今年の冬は、新型コロナとインフルエンザが同時に流行する可能性が専門家から指摘されています。
新型コロナの感染者数は、今年の夏に大流行した第7波以降は落ち着いていますが、また徐々に感染者数が増え始めており、冬には新たな流行となる第8波が予測されています。
一方、インフルエンザは直近2年間の国内での流行は見られていないものの、今年の8月頃オーストラリアでは大流行。インフルエンザの抗体を持っている人が減少していることも相まって、今年の冬は日本でも流行する可能性が指摘されています。
今年の7月には感染症学会が、今冬のインフルエンザ流行に関する提言を発表。「しばらくインフルエンザの流行がなかったため、社会全体の集団免疫力が低下している状態にある。誰かが感染したら、そこから一気に流行する可能性がある」と警鐘を鳴らしています。
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特に高齢者は免疫力が落ちている人が多いため、感染したら重症化するリスクが一般成人に比べて高いです。そのため、新型コロナやインフルエンザの感染対策をしっかりすることがより重要です。
新型コロナとインフルエンザの感染経路は、感染者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込んで感染する飛沫感染か、ウイルスが付着したものを触れた手で、自分の粘膜に触ってしまうことで感染する接触感染がほとんどだと言われています。
新型コロナもインフルエンザも感染経路はほぼ同じだと考えられているため、共通した感染対策で両方とも予防可能です。
厚生労働省は感染を防ぐために以下のことを呼びかけています。
また接触感染を予防するために手を洗うまでは鼻や口元など粘膜を触らないことや、マスクの表面に手を触れないことも大事ですね。
万全な感染対策をしても、新型コロナやインフルエンザに感染してしまうことも考えられます。
感染症学会は、高齢者をはじめ、妊婦や基礎疾患のある人など重症化リスクが高いと考えられる人には、かかりつけ医に相談したうえでの早急な受診を勧めています。
一方、それ以外の比較的重症化リスクが低いと考えられる人には、自宅療養を促しています。万が一、感染しても自宅療養ができるように効率的な水分補給ができる経口補水液(OS-1)や市販の解熱鎮痛剤を買っておくと良いでしょう。
感染対策を万全にして、今年の冬を乗り越えましょう。
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