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Q&A

#リハビリ

#施設入居 #リハビリ

サービス付き高齢者向け住宅でリハビリは受けられますか?その方法も教えてください

実家で一人暮らしをしている母が入る施設を探しています。2ヵ月ほど前に母が自宅で転倒してしまいました。大きな怪我はなかったのですが、それ以来、家の中でも動くことを嫌がるようになってベッドで横になっていることが増えてしまいました。 そのせいなのか、立ち上がったり歩くときにふらつくようになって一人暮らしは危険だと感じています。そのため、私の家の近くのサービス付き高齢者向け住宅に入居させたいと思っているのですが、サービス付き高齢者向け住宅ではリハビリを受けられるのでしょうか?少しでも今の状態から良くなればと考えています。 (木村さん・会社員・62歳) はい。サービス付き高齢者向け住宅でリハビリを受けることは可能です。ただ、施設がリハビリを提供しているのではなく、訪問リハビリやデイケアという外部のリハビリサービスを利用する形となります。また、サービス付き高齢者向け住宅に限らず、有料老人ホームや介護老人保健施設などでもリハビリを受けられます。どの施設を選ぶかは、お母様の状態を総合的に考えて判断するのをおすすめします。 サービス付き高齢者向け住宅でリハビリを受ける方法 一人暮らしの母が2ヵ月ほど前に自宅で転倒してから歩くのを嫌がるようになり、ベッドで横になっている時間が増えています。そのせいで足腰が衰えたのか、立ち上がるときや歩くときにふらつくようになってしまいました。そのため、一人暮らしは難しいと考えて母が入る施設を探しています。私の家の近くにサービス付き高齢者向け住宅という施設があったのでそこにしようかと考えているのですが、サービス付き高齢者向け住宅ではリハビリを受けられますか?少しでも前のように歩けるようになると母も活動的になると思うので、リハビリを受けられる施設に入れたいと思っています。 はい。サービス付き高齢者向け住宅ではリハビリを受けられますよ。ただ、施設自体でリハビリを提供しているわけではなく、外部の介護サービスを利用してリハビリを受ける形です。 外部の介護サービスを利用するってどういうことですか? サービス付き高齢者向け住宅では、介護サービスを提供していません。そのため、介護サービスを利用したい場合は、訪問介護やデイサービスといった外部の介護事業者と別途契約する必要があるんです。リハビリも同じで、サービス付き高齢者向け住宅に入居してリハビリを受けたいときは「訪問リハビリ」や「デイケア」と契約することになります。それぞれについて、詳しくお話ししますね。 訪問リハビリ 訪問リハビリとは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった専門職が訪問して一対一でリハビリを提供するサービスです。歩行や立ち上がりといった機能訓練や、着替えや食事といった生活に関わる動作の訓練をおこないます。加えて、居室や生活に合わせた福祉用具を選んだり、活用方法のアドバイスも提供しています。 へぇー。一対一でリハビリをできるのは嬉しいですね! ただ、どうしても使えるリハビリの器具やトレーニングマシンの種類が少ないので、できるリハビリ内容が限られてしまうのがネックなところです。寝たきりなどで外出が難しい場合には、利用しやすいサービスと言えます。 デイケア デイケアは専門の施設に通ってリハビリを受けるサービス。「通所リハビリ」とも呼ばれます。トレーニング用のマシンやリハビリ器具を設置してあるので、本格的なリハビリができるのが魅力です。また、集団でリハビリをする機会もあるので、ほかのご利用者と交流できるのも良い点でしょう。 なるほど。母は最近、家にこもりがちなので、交流の機会があるのは良い刺激になるかもしれません。 また、デイケアによっては入浴や食事のサービスを提供していることもあります。入浴や食事の支度に支援が必要な場合には、とても便利なサービスだと思いますよ。 それは良いですね!母はこのところまともな食事を摂っていないようですし、入浴も一人では心配です。デイケアに通うのも良いかもしれないなぁ。 サービス付き高齢者向け住宅以外でリハビリが受けられる施設 もし、サービス付き高齢者向け住宅でないといけないのではないのであれば、ほかにもリハビリを受けられる施設はあります。木村さんは、サービス付き高齢者向け住宅でないといけない理由はありますか? いえ。たまたま近くにある施設がサービス付き高齢者向け住宅だっただけです。ほかにリハビリが受けられる施設があるなら知りたいです。 でしたら、次のような施設でもリハビリを受けられますよ。 住宅型有料老人ホーム 介護付き有料老人ホーム 介護老人保健施設 住宅型有料老人ホーム 住宅型有料老人ホームは、介護サービスを施設では提供していません。そのため、サービス付き高齢者向け住宅と同様に外部の介護事業者と契約をして介護サービスを利用します。そのため、住宅型有料老人ホームでも訪問リハビリやデイケアの利用が可能です。もし、現在利用している訪問リハビリやデイケアがある場合も、引き続き同じ事業者を利用できることがあります。 介護付き有料老人ホーム 介護付き有料老人ホームは、その名の通り、介護サービスが付いた老人ホームです。住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅が介護サービス費が利用した分だけ発生するのに対し、介護付き有料老人ホームは定額制。介護サービスをどれだけ利用しても要介護度ごとに設定された金額は変わらないのが特徴です。介護付き有料老人ホームの介護サービスのなかには、リハビリも含まれています。施設によっては理学療法士や作業療法士などの専門家が常駐している場合もありますよ。 介護付き有料老人ホームなら、訪問リハビリやデイケアと契約しなくてもリハビリを受けられるんですね! 介護老人保健施設 サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームが民間事業者が運営している施設であるのに対し、社会福祉法人などの公的な機関が運営しているのが介護老人保健施設です。介護老人保健施設は、身体機能を回復して自宅に戻るのが目的の施設。そのため、リハビリが充実しているのが特徴です。ただ、自宅に戻るのが目的であるため、長期間の入所はできないことがほとんど。身体機能が回復して自宅で生活できる状態であると判断されたら、3~6ヵ月ほどで退所を求められることがあります。 入所期間はけっこう短いんですね。うーん。母の年齢を考えても長期的に入っていられる施設を探しているのですが…。 となると、介護老人保健施設は難しいかもしれませんね。リハビリを提供している施設はサービス付き高齢者向け住宅以外にもありますから、施設探しをする際は各施設の特徴やお母様の状況をふまえた上で、総合的に判断されることをおすすめします。 はい。「とりあえず家の近くの施設で良いや」と思っていましたが、それだけじゃなくて施設のサービスも確認しながら、探していこうと思います。 サ高住でリハビリを受けるには訪問リハビリやデイケアを利用する方法がある 有料老人ホームや介護老人保健施設でもリハビリを受けられる pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { ...

