超高齢社会が進む日本で、介護の問題は誰にとっても無視できないものになりました。
そうした状況を受けて、スムーズに脳ドックを受けられるサービス「スマート脳ドック」を提供しているスマートスキャン社が、介護経験のある人を対象にアンケートを実施しました。
この調査の結果、介護を経験した人は適切な運動や規則正しい生活などで介護予防を行い、事前に貯金などの準備をした方が良いと考えているようです。
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スマートスキャンは、介護経験のある人に介護の実情や介護予防についての調査をおこないました。
その結果、「どのような方(要介護者)の介護をしていましたか?」の質問には、認知症と回答した人が約45%と最も多い結果に。また、かかった介護費用については、累計100万円未満と答えた人が約40%、100万~200万円が約20%となりました。
その一方で、事前に想定していた金額についても質問しています。「まったく想定していなかった」という人が30%以上でした。多くの人が、自分が介護をすることになるとは考えていなかったようです。
加えて、「介護予防や対策で事前にしておいた方が良いこと」についての質問には、「適度な運動(約40%)」「規則正しい生活(約35%)」「介護費用の貯金(約30%)」という回答が上位に入っています。
同社はこれらの結果から、介護費用を抑えるためにも“予防医療”が大切と説明。また、認知症の家族を介護している人が多いことから、脳ドックの受診も勧めています。
今回の調査結果から、介護を経験した人の多くが「自分が介護をすることになる」とは思っていなかったことが伺えます。
この調査の中で実際の介護期間についても質問しています。それによると「1年以上5年未満(約45%)」が最も多く、「5年以上10年未満(約20%)」という結果でした。
この結果から、介護期間はおおよそ1~5年と想定して良いのかもしれません。ただ、比較的若い年齢で介護を受けることになったら、さらに期間が延びるつもりでいましょう。
この期間に合わせて、介護費用の準備も必要になりそうです。調査では、かかった介護費用は「100万円未満」と回答した人が約4割だったので、100万円は貯めておきたいところですね。
介護を始めると、身体や精神だけでなく経済的にも負担が増えるものです。今回の調査結果を参考に、「いつかは家族や自分が要介護者になる」と思って貯金や情報集めをしていきましょう。
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