デンタルサポート株式会社は、超音波(エコー)を使用した摂食嚥下のリスクを判定するプログラムおよび嚥下評価システムの特許を取得。より便利で安全に嚥下評価プログラム・嚥下評価システムの利用を実施するため、早稲田大学と共同で検査デバイスの開発を進め、実用に向けた事業展開をしていると発表しました。
デンタルサポート株式会社が発表した「嚥下評価プログラム・嚥下評価システム」とは、超音波(エコー)を使用し、食べ物を飲み込む時の咽頭部周辺の筋肉の動きを数値化して評価するシステムです。
今回開発した嚥下評価システムでは、検査時の身体の負担が少なく、誰でも簡単に、かつ明確な摂食嚥下の状態を判断できます。また、嚥下評価システムの結果をもとに、その人に合った「摂食嚥下機能改善プログラム」を作成することも可能です。
デンタルサポート株式会社は「最後まで自分の口から食べられる社会」を目標にかかげ事業展開をしているそうです。
そもそも摂食嚥下とは、食べ物を食べる時の動作のこと。人は口に物を入れると、食べ物が認知され、口腔、咽頭、食道を通り、食べ物が胃に届きます。食べ物や飲み物が胃に届くまでの間に、何かしらの障害が起こる人は摂食嚥下障害と判断されます。
食べ物や飲み物が胃に届くまでの間に起こる障害とは、例えば以下です。
高齢になると、歯が悪くなったり、物を飲み込む力が弱くなるなど、さまざまな機能低下が起こるでしょう。高齢者の中には薬を飲んでいる方も多いので注意が必要です。
口の機能が低下すると食事を楽しめません。口の体操や唾液腺のマッサージで改善できることもあるので、日頃から意識して口腔機能を維持しましょう。
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