2024/05/10

#施設入居 #リハビリ

有料老人ホームのリハビリはどんな内容ですか?歩けなくなった父親はリハビリで歩けるようになりますか?

父が肺炎で入院し、以前のようには歩けなくなってしまいました。病院でのリハビリで歩行器を使えば歩ける程度には回復したのですが、もっと歩けるようになれば、と思っています。 なので、老人ホームに入居してからもリハビリを続けさせたいです。有料老人ホームへの入居を検討していますが、どんな内容のリハビリができるのでしょうか? (沢田さん・会社員・63歳) 有料老人ホームでは、歩行や立ち上がりなどの基本動作の訓練や、手芸や木工などの作業をするリハビリがおこなわれています。ただ、リハビリの内容は施設に常駐しているリハビリ専門職によって異なるので事前に確認をしましょう。また、有料老人ホームでのリハビリは病院とは異なり、機能維持を目的としていることがほとんど。残念ながらリハビリの頻度が減ることが多いので、病院のように機能回復が見込めないと考えておいてください。 有料老人ホームのリハビリの内容は? 先日、父が肺炎で入院しました。入院期間が長かったせいか、以前のようには歩けなくなってしまって…。その後、リハビリ病院に転院してリハビリをしているおかげで、歩行器を使えば多少は歩けるようになりました。歩行器なしでも歩けるようになるため、継続してリハビリをさせたいのですが、リハビリ病院ももうすぐ退院しないといけません。なので、有料老人ホームに入居して、リハビリを受けさせたいと思っています。有料老人ホームのリハビリは、どんな内容なのでしょうか? 入院したことで途端に歩けなくなるのは、ご高齢者にとても多いケースですね。ご質問は、有料老人ホームのリハビリの内容についてでしたね。実は、リハビリの内容は老人ホームに常駐しているリハビリ専門職の職種によって異なるんです。具体的にお話ししますね。 リハビリ専門職の職種によって内容が異なる 有料老人ホームに常駐するリハビリ専門職は、主に以下の職種の人たちです。 理学療法士(PT) 作業療法士(OT) 言語聴覚士(ST) 職種によって対応できるリハビリ内容が異なります。どんなリハビリがしたいのかをはっきりさせたうえで、対応できるリハビリ専門職のいる有料老人ホームを探しましょう。 理学療法士 理学療法士がおこなうリハビリは、「座る」「立つ」「歩く」といった基本的な動作の機能に関わるもの。椅子から立ったり座ったり、歩行器などを使って歩く訓練をします。そのほかに、マッサージによって体の動きを良くしたり、痛みの緩和などもおこないます。 父に歩く訓練をしてほしいので、理学療法士がいる施設が良いかもしれないですね。 作業療法士 作業療法士は、食事や着替えなどの日常的な動作に関わるリハビリをおこないます。理学療法士によるリハビリよりも複雑な動作の訓練をします。リハビリとして、手芸や木工といったレクリエーションをおこなうことも。理学療法士によるリハビリよりも細かな作業の訓練が多いのが特徴です。 言語聴覚士 言語聴覚士によるリハビリは、言葉や食べることに関わるものです。例えば、言語障害で話すのが難しい方に会話の訓練をしたり、飲み込む力が低下した方に飲み込みの訓練をします。特に加齢によって、噛んだり飲み込む力が低下するため、有料老人ホームなどの介護施設では飲み込む力を維持するリハビリを主におこなっています。 日常的におこなう「生活リハビリ」もある 有料老人ホームでは、リハビリ専門職によるリハビリのほかにも日常的におこなっているリハビリがあります。それが生活リハビリです。 「生活リハビリ」?どんなものですか? 生活リハビリでは、生活するうえですべての動作をリハビリと捉え、できるだけご本人の力で生活することを目的としています。具体的には、ベッドから体を起こしたり椅子から立ち上がったり、掃除などの家事もリハビリと考えるんです。 そんな簡単なことがリハビリになるんですか? もちろんです!若いうちは、立ち上がったり歩いたり、家事をすることは、何気ない動作かもしれません。が、介護が必要なご高齢者にとっては一つひとつの動作が大変なことなんです。だからといって、周囲が必要以上に介助してしまうと機能が低下して今までできたことができなくなりかねません。