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#認知症

#地域の取り組み #認知症 #認知症予防

オレンジリングは高齢者の味方の印!だれでもなれる「認知症サポーター」とは?

高齢化社会の進展にともない、認知症の人の数も年々増加の一途をたどっています。そんな現代だからこそ必要なのが、地域社会全体で認知症の人を支える仕組みです。 そこで、厚生労働省は2005年から「認知症サポーター」という取り組みを導入。認知症サポーターは認知症に関する講座を受講した証として、手首にオレンジ色のリングを身に着けています。 だれでもなれる地域の味方「認知症サポーター」とは? 認知症サポーターとは、認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族を見守り、できる範囲で支援してくれる人のこと。認知症サポーターになるには、特別な資格は必要ありません。自治体などが開催している90分ほどの講座を受講すればだれでもなれます。 講座では、認知症の症状から認知症当事者の気持ち、認知症の人との接し方の基本まで幅広く学べるそうです。 2005年から始まった認知症サポーター講座の受講者数は年々増え続け、2025年6月時点で全国に1635万人を超える心強いサポーターが誕生しています。 今日からできる、認知症の人との接し方 認知症サポーターの役割は、認知症の人が道に迷ったり買い物で困ったりしていたときにさりげなく手助けすること。認知症サポーター講座で講師を務めた岡本圭左氏は、認知症の人との接し方について、次のように話しています。 「まずは見守ってあげることが大切。声をかけるのも無理のない範囲で構わない。気になった情報を地域包括支援センターに伝えるだけでも良い」 「認知症はゆるやかに進む病気だ。急に何もできなくなるわけではない。余裕を持って、自然な笑顔で、独立した個人として見てあげてほしい」 また、この草の根の活動をより具体的な支援につなげる動きも始まっています。たとえば、神戸市社会福祉協議会は受講者に「高齢者安心登録事業」のメール登録を呼びかけ、認知症の人が行方不明になった際、捜査協力者として情報提供を依頼するネットワークを構築しています。 認知症サポーター制度がさらに広まっていき、高齢者が認知症になっても地域の中で安心して暮らしていける社会がつくれると良いですね。

2025/08/07

#最新研究 #認知症 #調査結果

夜間照明を浴び続けていると認知症のリスクに。イタリアの最新研究で判明

日の出とともに目を覚まし、日の入りとともに眠るようなライフスタイルを送っている人は少ないでしょう。むしろ、夜間も照明を使いながら、就寝時以外は日中と同じように過ごしている人の方が多いのではないでしょうか。 しかし、新たな研究で、夜間に照明などの人工的な光を浴び続けることで認知症のリスクが上昇する可能性が示されたのです。 今回の研究は、イタリアのモデナ病院の研究グループによっておこなわれ、その研究結果は「International Journal of Health Geographics」という学術誌に掲載されています。 一定以上の明るさの夜間照明が認知症のリスクに 今回、研究グループは、2008~2014年の間にイタリア北部のモデナ病院を受診した、軽度認知障害の患者53人を対象に調査を実施。軽度認知障害では、新しい情報を覚えにくい、会話中に言葉が出てこないといった、年齢相応のもの忘れよりも大きな記憶力・判断力の低下が見られ、認知症の超初期段階に位置づけられています。 研究グループは、2021年までに軽度認知障害から認知症に移行したかどうかを追跡して調査。まず、衛星データを活用して、居住地で夜間の人工光にどれくらいさらされていたかを調べました。それから、夜間の人工光への曝露と脳脊髄液に含まれるバイオメーカー(生物学的指標)との関連性を分析しました。 その結果、対象者53人のうち、34人が認知症になっていたことが判明。そのうちの26人はアルツハイマー型の認知症にかかったといいます。さらに、ある一定以上の明るさの夜間照明に長期間さらされている人ほど、軽度認知障害から認知症へ移行するリスクが高いことも明らかになりました。 研究グループはこの結果に対し、「サンプル数が限られているため、研究結果の解釈には注意を要する。今後はより大規模な調査で確認する必要がある」としています。 睡眠の質の低下が認知症を誘発する 自治医科大学の藤村昭夫氏はそのメカニズムについて、『現代ビジネス』にて、すべては明らかになっていないとしながらも次のように述べています。 『夜間照明に曝露されると睡眠が障害されますが、睡眠障害が長く続くと脳の神経細胞に炎症が起こり、アミロイドβ・タンパクやタウ・タンパクの排泄が遅れて、脳内に蓄積します。その結果、脳細胞が障害されて認知機能が低下するわけです』 とはいえ、現代の様式で生活していれば、夜間照明をまったく使わずに暮らすのは難しいのも事実。せめて少しでも夜間照明にさらされる時間を減らすために、就寝時間を早めてみると良いかもしれませんね。 参考 International Journal of Health Geographics-Light at night exposure and risk of dementia conversion from mild cognitive impairment in a Northern Italy population

