介護現場の人手不足は、ケアができないだけでなく、人材育成をする人手も足りないという状況も引き起こしています。
そこで、「一般社団法人 全国介護技術機構」が介護技術を360度さまざまな視点から学べる「介護技術360°」というコンテンツの提供を開始しました。
これは、動画を見ている人が自分の見たい角度で自由に学習ができる教材。従来の動画教材では伝わりにくかった部分も、角度を変えられることでわかりやすくなっているそうです。
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全国介護技術機構は、さまざまな角度から視聴できる介護技術の動画教材「介護技術360°」の提供を開始しました。
この教材には、「自由視点介護技術動画」「多視点介護技術動画」の2つの種類があります。
「自由視点介護技術動画」は、360度すべての方向から撮影することで実現した教材。視聴者が任意のタイミングで研修動画の角度を変えられます。
また「多視点介護技術動画」では、上下も含めた複数の視点から動画を視聴可能。視聴中にアングルを切り替えることで、視聴者の見たい角度から状況を確認できます。
このように、多角的に視聴できる動画を作ったのには、介護技術の伝達の難しさがあったそう。一般的な動画教材は1つの方向からの動画のみのため、死角になっている部分がわかりにくいことがありました。
そこで、1つの動画を同時に多数のカメラを設置して撮影することで、死角のない教材を実現。また、視聴者は自由に視点を変えられるうえに、巻き戻しも可能なのでくり返し閲覧ができます。
介護職の数を増やすことは急務ですが、その育成をする人手も十分でない介護現場。しかし、利用者の安全に関わる点なので、事前に介護技術をしっかり身につける必要があるのも事実です。
そこで、今回の動画のようなわかりやすい教材があると研修業務の軽減にもなりますし、くり返し視聴することでスキルアップにもなるでしょう。
今後は、外国人人材向けのコンテンツも追加する予定なので、外国人人材の受け入れの際の研修教材にも活用できそうですね。
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