2023年3月28日、世界保健機関(WHO)が新型コロナのワクチンに関する新指針を公表。高齢者や持病のある人など重症化リスクの高い人や医療従事者など一部の人のみ追加接種を推奨すると発表したのです。
一方、それ以外の人は「得られる効果はかなり少ない」として、追加接種は求めない考えを示しました。
WHOは2023年3月20~23日に開かれた「予防接種に関する戦略諮問委員会(SAGE)」にて、新型コロナワクチンの今後の接種方針について検討。高齢者など重症化リスクの高い人や医療従事者のみ今後も追加接種を推奨する方針を固めたのです。
SAGEは、新型コロナに感染した場合のリスクを、以下のように「高」「中」「低」に分類しました。
SAGEは今後も、高齢者などリスクの高いグループの人については、引き続き追加接種を推奨するとしています。
一方、それ以外の人々については、3回目までのワクチン接種は推奨するとしながらも、それ以上の接種は「得られる効果がかなり少ない」と結論付けました。
WHOから、高齢者などリスクの高い人は今後も新型コロナワクチンの接種を推奨するという方針が出されました。
ただ、そのワクチンは高齢者などにとって、本当に安全かつ効果があるものなのでしょうか?
厚生労働省によると、日本で使用されているワクチンは、実際に広くワクチンを接種が開始される前に臨床試験をおこない、厳格に安全性をチェックしているそうです。そのため、日本で使用されているワクチンについては、安全性は担保されていると言えるでしょう。
また、その効果についても臨床試験がおこなわれており、日本で出回っているファイザー社製、モデルナ社製、武田社製のどれもが90%を超える発症予防効果や重症化予防効果が認められています。
そのため、リスクの高い人は、今後もワクチンの追加接種が重症化を防ぐために重要だと言えます。
もちろんワクチンを接種したからといっても重症化リスクはゼロではないため、手洗いなど基本的な感染対策はおこなった方が良さそうです。
参考:「新型コロナワクチンQ&A」(厚生労働省)
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