2025/07/29

#成年後見制度 #新制度 #認知症

「家族サポート証券口座」制度がスタート。認知症患者の家族による資産運用が可能に

日本証券業協会は、新たに「家族サポート証券口座」という制度をつくりました。この制度ができたことで、認知症などが理由で資産運用が難しくなった場合、事前に契約を結んだ家族が代わりに株式や投資信託の売買ができるようになります。 日本証券業協会は「本人の意思を尊重しながら、継続して金融サービスを受けられる仕組みを目指したい」としています。 認知症患者の資産管理の現状 高齢化社会が進展する中、直面しうる課題となっているのが「認知症患者の資産管理」です。現状では、認知症と診断されると、詐欺被害などを防ぎ、本人の財産を保護する目的で口座を凍結する対応を取るのが原則となっています。 これまで本人が運用していた資産を家族が介護費や医療費にあてようとしても、凍結した口座を動かすことはできません。 この問題を解決する既存の制度としては、本人の財産管理や介護サービスの利用契約などを代行する人を選任する「成年後見制度」があります。しかし、裁判所への申し立てなど手続きの準備に時間がかかるため、急な出費に対応しにくいという課題がありました。 新たな制度で家族による資産運用が可能に 認知症患者の家族が、医療費や介護費などの急な出費にも対応できるようにするため、日本証券業協会が新たに「家族サポート証券口座」という制度をつくりました。 具体的な仕組みは以下のとおりです。まず、配偶者か成人の子か孫のうち1人を代理人に指定します。次に、公正役場にて、委任契約を盛り込んだ公正証書を作成。本人の認知能力が低下した際に、代理人がどのような取り引きをおこなえるのか、資産をどのように管理・運用してほしいかといった、本人の具体的な意思をあらかじめ定めておきます。 以上のような仕組みをつくることで、本人の意思能力がはっきりしているうちに、将来に備えて資産管理を家族に託す準備ができるようになるのです。 家族サポート証券口座制度は、医師による認知症の診断がなくても、本人の認知能力の低下が疑われる場合は代理人が資産運用を代行することが可能。今年の夏から一部の証券会社で導入が始まる予定だそうです。 より早くから資産運用を代行できるようになれば、家族の介護費や医療費による負担も軽減できるようになりそうです。今後の動向にも注目していきたいですね。

