政府は、今年2月末までにすべての介護施設の入居者の新型コロナウイルスのワクチンの3回目接種を完了させることを目指していました。
しかし、実際のところ2月末までに完了していたのは88%だったそう。また、今月15日時点で接種を完了した施設は、95%を占めたことを公表しました。
この結果に対して、後藤厚生労働大臣は「残った施設にもできるだけ接種していただけるように、お声がけしていきたい」としました。
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新型コロナのワクチン接種3回目が、今月15日時点で95%の介護施設で完了したことを厚生労働省が発表しました。
当初、政府は2月末時点での接種完了を目指していましたが、施設側の調整などが難航して想定通り進んでいませんでした。今月半ばになってようやくほとんどの施設で接種が完了したようです。
また、接種が終わっていない施設に関しては、「施設内クラスターが発生したなどのやむを得ない事情があった」と後藤大臣は今月15日の会見で説明しています。
ちなみに、今月17日時点での65歳以上の高齢者の3回目のワクチン接種完了数は約2665万人。全体の約75%の高齢者が接種を終えています。
また、都道府県別に見ると、最も接種率が高いのは岐阜県で約84%。反対にもっとも低いのは秋田県で約58%と大きく差が開いています。
今月17日、政府は18都道府県の「まん延防止等重点措置」を全面解除する方針を明らかにしました、
そのため、社会活動が活発になることが想定されており、高齢者だけでなく全世代のワクチンの追加接種が急務。しかし、現状では接種完了したのは全体の約33%にとどまっています。
ようやく介護施設に入居する高齢者へのワクチン接種がほぼ完了したので、今後はそれ以外の高齢者や全世代への接種拡大の対策も進めていく必要がありそうですね。
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