「装着型サイボーグ」というものを知っていますか?
これは、歩いたり肘を動かせなくなった人が装着することで、関節の動きをサポートしてくれるもの。全国の病院などで活用されています。
これまでは主に病院でしか利用できなかったものですが、今月から広島市の「あいリハ訪問看護広島南」が訪問リハビリでサービス提供を開始しました。
自宅でも専門的なリハビリを受けたいという声を受けて導入したそうです。
広島市の「あいリハ訪問看護広島南」の訪問リハビリで導入を開始したのは、「装着型サイボーグHAL」です。
この機械は、手足などに装着することで使用者の関節の曲げ伸ばしをサポートするもの。自分の力では手足を動かせない人も、動かせるようになるそうです。
というのも、この機械は脳から発信された信号をセンサーがキャッチすることで関節の動きをサポート。「肘を曲げたい」と思うのに合わせて機械が関節を曲げる仕組みになっています。
この機械は、装着者の意志に従って関節を動かすため「動かされている」という感覚ではなく、自分で「動かしている」という感覚があるのだそう。そのため、これを使ってリハビリを続けると、身体の動かし方を思い出して身体機能が回復していくとのことです。
また、この機械は病院やリハビリセンターなどでも導入されています。脳梗塞で手足がマヒしてしまった人や筋萎縮性側索硬化症(ALS)の人のリハビリなどにも活用されています。
「装着型サイボーグ HAL」は自分の意思で身体を動かすことで、徐々に身体機能の向上をしていくという世界初のリハビリ機器です。
ただ、画期的なものだけに費用が高額なのがネック。保険適用外の自費サービスのため、「あいリハ訪問看護広島南」では1回(60分)あたり1万6500円かかります。
そのため、「もっと本格的なリハビリをしたい」という人が中心で利用するサービスとなるかもしれませんね。
しかし、この機械を使ってリハビリしたことで、自分でできることが増えたという声もあるそう。本気で身体機能を回復したい人は、検討してみても良いのではないでしょうか。
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