2025/07/25

#最新研究 #認知症 #認知症治療

認知症治療薬「レカネマブ」年間300万円は高すぎる?厚労省が薬価の引き下げを示唆

厚生労働省の中央社会保険医療協議会は、2025年7月9日に会合を実施。最近承認された認知症治療薬「レカネマブ(商品名:レケンビ)」について「費用対効果が悪い」とする評価結果を示し、現行よりも薬価を引き下げる見通しを示しました。 これに対し、製薬大手のエーザイは「レカネマブ投与の長期有用性が過小に評価されていることに懸念がある。引き続き、本剤の価値に対する適正な評価を求めていきたい」としています。 認知症治療薬「レカネマブ」とは そもそも、認知症治療薬の「レカネマブ」とはいったいどのような薬剤なのでしょうか? レカネマブは、脳内にあるアルツハイマー病の原因物質「アミロイドベータ」を減らし、アルツハイマー型認知症の進行を遅らせる効果があるとされています。 実際に、薬の有効性を実証するための「臨床第3相試験」において、1795人を対象に2週間に1度、18か月間にわたってレカネマブを投与したところ、脳内に溜まっていたアミロイドベータが顕著に減少し、記憶力や判断力などの能力の悪化が27%抑制されたことが明らかになっています。 研究者によると、これは症状の進行をおよそ7.5か月遅らせる効果に相当するといいます。 レカネマブに年間300万円の価値はあるか? 2025年7月9日、厚生労働省の中央社会保険医療協議会は、「レカネマブの費用対効果が悪い」とする評価結果を発表。現行では1人あたり約300万円にもなる薬価を、最大15%程度引き下げる見通しを示しました。 今回、厚生労働省とエーザイはそれぞれ異なる方法でレカネマブの効果を評価。それらの結果を公表しました。 エーザイの担当者は、厚生労働省側の分析手法に対し、レカネマブの有用性を正確に評価しきれていないと懸念を表明しています。 たとえば、エーザイ側は長期にわたり病期が進行するという性質を踏まえて、より長期的な治療を視野に入れたモデルを活用。一方で、厚生労働省側はレカネマブの投与期間を18か月に限定したモデルを使用しているため、レカネマブの特徴である長期有用性が正しく反映されていないとしています。 さらに、エーザイ側は介護者が認知症当事者とともに過ごせる時間も介護者の価値(介護者のQOL)として評価。一方、厚生労働省側の分析では、介護者における介護負担のみに着目していて、介護者本人のQOLが過小な評価になっているとエーザイ側は反発しています。 とはいえ、どんなに効果が高い薬剤であっても、あまりに高価ではごく少数の人しか使用できないのもまた事実です。約7か月の症状進行抑制に300万円。これが「高い」と感じる人は決して少なくないのではないでしょうか。 参考 国立長寿医療研究センター「アルツハイマー病の新しい治療薬(前編)レカネマブについてて」 エーザイ「厚生労働省の中央社会保険医療協議会による「レケンビ®」の費用対効果評価について」

2025/07/14

#最新研究 #認知症 #認知症予防

ビタミンDが認知機能低下を防止!?韓国の最新研究で判明

ビタミンDはサケやイワシなどの魚類に多く含まれているほか、人間が日光を浴びることでも体内で生成できることで知られています。また、カルシウムの吸収を促し、骨に運ぶはたらきがあるため骨や歯を丈夫にするとされています。 今回、韓国の研究グループは、骨の生育に欠かせないビタミンDが脳の健康にも重要な役割を持っていることを発表。ビタミンDが不足すると、認知機能が低下しやすくなる可能性があることを示しました。 今回の研究は、盆唐ソウル大学病院のグループによっておこなわれ、その研究結果は「Clinical Nutrition」という栄養学の学術誌に掲載されています 1000人以上の高齢者を対象に10年間の調査を実施 盆唐ソウル大学病院精神健康医学科の研究グループは、正常な認知機能を持つ高齢者1547人を対象に、10年間の追跡調査を実施。定期的に血中のビタミンD濃度を測定し、世界的に認められた認知機能検査(MMSE)をおこないました。 またこの過程で、「APOEε4」と呼ばれる、認知症の前段階であるアルツハイマー病に関連する遺伝子型の有無と性別なども合わせて考慮しました。 ビタミンD摂取が認知機能低下につながる人も 研究グループが調査の結果を分析したところ、APOEε4遺伝子型を持たない女性は、ビタミンDが不足すると認知機能低下がより速く進行したことが明らかになりました。具体的には、年平均で0.14点ずつ多く、検査のスコアが減少したのです。 一方で、男性およびAPOEε4遺伝子型を持つ女性においては、ビタミンDの数値と認知機能低下のスピードに関連はみられませんでした。 APOEε4遺伝子型はアルツハイマー病の危険因子として知られています。この遺伝子型を持つ人はもともと認知症のリスクが高いため、ビタミンD不足が認知機能に与える影響が相対的に小さかった、あるいは見えにくかったと推察できます。 反対に、APOEε4遺伝子型を持たない女性にとっては、ビタミンDが認知機能の低下を防止する重要な要素になりうると言えるでしょう。 今回の研究を主導したキム・ギウン氏は「ビタミンD不足が認知機能低下に影響を与えるかどうかは人による。そのため、すべての人が無条件にビタミンDのサプリメントを摂取すべきというわけではないことに注意が必要だ」としながらも、「APOEε4遺伝子型を持たない女性においては、ビタミンDの適切な摂取状況を維持することで、認知症予防に寄与する可能性がある」と語りました。 ビタミンDは人間が日光から吸収できる重要な栄養素。天気が良い日は積極的に外に出て、あたたかな日差しを浴びながら街を散策してみると良いかもしれませんね。

