健康増進のために、食事に気を付けたり運動したりといった習慣を取り入れている人も多いのではないでしょうか。
そうした習慣に加えて、毎日のコーヒーを取り入れてみるのも良いかもしれません。というのも、毎日のコーヒーが心疾患や不整脈、さらには長生きにも関わることが3つの研究で明らかになったのです。
オーストラリアの心臓・糖尿病研究所が3つの研究をおこない、それによって1日に2~3杯のコーヒーを飲むことが心不全や不整脈、死亡リスクの低下に効果があることがわかりました。
これらの研究結果は米国心臓病学会で報告される予定だそうです。
まず1つめの研究では、約38万人ものデータを追跡してコーヒーの接種と心疾患や脳卒中の発症リスクの関係を調査。その結果、1日に2~3杯コーヒーを接種している人は、冠動脈疾患・心不全・不整脈・死亡のリスクが10〜15%低下していることがわかりました。
次に2つめの研究は、心血管疾患を患っている約3万4300人を対象に同様の内容を調査。こちらも1日に2~3杯のコーヒーを飲むことで、全く飲まない人に比べて死亡リスクが低下していました。
さらに、不整脈のひとつである心房細動を患っている人が1日1杯のコーヒーを飲んだ場合、死亡リスクが20%近く下がっていたそうです。
そして3つ目の研究では、インスタントやカフェインレスなどコーヒーの種類によって心疾患のリスクに違いが出るのかを調査をおこないました。
その結果、豆を挽いたコーヒーやインスタントコーヒーのどちらでも不整脈や脳卒中、心不全のリスクが低下。死亡リスクは、コーヒーの種類に関わらず低下することがわかりました。
これらの研究をまとめると、コーヒーを飲むことが心不全や不整脈、脳卒中、死亡などのさまざまなリスクの低下と関係しているという結果になりました。
コーヒーが健康に良いという研究結果がいくつも出ているようですね。
これまで、コーヒーを眠気覚ましとして飲んだり嗜好品として好んで飲んでいる人は多いと思いますが、その習慣が健康につながっているなんてちょっとお得に感じますね。
今回のもの以外にも、コーヒーの健康効果についての研究がいくつもおこなわれています。以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
https://e-nursingcare.com/guide/news/news-6889/
https://e-nursingcare.com/guide/news/news-2653/
カフェインが苦手な人は無理しない方が良いですが、そうでない人は健康増進の習慣として毎日のコーヒーを取り入れてみるのも良いかもしれないですね。
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