この数年間、コロナ禍で会食や大勢で会話を楽しむ機会が制限されてきました。
コロナ禍以前に比べて声を出したり会話をする機会が減ったことにより、高齢者の嚥下機能(飲み込む力)の低下が懸念されています。
そうしたことを受けて、「世界嚥下デー」に誤嚥予防の啓蒙を兼ねたレクリエーションをおこなうイベントが開催されます。
一般社団法人声ヨガ協会(所在地:東京都港区)は、12月12日の世界嚥下デーに誤嚥予防を目的とした「ヨガ×のどトレ」レクリエーションをオンラインにて開催します。
嚥下機能が低下することで飲み込みづらくなり、むせたり食べこぼしたりと食べることが嫌になることがあります。それによって食べる量が減り、栄養不足や免疫力の低下を招いてしまうこともあります。
さらに、嚥下機能の低下によって食べたり会話することの楽しみが減って気力が衰えることで、健康寿命や自己肯定感に悪い影響が出ることもあるのです。
そこで、今回のイベント「ヨガ×のどトレ」では誤嚥予防の啓蒙および、声ヨガ式嚥下体操レクリエーションを、2022年12月12日月曜日、14:00からの45分間Zoomを用いたオンラインライブ配信でおこないます。
参加費は無料。対象は自治体、病院、高齢者施設、嚥下に関心のある人などで、定員は先着100団体となっています。
世界嚥下デーは、正常の嚥下および、摂食嚥下障害の原因、早期発見、合併症、管理についての知識を深めるため、医療従事者だけでなく一般の人を対象とした世界的な啓発キャンペーンをおこなうことを目的に定められた日です。
通常、誤嚥や喉頭侵入(食べ物が喉頭内や声門上に侵入すること)が起こっても、防御反応(咳やむせ)で排除できます。しかし、摂食誤嚥障害を持つ人や高齢者はこの反応が低下していることがあり、最悪の場合、誤嚥性肺炎を引き起こします。そのため、嚥下機能を維持する必要があるのです。
身近に食事中やお茶を飲むときに咳をしたりむせたりしている人はいませんか?
もしかしたら、それは嚥下機能の低下が原因かも。一度嚥下の専門医をたずねてみたり、今回紹介したようなイベントに参加して嚥下機能を鍛えたりしてみると良いかもしれませんね。
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