2025/07/11

#最新研究 #認知症 #認知症予防

日本初!スマホ認知症外来が葛飾区のクリニックにオープン!情報あふれる現代ならではの病に迫る

2025年6月14日、スマホ認知症の治療に特化した外来が全国で初めて開設されました。 「スマホ認知症」とは、スマホの過度の使用によって脳が疲労し、一時的に記憶力が低下したり注意力が散漫になったりする状態のことを指します。 今回、スマホ認知症外来を開設したのは、東京葛飾区にある金町駅前脳神経内科。院長の内野勝行医師は、「『人の名前ややるべきことを忘れる』などの記憶障害に悩んだ末、受診される方が多い。若い方が認知症外来に行くのはハードルが高く、より気軽に相談できる場を提供したいと思い、今回スマホ認知症外来を開設した」と話しているといいます。 なぜスマホ認知症になってしまうのか? YoutubeやTikTok、Instagramなど、スマホで漫然と「情報のシャワー」を浴び続けている人は少なくありません。しかし、内野医師はその習慣こそが「スマホ認知症」につながると警鐘を鳴らしています。 「スマホをだらだらと見続けていると、脳は情報過多になってしまう。記憶を整理するためにはぼーっとする時間が大切だが、(情報のシャワーを浴び続けていると)その時間を設けられない。すると、脳内の情報がゴミ屋敷のように雑多になって、名前が出てこなかったり約束を忘れたりすることにつながる」。 内野医師によると、漫然と1時間以上スマホを見ている習慣があれば、誰でもスマホ認知症になるリスクがあるそうです。 一方、主体的に集めた情報なら脳内で処理できるため、仕事など目的を持ってスマホを活用する分には問題ないといいます。 スマホ認知症の症状を改善するために大切なこと スマホ認知症による記憶力や注意力、言語能力の低下はあくまでも一時的な症状です。しかし、この段階で習慣を改善しなければ、アルツハイマー病などの真性の認知症につながるリスクがあると内野医師は言います。 「物忘れの段階から生活習慣を改善しなければ、そのうち自律神経失調症からうつ病になり、その後真性の認知症につながる可能性もあります」。 アルツハイマー病などの真性の認知症は進行性の疾患であり、根本的な治療法は今もなお見つかっていません。そのため、治療可能なスマホ認知症の段階で手を打つ必要があります。 では、スマホ認知症の症状を改善するにはどうしたら良いのでしょうか? 内野医師によると、スマホを手放す時間をつくり、漫然と見るのは1日1時間以内にすることが重要とのこと。「スマホを自分のそばに置いておくと、つい見たくなってしまう。寝室にスマホを持ち込まないために、スマホのアラームではなく目覚まし時計で起きるようにするなど、スマホと距離を置く習慣をつくることが大切だ」。 また、自然を感じられる場所に身を置くのもスマホから離れるための方法のひとつ。あたたかな太陽の光を浴びれば「幸せホルモン」であるセロトニンも分泌されて、精神の安定にもつながりますよ。

