ゼラチンやコラーゲンの開発をしている「新田ゼラチン株式会社」は、身体機能や認知機能の低下が起こる「フレイル(虚弱)」について調査しました。
その結果、50代の半数以上が「フレイル」か、その前段階の「プレ・フレイル」に該当していることが明らかになったのです。
フレイルとは、加齢やストレスなどで心身の機能が低下した状態のこと。よく「健康な状態と介護が必要な状態の中間地点」と表されています。
早めにフレイル状態に気づき、生活習慣を改善することで要介護状態になることを防げると考えられています。
フレイルには、以下のような5つの評価基準があります。
以上の項目のうち、3項目以上に該当すれば「フレイル」、1~2項目に該当すれば「プレ・フレイル(フレイルの前段階)」だと言われています。
今回の調査は、以下の要領でおこなわれました。
調査チームは、今回の調査の前にスクリーニング調査を実施。2132人の40歳以上の男女のうち、フレイルの人200人、プレ・フレイルの人200人、健常な人200人をそれぞれ抽出して、今回の調査に参加してもらいました。
調査では、フレイルの自覚症状があるかどうかを尋ねました。すると、対象者のうち9.6%の人が「フレイル」、43.8%の人が「プレ・フレイル」の基準に該当していることが明らかになったのです。
年代別で比較すると、50代がフレイルの前段階である「プレ・フレイル」に該当している人が51.1%と最も多かったことが判明。50代では、61.4%と半数以上の人が「フレイル」または「プレ・フレイル」に該当していることがわかりました。
フレイルを予防するためには、良質な食事や睡眠、適度な運動などといった生活習慣の改善が重要です。最近疲れやすくなったなどの症状を自覚するようになった人は、今までより歩く距離を伸ばしてみても良いかもしれませんね。
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