2023年5月9日、山形県新庄市にある最上総合支庁で、塩分を控えたランチの試食会が開かれました。
今回提供されたメニューは、5月19日から最上総合支庁の食堂で提供される予定だそうです。
最上総合支庁地域健康福祉課が、生活習慣病や高血圧の予防につなげる目的で5月9日に塩分を控えたランチの試食会を開催。総合支庁の職員10人が参加しました。
今回の試食会では、キーマカレーや山菜のマリネなど4種類が提供されたそうです。
山形県の食塩摂取量の目標が1日8gなのに対し、最上地域では平均9.8gと上回っていることから、今回の試食会では1食あたりの塩分が2.5g程度になるように調理されています。
試食会を企画した職員は「塩分を減らした料理でもおいしく食べられることを知ってもらって、毎日の食事メニューに取り入れてほしい」と話しました。
日本高血圧学会の「高血圧ガイドライン」によると、65~74歳の血圧を140/90mmHg、75歳以上なら150/90mmHg以内に抑えることが望ましいとされています。
それ以上の血圧が長期にわたって続くと動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞などを発症するリスクが高まってしまうのです。
では、どうすれば血圧の上昇を抑えられるのでしょうか?
まずは、毎日の塩分摂取量を見直してみることが大切。WHOは1日の塩分摂取量を5g未満に抑えることを推奨しています。
また、WHOによると、食事で摂取する塩分のおよそ8割が加工食品由来とのこと。ソーセージやハムなどの加工食品を食べる量を減らすことで、摂取する塩分量を大きく抑えられます。
最近では、高品質な減塩食品が数多く販売されています。生活習慣病を防ぐために、食事メニューを減塩食品に置き換えてみても良いかもしれませんね。
参考:「Salt reduction」(WHO)
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