コロナ禍で外出自粛が長引いており、運動不足になりやすい状況が続いています。ただ、注意したいのが、高齢になるとその運動不足が要介護状態を引き起こす原因になる場合もあるということです。
しかし、運動不足を感じつつも、具体的に何をしたら良いのかわからないこともあるのではないでしょうか。
そこで、神奈川県藤沢市にある「湘南ロボケアセンター」が装着型サイボーグ「HAL(ハル)」を使った介護予防の無料体験会を開催。トレーニングやエクササイズなどを専門スタッフが指導してくれるそうです。
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神奈川県藤沢市の「湘南ロボケアセンター」が、「ロボケアFIT無料体験会」をおこなうことを明らかにしました。
この体験会では、センターを運営するサイバーダイン社が開発した装着型サイボーグ「HAL」のデモンストレーションや、ボールエクササイズなどを実施。5月と6月にかけて計6回おこなわれ、各回5名までの予約制です。
HALとは、脚や腰に装着することで動作の補助をおこなうロボット。人間の神経に流れる微弱な電気信号をキャッチして、それにあわせて「立ち上がる」「歩く」といった動作を支援します。
単なる筋力の補助とは異なり、「動きたい」という電気信号によって動くため、事故や病気で身体を動かせなくなった人も自分の意思で身体を動かすことが可能に。そして、HALを使ってトレーニングをしているうちに神経や筋肉の動きが促進されて、身体機能を回復できるそうです。
このセンターでは、このロボットを使ったトレーニングプログラムを提供。脊髄損傷や麻痺などで身体を動かせなくなった人や筋力が低下した人などの歩行トレーニングをおこなっています。
今回の体験会では、専門のスタッフが指導。少人数なのでスタッフと話しながら和気あいあいとした雰囲気で進められるそうです。
外出自粛によって運動量が減ると、身体機能が衰えやすくなります。加えて、人との交流も減るので、 認知症リスクも上昇。そうした状況をそのままにしておくと、要介護状態になってしまうかもしれません。
だからといって、すぐに「外に出て運動しよう」とは思えないもの。普段、運動する習慣がないと何をしたら良いのかわかりませんし、「怪我をしたらどうしよう」と不安になってしまいますよね。
そうしたときに、今回の体験会のようなきっかけがあると良いかもしれません。さらに、ロボットに支えてもらいながらだと、自分ひとりでは難しいこともサポートしてもらえそうですよね。
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