2025/07/07

#最新研究 #認知症 #認知症予防

中高年の心の不調がアルツハイマー病の原因に?特定のたんぱく質が脳内で蓄積か

新たな研究で、うつ病などの気分障害を患っている中高齢の患者は、そうでない人に比べてアルツハイマー病の患者にみられる特定のたんぱく質が脳内に蓄積している傾向にあることがわかりました。 今回の研究は量子科学技術研究開発機構などの日本の研究グループによっておこなわれ、その研究結果は「Alzheimer’s & Dementia」という学術誌に掲載されています。 アルツハイマー病とは?そのメカニズムとは? そもそも、今回のテーマであるアルツハイマー病とはどのような疾患なのでしょうか? アルツハイマー病は、「アミロイドベータ」や「タウたんぱく」という特定のたんぱく質の異常が原因で起こると考えられています。 このふたつのたんぱく質はともにもともと脳内にある物質ですが、アルツハイマー病患者においては、健常者に比べて異常に多く脳内に蓄積しているといいます。 また、アルツハイマー病のメカニズムは以下のとおりだと考えています。 まず、アミロイドベータが症状が起こる数年前から脳内に蓄積しはじめ、それが一定量を超えると神経細胞内のタウたんぱくが「リン酸」と呼ばれる物質と結合。そうしてできた「リン酸化タウ」がねじれた繊維状の塊となる「神経原線維変化」が起きて神経細胞の機能が障害された結果、やがて脳が萎縮していきます。 この状態こそが「アルツハイマー病」であり、アルツハイマー病が原因で引き起こされる認知症が「アルツハイマー型認知症」です。 心の不調が異常たんぱく質の蓄積に関係か 今回、研究グループはうつ病などの気分障害を患っている中高齢患者52人と、年齢・性別を一致させた47人の健常者を対象に調査を実施。脳内のタウたんぱくとアミロイドベータの活動状況を画像で調べる陽電子放出断層撮影(PET)をおこないました。 その結果を解析したところ、うつ病などの気分障害を患っている中高齢患者は、健常者に比べてタウたんぱくやアミロイドベータの陽性率が高いことが明らかになりました。つまり、タウたんぱくやアミロイドベータの蓄積で起こるアルツハイマー病になるリスクが健常者よりも高いことが判明したといえます。 古来から「病は気から」と言いまして、ストレスは万病のもと。ぱっと気持ちが明るくなる趣味などを見つけ、日々をポジティブに過ごすことが大切なのかもしれませんね。

2025/07/04

#AI #最新研究 #認知症

画像を見るだけで認知症を発見!?認知症の人特有の視線パターンで検知

筑波大学は、視線のパターンの変化によって認知症を検出・認識できるツールを開発したことを発表しました。今回開発した認知症を検出・認識できるツールでは、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の2つの認知症を検知できるそうです。 認知症特有の視線パターンをAIが学習 筑波大学は、アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症のどちらかの症状がある人と、そうでない人の、200枚の日常生活の写真を用いて視線のパターンを計測し、違いを解析。その結果、アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症のどちらかの症状がある人にしか見られない視線のパターンを発見しました。 筑波大学は今回の研究を踏まえて、研究で発見した認知症患者に見られる視線のパターンをAIに学習させ、アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症を高精度に検出・識別できるツールを開発したそうです。開発した認知症を検出・識別できるツールは、自由に画像を見るだけで認知症がわかるので、とても気軽に検査ができ、認知症の早期発見につながります。 また、重度の認知症の人や言語が違う人も利用できるので、認知症の検査の幅が広がる可能性が考えられます。 認知症は早期発見が大切 現在、一般的におこなわれている認知症の検査は主に以下です。 医師との面談 身体検査:血圧検査、血液検査、レントゲン、など 神経心理学検査:紙に絵を描く、口頭での質問、など 脳画像検査:CT、MRI、など 認知症は早期発見することが大切です。認知症の症状が早期の段階で発見できれば、治療やリハビリなどで認知症の進行を遅らせたり、改善することができるからです。しかし、認知症の検査に行くのを嫌がる人は少なくありません。家族や周囲の人が「認知症かも」と思い、検査に行くことを持ちかけても、本人には自覚がなかったり、強い不安感などから認知症の検査に強い抵抗を示すこともあります。 本人が認知症の検査を拒否している場合には、無理に連れて行かず、自宅へ訪問してくれる地域の専門家へ頼ったり、かかりつけの医師の協力を借りて本人の健康上の相談を行くついでに認知症の検査を持ちかけるのが良いでしょう。 昨今では認知症の検査もさまざまな方法があります。簡単にできるセルフチェックから始めるのも良いかもしれませんね。 参考:「視線パターンからAIで認知症の原因疾患を識別する診断支援ツールを開発」(筑波大学)

