新型コロナウイルスの拡大により、外出することが少なくなって運動不足を感じるが増えているようです。
また、年を重ねるごとに身体や脳の衰えも感じている人もいることでしょう。
そうした問題を改善しようと制作されたのが、ダンスボーカルグループのTRFのDVD「リバイバルダンス」。認知症などの専門家とTRFが監修した筋トレと脳トレを同時にできるダンスプログラムです。
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今月7日のDVD制作発表会に登場したのは、ダンスボーカルグループのTRFのメンバー。高齢者向け筋トレ・脳トレができるDVD「リバイバルダンス」の紹介をしました。
このDVDは、歩行能力アップを目指す「運動編」と認知機能の改善を目指す「脳活性編」の2枚に分かれています。楽しく踊るダンスパートの他にも、身体をほぐすウォーミングアップやダンスを覚えるレッスンパートがあるので、無理なく誰でも踊れる構成になっています。
また、イスに座ったままできるような振付もあるので、「立ち続けるのは辛い」という人や、膝の負担が心配な人も安全におこなえるそうです。
そしてこのDVDの特徴のひとつに”懐メロ”を採用していることがあります。美空ひばり「川の流れのように」、郷 ひろみ「お嫁サンバ」など往年のヒット曲にあわせて楽しみながら踊れるプログラムになっています。
ちなみに、このダンスプログラムの効果を、東京大学などのグループが調査したそうです。
「リバイバルダンス」をするグループ、ウォーキングをするグループ、何もしないグループに分けて、4週間後に運動機能・認知機能・可動域(関節の曲がりやすさ)を測定しました。
すると、どの項目でもこのダンスをおこなったグループの数値が良いという結果に。このダンスが身体機能と認知機能を向上する効果があることがわかったそうです。
ダンスをすることで、身体の動きや体力は向上しそうなイメージがありますが、認知機能も改善するのは意外ですよね。
このダンスの開発に携わった認知症の専門家によると、有酸素運動をしながら他のことをおこなう「デュアルタスク・トレーニング」が脳には良いとのこと。脳の複数の領域を同時に使うことで、さまざまな認知機能の改善ができるのだそうです。
また、このプログラムは自宅でできるのがうれしいポイント。コロナ禍なので「外に出る機会をなるべく減らしたい」という人も外出しなくてすむのが良いですよね。
何かきっかけがないと脳トレ・筋トレを始めるのは難しいもの。こういったダンスをしながら、身体を動かすのも良いかもしれませんね。
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