つまり、「できることはなるべく自分の力でやる」「介護スタッフが介助をしすぎない」というのが生活リハビリ。リハビリ専門職によるものではありませんが、毎日おこなうので身体機能の維持に効果があるんですよ。 病院と有料老人ホームのリハビリの違いは? 有料老人ホームでも、病院と同じようにリハビリをしてもらえそうで安心しました。これなら、父も前みたいに歩けるようになるかもしれませんね。 言いにくいことなのですが…実は、病院と有料老人ホームでのリハビリは少し異なるんです。有料老人ホームでリハビリを続けたとしても、お父様が以前のように歩けるようになるとは限らないのが実情です。 えっ!そうなんですか!?病院と有料老人ホームのリハビリって、何が違うんですか? では、それぞれのリハビリについて、お話ししていきますね。 病院でのリハビリ 病院でのリハビリの目的は、怪我や病気などで身体機能が低下した方の機能の改善・向上です。お父様のように、入院中に身体機能が低下した方や事故などで体が動かなくなった方が再び自立して生活できるように機能を回復することを目指してリハビリがおこなわれます。また、医師の指示のもとで理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職がリハビリをおこないます。 そういえば、リハビリ病院でも理学療法士さんが父のリハビリを担当してくれていたような気がします。 有料老人ホームでのリハビリ 有料老人ホームなどの介護施設でのリハビリは、日常生活動作や生活機能の維持、「生活の質」の向上が目的です。つまり、有料老人ホームでのリハビリは、今の身体機能を維持するのがメインの目的。どうしても病院よりもリハビリの頻度や量が減ることが多く、身体機能の回復までは目指していない施設が大半です。 えぇ!?そうなんですね!じゃあ、父はもうこれ以上歩けないのかな…。 ただ、中には「車椅子で移動していたのに歩けるようになった」「口から食事を摂れなかったのに食べれるようになった」など、ご入居者が機能回復をするほどリハビリに力を入れている施設もあります。特に有料老人ホームは、施設によってサービスやスタッフの体制が千差万別。リハビリに特化している施設は、リハビリ専門職が複数名常駐していたりと個性があります。 じゃあ、施設探しのときにリハビリに力を入れている有料老人ホームを選べば良い、ということですね! リハビリが受けられる他の介護施設は? 有料老人ホームであれば、リハビリを受けられることが多いですが、その他の種類の介護施設でもリハビリを受けられます。施設の種類によって特色があるので、施設探しの参考にしてみてください。有料老人ホームも含めて、リハビリが受けられるのは主に以下の施設です。 有料老人ホーム 特別養護老人ホーム(特養) 介護老人保健施設(老健) 特養は聞いたことがあります。近所のおばあちゃんが、この間、入所したので。 特養は、公的な介護施設のひとつです。要介護3以上でないと入所できませんが、その分、重介護度や認知症の方も受け入れているのが特徴です。最期の看取りまで対応していることと、費用が安いので人気の高い施設です。 要介護3以上でないと入れないんですね。じゃあ、父は要介護2なので入れないなぁ。 でしたら、老健はどうでしょうか?老健は公的施設のなかでもリハビリに特化しているのが特徴ですよ。 リハビリに特化した施設があるんですね!老健も良いかもしれないな。 老健は、リハビリで身体機能を回復して在宅復帰をするのが目的の施設。なので、しっかりリハビリを受けられますが、入所期間が3~6ヵ月と限定的です。期間を決めてしっかりリハビリをして、ご自宅に戻りたい方にはおすすめです。が、長期的な入居ができない場合が多いので、終身利用には向きません。もし、長期的に施設で生活したいのであれば、リハビリに特化した有料老人ホームがおすすめですよ。 リハビリは、リハビリ専門職によって内容が異なる 病院でのリハビリは機能回復、有料老人ホームでは機能維持が目的 有料老人ホーム以外でも特養、老健などでリハビリを受けられる pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } ...

