ソフトバンク株式会社が、60代以上の高齢者に対して、心と身体の働きが弱くなってきた状態を指す「フレイル」のリスクに関するアンケートを実施しました。
その結果、60代以上の高齢者のうち、6割近くの人がフレイルのリスクがあることがわかったのです。
フレイルとは、加齢とともに心と身体の働きが衰えた状態のことを指し、よく「健康と要介護状態の中間」と言われることも。フレイルになると、走るとすぐに息切れする、何もしていないのに疲れる、外出するのがおっくうなどの症状が見られます。
要介護状態になるのを防止するには、フレイルの前段階である「心と身体のちょっとした衰え」にいち早く気づき、早めに対処することが大切です。
今回の調査は、以下の要領で実施されました。
今回の調査は、インターネット上でおこなわれました。身体的・精神的・社会的の3つの側面を評価可能な11項目の質問からなる「イレブンチェック」を使って、フレイルリスクがどの程度かを判定。また、どんなことを楽しみに思っているかについても質問しました。
調査の結果、全体のうち31.7%の人がフレイルリスクが高く、26.1%の人が中程度のフレイルリスクがあることが判明。つまり、計60%近くの人が、フレイルリスクが比較的高い状態にあることが明らかになったのです。
また、年齢と性別で結果を分析すると、60代の男性が最もフレイルリスクが高い傾向にあることもわかりました。
さらに、日常生活の楽しみについて尋ねたところ、フレイルリスクが低い高齢者はフレイルリスクが高い高齢者に比べて、「友人との会話」などのコミュニケーションの機会や「スポーツ」や「日常品以外の買い物」などの外出機会を「楽しみだ」と思っている人が、約2倍あるいはそれ以上多いことが判明しました。
外出しない日が続くと、それだけ心身ともに衰えていきやすくなります。リフレッシュも兼ねて、暖かい日に外に出てみてはいかがでしょうか。
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