2024/05/17

#健康管理 #最新研究 #認知症

歯がないと認知症になりやすい!?たばこを吸うと歯を失い認知症に

東北大学大学院歯学研究科の研究で、たばこを吸う人は歯を失いやすく、また歯を失った場合には、たばこを吸わない歯の健康な人に比べて、認知症のリスクが高いことがわかりました。 この研究は65歳以上の高齢者3万2986人を対象に、2010~2019年の9年間に渡っておこなわれました。 喫煙者は歯を失い、認知症になるリスクが高い 東北大学大学院歯学研究科の研究グループは、まず、65歳以上の高齢者3万2986人に2010年時点と過去の喫煙状況を調査。その後、2019年までの間、喫煙状況の変化と歯の喪失、認知症の発生率の関係性を調査しました。 調査の結果、3万2986人のうち約400人が認知症を発症。喫煙状況と認知症の因果関係を調べたところ、たばこを吸わない人よりも、たばこを吸う人の方が認知症のリスクが1.18倍高いという結果が出ました。また、認知症を発症した約20%の人が、たばこを吸う習慣により歯を失い、その後に認知症を発症したことがわかりました。つまり、たばこを吸うことにより歯を失うと、認知症になるリスクが上がってしまうのです。 歯を失うことには、さまざまリスクが潜んでいる そもそも歯が少ない人は、認知症のリスクに限らず、さまざまな全身疾患のリスクが高くなることが多くの研究で知られています。高齢になると歯を失うリスクが高くなりますが、たばこを吸うことで、より歯を失うリスクを高めてしまうのです。 食事の際、噛むことで唾液が分泌され、病気に対する抵抗力を高めてくれます。歯がないと唾液の分泌が少なくなるので病気にかかりやすくなります。また、歯がないと滑舌が悪くなり喋りにくくなるので、人とのコミュニケーションを取るのが億劫になり孤立することもあります。つまり、歯を失うことは、食べ物が制限されるだけでなく、身体的にも精神的にもさまざまな影響があることがわかりますね。 歯を守るためには、毎日の歯磨きのケアだけでなく、口や顔の体操も効果があります。食事をよく噛んで食べることも歯の健康につながるので、普段から意識してみましょう。 参考:「喫煙による歯の喪失で認知症のリスクが上昇」(東北大学)

2024/05/10

#地域の取り組み #認知症

認知症の人が県の大使に!?認知症本人がPR活動に参加

愛媛県は2024年5月1日より、同県に住む認知症と診断された人を対象に「えひめ認知症希望大使」の募集を開始したそうです。 「えひめ認知症希望大使」とは、認知症になった人が県や市、町のイベントで自身の体験談や前向きな思いを語るなどの活動をおこなう大使のこと。認知症になった人が希望をもって生き生きと活動している姿をPRし、認知症についての理解を深めてもらうのが目的です。 認知症の人を県の大使へ任命 愛媛県は2022年度より「えひめ認知症希望大使」を立ち上げ、認知症になっても希望をもって暮らせる地域をつくる取り組みをおこなってきました。 同県在住の認知症の診断を受けた高齢者本人に「えひめ認知症希望大使」になってもらい、県や市、町のイベントで自分の体験談を話すなど、大使とともに認知症のPR活動をおこなうそうです。 「えひめ認知症希望大使」は郵送やメール、インターネットで応募を受け付け、選ばれた人は2年間、大使として認知症の普及啓発活動をおこないます。 同県は「認知症になっても希望をもって暮らせる地域づくりを進めていきたいので、積極的に応募してほしい」と呼びかけています。 認知症の人のサポートは地域全体で 認知症の人を地域で支える取り組みは、さまざまな自治体がおこなっています。例えば、厚生労働省は認知症高齢者などにやさしい地域づくりを目指し、全国の自治体で「認知症サポーター」の活動を呼びかけています。 厚生労働省は認知症サポーターに期待するポイントとして以下をあげています。 認知症に対して正しく理解し偏見をもたない 認知症の人や家族に対して温かい目で見守る 近隣の認知症の人や家族に対して自分なりにできる簡単なことから実践する 地域でできることを探し、相互扶助・協力・連携、ネットワークをつくる 街づくりを担う地域のリーダーとして活躍する 「認知症サポーター」は資格など必要ないので誰でもなることができます。認知症サポーターは認知症について正しく理解し、認知症本人や家族を温かく見守る支援者。何か特別なことは必要なく、自分のできる範囲で活動をすれば良いのです。 認知症サポーターの活動は各自治体でおこなっているので、自分の住んでいる地域のホームページを見てみましょう。認知症について知識に不安があれば認知症サポーター養成講座を受けてみるのも良いですね。 参考:「「えひめ認知症希望大使」を募集します!」(愛媛県) 参考:「認知症サポーター」(厚生労働省)