2023/09/22

#施設入居 #リハビリ

老人ホームでは訪問リハビリが利用できますか?今の訪問リハビリを継続したいと考えています。

一人暮らしの母親が入居する介護施設を探しています。現在、母は訪問リハビリを利用しているのですが、リハビリをした後は体調が良いようで訪問リハビリをすることにこだわっています。 そのせいか「訪問リハビリができないなら施設には入らない!」と、施設入居を拒否しているんです。老人ホームに入居したら訪問リハビリは利用できないですよね? (松下さん・会社員・63歳) いえ、訪問リハビリを利用できる介護施設はありますよ!すべての施設ではありませんが、「住宅型有料老人ホーム」「サービス付き高齢者向け住宅」などであれば、外部の介護サービスが利用できるので、今の訪問リハビリを継続できます。今の訪問リハビリ事業所にこだわらないのであれば、リハビリの専門職が常駐する介護施設を選ぶのもアリ。老人ホームでも専門家と一対一のリハビリができますよ。 老人ホームで訪問リハビリは利用できる?探し方は? 一人暮らしをしている母親の老人ホームを探しています。母は訪問リハビリをすると体調が良くなるので、訪問リハビリを継続することにこだわっています。なので、「訪問リハビリができないなら介護施設には入らない!」を施設に入ることを拒否しているんです。老人ホームに入ったら今の訪問リハビリは続けられないですよね? いえ、訪問リハビリを利用できる老人ホームはありますよ!ただ、訪問リハビリを利用できる施設とできない施設があるので、施設探しのときに注意が必要です。 訪問リハビリを利用できる施設って、どんな施設ですか? 例えば、以下の施設では訪問リハビリを利用できます。 訪問リハビリを利用できる介護施設 住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅 これらの施設では介護サービスが介護施設側から直接提供されるわけではなく、外部の介護事業所から提供される形をとっています。そのため、ご自宅で在宅介護サービスを利用するのと同じように、さまざまな介護サービスを組み合わせて生活できます。訪問リハビリだけではなく他の在宅介護サービスも、継続して利用できますよ。 へー!そうなんですね。今は、母の家に理学療法士さんが訪問してくれていますが、施設に入居したらどうなるんでしょうか? 介護施設に入居したら、施設の居室に訪問してくれます。そのあたりはご自宅で利用しているときと大きな違いはありません。 なるほど。それなら、今と同じように訪問リハビリを利用できそうですね。ちなみに、訪問リハビリを利用できない施設はどんな施設ですか? 外部の介護サービスを利用できないところが訪問リハビリを利用できない施設です。具体的には、以下のような施設です。 訪問リハビリを利用できない介護施設 特別養護老人ホーム(特養) 介護老人保健施設(老健) 介護付き有料老人ホーム グループホーム など これらの介護施設では、施設側が提供するサービスの中に介護サービスが含まれており、介護保険が適用されているため外部の介護サービスを利用できないんです。これは訪問リハビリに関わらず、訪問介護やデイサービスといった他の在宅介護サービスも利用できません。つまり、施設の中で介護サービスが完結している老人ホームのため、外部の介護サービスを利用できないんですね。 うーん、そうなんですね…。特養は名前を聞いたことがあったので入居を検討していたのですが…。 ただ、外部の介護サービスを利用できないのは、介護保険の問題からです。介護保険を適用せずに全額自己負担で訪問リハビリを使うのであれば、ほとんどの施設で利用可能でしょう。 つまり、今まで介護保険が適用されていたので1割負担で済んでいた訪問リハビリの費用が、10割負担になってしまう、ということですね。それはちょっと経済的に厳しいかも…。 老人ホームでのリハビリの内容は ここまで、「今の訪問リハビリを継続する」という観点でお話ししてきました。もし、お母様が今の訪問リハビリ事業所にこだわりがないのであれば、他にも介護施設でリハビリを継続する方法があるんです。お母様は、「今の訪問リハビリ事業所でなければ嫌」といったようなこだわりはありますか? うーん、どうなんでしょう。今、担当していただいている理学療法士さんとは仲が良いので、リハビリの担当者さんを変えるのを嫌がる可能性はありますね…。ちなみに、その「介護施設でリハビリを継続する方法」とはどんなものですか? ズバリ、「リハビリを提供している老人ホームに入居する」方法です。お母様のリハビリを担当している「理学療法士」のようなリハビリの専門家が常駐している老人ホームを探して、そこに入居するわけですね。 老人ホームにリハビリの専門家がいるんですね! そうなんです。例えば、以下のようなリハビリの専門家が常駐している施設があります。 理学療法士(PT) 作業療法士(OT) 言語聴覚士(ST) あ、理学療法士さんがいる施設もあるんですね! 常駐している専門家によって、提供しているリハビリの内容が異なります。理学療法士であれば「立つ」「歩く」といった動作のリハビリを担当し、作業療法士であれば指先を使った細かい作業のリハビリを提供しています。老人ホームでのリハビリについては、以前のご質問で詳しくお話ししています。ぜひ参考にしてみてください。 もし、今、理学療法士さんにリハビリを担当してもらっているのであれば、同様のリハビリが受けられるように理学療法士さんが常駐している施設を探すと良いと思います。理学療法士さんが常駐しているのであれば、介護付き有料老人ホームなどの外部の介護サービスが利用できない施設でも本格的なリハビリを続けられますよ。 そういう施設の探し方もあるんですね! リハビリの専門家が常駐している施設は少ないので、「訪問リハビリを利用できる施設」「リハビリの専門家が常駐している施設」の2つの軸で施設探しをしてみるのも良いかもしれません。もし、施設を探している中で迷ったことがあれば「いい介護 入居相談室」にお気軽にご相談ください。豊富な知識を持った入居相談員がお母様の希望に合った介護施設をお探ししますよ! 住宅型有料老人ホームなどであれば訪問リハビリを継続できる 全額自己負担であれば、ほとんどの施設で訪問リハビリを利用可能 リハビリ専門職が常駐する施設なら、本格的なリハビリができる pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; ...

