2023年1月11日、厚生労働省は、全国の高齢者施設における新型コロナのクラスターの発生状況を新たに発表。昨年12月19日をピークに、2週連続でクラスターの発生件数が減少したことが明らかになりました。
これまでの高齢者施設におけるクラスターの発生件数は、12月19日の954件がピークでした。その後は減少に転じ、1月4日時点では861件、1月10日時点では722件となっています。減少に転じたのは、10月中旬以来です。
それでもまだ高い水準で、予断を許さない状況が続いていると言えるでしょう。
加藤勝信厚生労働大臣は、1月11日に開かれた専門家会議にて「新規感染者数や重傷者数が増加している。また、病床使用率も上がってきている」と警戒感を露わにしました。
さらに、流行期に入ったインフルエンザに対しても注意してほしいとしています。
介護施設内での新型コロナクラスターを防止するために、厚生労働省は「介護現場における感染対策の手引き」にて、以下の3つの対策を呼びかけました。
特に、気づかないうちにウイルスが手に付着していることもあることから、ケアの前後の手洗いと手指消毒を徹底してほしいと訴えています。
厚生労働省は、重症化リスクの高い利用者の感染に細心の注意を払いながら、日々の業務に当たっている介護職員は、多大なストレスにさらされていると指摘しています。
厚生労働省が介護職員におこなった調査では、「今の状況がいつまで続くか不安だ」「利用者を感染させてしまうのではないか不安だ」という介護職員の声が多数挙がったことが判明しました。
これについて厚生労働省は、毎日のコミュニケーションを良好に保ち、心の健康にも気を付けてほしいとしています。
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