2024/05/02

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【徹底解説】介護付き有料老人ホームとは?|費用・サービス・入居条件までわかりやすく解説

「介護付き有料老人ホーム」とは、介護サービスが常に受けられる有料老人ホームのことを指します。介護職員が24時間常駐し、食事・入浴・排泄などの生活支援を受けながら、自分らしい生活を続けられるのが特徴です。 少子高齢化が進むなか、「家族だけでは介護が難しい」「将来、介護が必要になったときの住まいを考えておきたい」という方が増えています。 この記事では、介護付き有料老人ホームの特徴・サービス内容・費用・入居条件・選び方まで、初めての方にもわかりやすく解説します。 介護付き有料老人ホームの定義と特徴 介護付き有料老人ホームは、都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。この指定により、入居者は介護保険を使って施設内の介護サービスを受けることができます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 主な特徴 介護職員が24時間常駐しており、夜間や緊急時も対応可能 介護・生活支援・食事・健康管理などが一体的に提供される 看取り対応が可能な施設もあり、終身まで安心して暮らせる 居室は個室型が多く、プライバシーを確保できる 費用と入居条件のまとめ 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 他の施設との違い 施設の種類主な特徴介護体制介護付き有料老人ホーム介護職員常駐、介護サービス込み24時間体制住宅型有料老人ホーム生活支援中心、介護は外部事業者利用外部依頼サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)自立~軽介護者向け外部利用中心 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

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グループホームとは|入居条件や費用、施設選びのチェックポイントをわかりやすく解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 そこで検討したいのが「グループホーム」という選択肢です。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説していきます。入居条件をはじめ、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援2以上の認知症高齢者が少人数で共同生活を送ります。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など、入居者が自身の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を送ること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事をおこなうことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則として1施設につき2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、家庭での生活にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームの入居条件は以下の通りです。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている 医師から認知症の診断を受けている 心身とも集団生活を送ることに支障がない グループホームと同一の市町村に住民票がある 生活保護を受けている方も入居は可能 生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームでの暮らし・サービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア グループホームでは、認知症の進行を遅らせ、穏やかな生活を送れるようにするためのケアが日常的に行われています。 少人数制の家庭的な環境の中で、スタッフが入居者一人ひとりの生活リズムや性格を理解し、声かけや見守り、会話を通じて安心感を提供します。 また、料理や掃除などの役割を担ってもらうことで「できること」を引き出し、自尊心を保つ支援が重視されています。こうしたケアにより、認知症の方が自分らしく過ごせる環境づくりが実現されています。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

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【徹底解説】有料老人ホームとは?費用・種類・サービス内容と特養との違い

有料老人ホームとは、民間事業者が運営する高齢者向けの居住施設を指します。介護が必要な方はもちろん、自立して生活できる方まで、幅広い高齢者を対象にしているのが特徴です。 「老人ホーム」と聞くと、特別養護老人ホーム(特養)を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし特養は、原則として要介護3以上でなければ入居できず、さらに入居待機者が多いという課題があります。その一方で有料老人ホームは、比較的入居しやすく、生活支援から介護、医療連携まで幅広いサービスを受けられることが魅力です。 本記事では、有料老人ホームの種類や費用、提供されるサービス、そして特養やサービス付き高齢者向け住宅との違いまでをわかりやすく解説します。これから施設を検討される方やご家族にとって、選択の参考になる情報をまとめました。 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

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