2022/12/27

#施設入居 #医療体制 #リハビリ

老人ホームのリハビリはどんな内容ですか?退院後も母のリハビリを続けたいです。

大腿骨骨折で母がほとんど歩けなくなってしまったので、リハビリができる老人ホームを探しています。今はリハビリ病院に入院しており、集中的にリハビリしたおかげで短い距離であれば歩けるようになったものの、基本的には車いすで移動しています。 そのため、退院後もリハビリが続けられる施設が良いと思っています。老人ホームではどんなリハビリができるのでしょうか? (吉村さん・63歳・主婦) 老人ホームでは、専門家によるリハビリや一般の介護職員さんによる「生活リハビリ」をおこなっています。具体的には、立ち上がりや歩行などの基本的な動作や、着替えや工作などの指先を使う細かい動作をできるようにするリハビリ、日常生活の中でできるリハビリをおこないます。専門家によって提供するリハビリ内容が変わりますので、希望のリハビリ内容を担当する専門家が常駐している老人ホームを探すと希望とのズレが少なくなるでしょう。 老人ホームでのリハビリ内容は? 先日、母が大腿骨骨折で入院してしまい、ほとんど歩けなくなってしまいました。今はリハビリ病院でリハビリをして多少は歩けるようになったものの、長距離を歩くのは難しい状況です。もうすぐ退院しないといけないので退院後の老人ホームを探しています。できれば継続してリハビリができる施設が良いのですが、老人ホームではどんな内容のリハビリができるのでしょうか? 老人ホームでおこなっているリハビリは、多岐にわたります。特に老人ホームでのリハビリは常駐している専門家によって内容が大きく異なります。 どういうことですか? リハビリの専門家は、主に以下の3つの職種があります。ひとくちに”リハビリ”と言っても、身体の部位や動作の特徴によって必要なリハビリが異なるんです。そのため、動作の特徴に合わせてそれぞれの分野のプロが専門的にリハビリを学び、提供しているわけですね。 理学療法士(PT) 作業療法士(OT) 言語聴覚士(ST) あ、「理学療法士」というのは聞いたことがあります。今、母のリハビリを担当していただいている人が理学療法士さんだったと思います。 そうなんですね!理学療法士さんは、「立つ」「歩く」「起き上がる」「寝返りをうつ」などの基本的な動作を維持・回復することを目指したリハビリをおこなう専門家なんです。具体的には、歩行訓練や体操をして身体機能の回復を目指したり、関節の動き方を良くするサポートをおこないます。まさに「歩けるようになりたい」というお母様の希望に合うリハビリの専門家が理学療法士さんですね。 本当にそうですね。母も歩行訓練で歩ける距離が伸びる度にうれしそうに話してくれます。 ちなみに、専用のリハビリ器具や運動マシンを導入している施設では、軽い負荷をかけて筋力トレーニングのようなこともしています。もちろん、運動マシンを使うのが難しい身体状況の人には使いません。お一人おひとりの状態に合わせてリハビリプログラムを組んでいますから、そこは安心してください。 それはよかったです。母はまだほとんど歩けないのに、筋トレをさせられたらどうしようかと思いました。 その次の「作業療法士」は、より細かな作業が必要な日常動作の維持・回復を目的としたリハビリをおこないます。「より細かな作業が必要な日常動作」というのは、例えば着替えや食事、洗濯などです。こうした動作は、私たちは何気なくおこなっていますが、意外と細かな指の動きを必要とします。なので、指先を細かく動かさないとできない手芸や工作、将棋などの趣味活動を通して指先の動きの回復を目指すこともあります。 確かに、手芸や将棋って細かい作業が多いから、指先のリハビリになりそうです。 最後の「言語聴覚士」は、話したり食べたりなどの言葉や口に関わる動作のリハビリの専門家。脳梗塞で言葉が出にくくなった人が会話するためのリハビリや、加齢によって飲み込む力が落ちた人の嚥下(えんげ)機能の回復を目指すリハビリをおこなっています。 