高齢者は、入院すると身体機能が落ちやすい傾向があります。「病気は治ったけど、歩けなくなって帰ってきた」なんてこともあるのです。
そこで、病院でリハビリをするのですが、リハビリ病棟での入院期間は最大180日。もし、この期間を終えても身体機能が戻らなかった場合でも退院しなければいけませんが、保険適用のリハビリでは時間が足りないケースが少なくありません。
そのため、退院後のリハビリを補う「自費リハビリサービス」が増加。千葉県千葉市にある幕張ホームクリニックでは、患者のニーズに応えるために自費リハビリとして日本で初めて歩行リハビリ支援ロボット「ウェルウォーク」を導入しています。
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千葉県千葉市の幕張ホームクリニックでは、歩行リハビリ支援ロボット「ウェルウォーク」を導入したことを明らかにしました。
このロボットは、トヨタ自動車と藤田医科大学が共同で開発したもの。ウォーキングマシンと同じように利用者がベルトの上で歩くことでリハビリをおこないます。
利用者の目の前にあるモニターには、利用者の様子がリアルタイムで表示されるので、自分の歩行状況を見ながらリハビリを実施可能。さらに、脚にマヒがある場合には、マヒ側の脚に「ロボット脚」を装着することで、膝の曲げ伸ばしを補助します。
これまでこのリハビリロボットは、医療機関にのみ設置されていたため、利用できるのは保険適用のリハビリ患者に限られていたそう。そこで、同クリニックでは「保険でのリハビリは終了したが、よりきれいな歩行を取り戻すためにリハビリをしたい」という声に応えて自費リハビリとしてサービスの提供を開始したとのことです。
保険適用のリハビリは、リハビリを受けられる時間に制限があるだけでなく、医師の診断が必要なためにリハビリ内容を自分で決められないというデメリットがあります。
対して自費リハビリは、保険が適用されないのでお金がかかりますが、納得がいくまでリハビリをおこなえますし、状況に応じたリハビリ機器を試せるというメリットがあります。
もし、今のリハビリに物足りなさを感じていたら自費リハビリサービスを活用してみるのも良いかもしれませんね。
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