厚生労働省の調査によると、日本の糖尿病を強く疑われる人は約1000万人。インスリンなどの治療薬はあるものの、糖尿病の治療や血糖値のコントロールをする際には、やはり栄養の管理が大切とされています。
しかし、食事の改善をしたいと思っていても、具体的には何を食べたら良いかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで、おいしい健康社は献立・栄養管理AIアプリ「おいしい健康」を開発。今回、筑波大学と共同で、糖尿病患者を対象としたアプリによる食事療法について研究を始めることを明らかにしました。
献立・栄養管理AIアプリ「おいしい健康」が、筑波大学と共同で糖尿病患者を対象とした研究をおこなうことを発表しました。
このアプリは、糖尿病だけでなく高血圧や脂質異常症といった生活習慣病に合わせた食事をAIが提案するもの。栄養管理が必要な人の「今日、何を食べたら良いの?」という悩みを解決することを目指しているそうです。
アプリから提案されるレシピは、約1万種類にのぼる管理栄養士が考案したものや健康の悩みを抱えるユーザーが実体験をもとに編み出した約20万件など。多様なレシピからその日の食事を選べます。
また、今回の研究はアプリで献立情報の提供を受けることで利用者の食事の変化があるのか、血糖値の上昇抑制効果があるのかなどの調査を目的としています。
参加者は、3ヵ月間にわたってこのアプリに提案された食事をとります。すべての食事を指示通りのものにする必要はなく、夕食を週1~3回の頻度でアプリの献立に変えるだけで良いそうです。
おいしい健康社によると、管理栄養士が不在な一般診療所は全体の約9割。多くの糖尿病患者が十分な食事療法を受けられない状態だそうです。
そのため、具体的にどんな献立にしたらいいかわからないので、食事療法の重要性をわかってはいても自分ではできないのが現状。そういったときにこのアプリを活用できれば、毎日の食事に迷うこともなくなりそうです。
はじめのうちは提案された通りの食事を食べて栄養の知識を身につけ、栄養管理に慣れてきたら自分ひとりでもできるようになるかもしれませんね。
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。