こうやって聞くと、専門家によってまったくリハビリ内容が異なるんですね!リハビリといえば脚や手が動くように回復させるイメージがあったので驚きました。 おっしゃる通り、リハビリ内容が専門家によってまったく異なるので、施設探しをするにはどの専門家がどんなリハビリをおこなうのかを把握しておくことが大切ですね。ちなみに、専門家だけではなくて一般の介護職員さんでもできるリハビリもあるんですよ。 そうなんですか?それは、専門家のリハビリと内容が違うんですか? はい、少し異なります。介護職員さんが提供するリハビリのことを「生活リハビリ」と言います。”普段の生活の中の動作すべてがリハビリ”と考え、食事や排泄、入浴、着替えなどの日常動作をできる範囲でご本人でしてもらいます。専門家によるリハビリは、特別にリハビリの時間を設けて訓練をすることが多いですが、生活リハビリはリハビリの時間を設けないことがほとんど。介護職員さんが最低限の介助だけにすることで、できるだけご本人の力で生活するのがリハビリにつながるんです。 リハビリができる老人ホームの探し方 老人ホームでできるリハビリの内容は理解できました。でも、リハビリができる老人ホームを探すにはどうしたら良いでしょうか? まずは、希望のリハビリ内容を提供する専門家を把握しましょう。お母様の場合、理学療法士さんによるリハビリを希望でよろしいですか? はい。引き続き歩行訓練をしてもらいたいので。 でしたら、理学療法士さんが常駐している施設を探すのが良いと思いますよ。「歩行なら理学療法士」「細かい作業なら作業療法士」「嚥下なら言語聴覚士」というように、回復したい身体機能に合った専門家が常駐している施設を探しましょう。すると入居後に「こんなはずじゃなかった…」となるのを避けられるでしょう。 わかりました。母の場合は、理学療法士さんのいる老人ホームを探してみます。 また、リハビリの専門家が常駐していない施設でも生活リハビリや介護予防体操などをおこなっている場合があります。これらは、身体機能の回復というより維持を目的としているもの。そのため、「歩行機能を回復したい」というお母様には向いていないかもしれませんが、介護予防目的であれば生活リハビリや介護予防体操でも問題ないでしょう。リハビリの専門家が常駐している施設は数が限られてしまうので、「積極的にリハビリをしたい」という場合でなければ、生活リハビリや介護予防体操などに取り組んでいる施設を選ぶのもアリですよ。 うーん、なるほど…。でも、やはり母は「もっと歩けるようになりたい」と考えているようなので、理学療法士さんにしっかりリハビリしてもらえる介護施設を探したいと思います。 リハビリの専門家がいない施設でも… ちなみに、リハビリの専門家が常駐していない施設でも、専門家によるリハビリを受ける方法があります。 え、そうなんですか!どんな方法ですか? それは、「訪問リハビリ」を利用する方法です。訪問リハビリとはリハビリの専門家を自宅に呼んで、一対一の個別リハビリをしてもらえる介護サービスです。施設に入居している場合は、施設の居室に訪問してもらいます。ただ、これは在宅介護サービスを併用できる「住宅型有料老人ホーム」「サービス付き高齢者向け住宅」に入居した場合にのみできる方法です。「介護付き有料老人ホーム」ではできない方法ですので、そこは注意してくださいね。 介護付き有料老人ホームでは、訪問リハビリを利用できないんですね…。何だかややこしいですが、頭に入れておきます。 おっしゃる通り、施設探しはややこしいことが多いので、もし迷うことがあったら「いい介護 入居相談室」にお気軽にご相談ください。介護施設や介護サービスに精通した相談員が、お母様にぴったりの施設をお探ししますよ! リハビリは専門家によっておこなう内容が違う 常駐している専門家から、希望のリハビリ内容ができるか判断できる 専門家がいない施設でも、訪問リハビリを使えば個別リハビリができることも pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { ...

