保と感染拡大のどちらを取るかの見極めが必要かもしれません。
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