2022/12/20

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介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

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グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設です。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説します。また、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームに入居できるのは医師から「認知症」と診断を受けている方で、一定の条件にあてはまる方に限ります。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている方 医師から認知症の診断を受けている方 心身とも集団生活を送ることに支障のない方 グループホームと同一の市町村に住民票がある方 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 また、生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームで受けられるサービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ 認知症を発症すると何もできなくなってしまうわけではなく、日常生活を送るだけなら問題がないことも多いです。 グループホームには認知症ケア専門スタッフが常駐しています。認知症進行を遅らせる目的で、入居者が専門スタッフの支援を受けながら入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこないます。 食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで、そして洗濯をして干すといった作業や掃除も、スタッフの介助を受けながら日常生活を送ります。 グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては、付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア 施設内レクリエーションやリハビリのほかに、地域の方との交流を図るための活動の一環として地域のお祭りに参加や協力をしたり、地域の人と一緒に公園掃除などの活動を行う施設も増えてきました。 グループホームとして積み上げてきた認知症ケアの経験という強みを活かし、地域に向けた情報発信などのさまざまな活動が広がっています。 地域の方と交流する「認知症サロン」などを開催して施設外に居場所を作ったり、啓発活動として認知症サポーター養成講座を開いたりするなど、地域の人々との交流に重きを置くところが増えています。 顔の見える関係づくりをすることで地域の人に認知症について理解を深めてもらったり、在宅介護の認知症高齢者への相談支援につなげたり。 こうした活動は認知症ケアの拠点であるグループホームの社会的な価値の向上や、人とのつながりを通じて入所者の暮らしを豊かにする効果が期待できます。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、施設に認知症高齢者専門スタッフは常駐していますが、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

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【動画でわかる】有料老人ホームとは?費用やサービス内容、特養との違いは

介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

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