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#最新研究

#最新研究 #糖尿病予防

ワインで糖尿病のリスクが低下!?「食事しながら飲む」と効果的

新たな研究で、食事中に飲酒する人は、食事以外のタイミングで飲酒する人に比べて糖尿病の発症リスクが下がったことが明らかになりました。 この研究はアメリカのテュレーン大学の研究グループによっておこなわれ、その研究結果は「American Journal of Clinical Nutrition」という医学誌に掲載されています。 糖尿病を発症していない人を対象に調査 今回の研究は、さまざまな環境が疾患に与える影響を調査するイギリスのデータベース「UK Biobank」に登録された、調査の初めの段階で糖尿病を罹患していない飲酒者約31万人の医学データを解析しました。 飲酒タイミングの内訳は、「食事中に飲酒」が43.9%、「食事以外のタイミングで飲酒」が20.2%、「飲酒のタイミングが不定」が35.9%でした。 平均して約10年にわたって対象者を追跡調査したところ、8598人が糖尿病をのちに発症したことがわかりました。 ワインを飲むと糖尿病の発症リスクが下がる 医学データを解析した結果、食事中に飲酒をする人と飲酒のタイミングが決まっていない人は、食事以外のタイミングで飲酒する人に比べて、糖尿病の発症リスクが低いことが明らかになりました。 また、食事中に飲酒する人は、飲酒量と糖尿病の発症リスクがU字型の相関関係にあることが判明。食事中にわずかしか飲酒しない人(毎週50g未満)に比べて、中等量飲酒する人(毎週100~200g)の方がより糖尿病の発症リスクが低くなったのです。 さらに研究グループは、どの種類のお酒を飲むと糖尿病の発症リスクが低くなるかについても分析。その結果、ワインを食事中に飲む人はリスクが低くなる傾向にあることがわかりました。 一方、ビールや蒸留酒と糖尿病の発症リスクの関連は認められませんでした。 この結果を受けて、研究グループは「飲酒量と糖尿病の発症リスクの関連を研究するときに、飲酒のタイミングも考慮しておくことの重要性が示された」としています。 今回の研究では、なぜ食事中にワインを飲むと、糖尿病の発症リスクを減らせるのかは言及されませんでした。今後、より研究が進んでいけば、ワインの効果もさらに明らかになっていきそうですね。

2023/02/08

#最新研究 #生活習慣病予防 #肥満

キムチで肥満防止?乳酸菌が作り出す「単鎖脂肪酸」が基礎代謝を向上

新たな研究で、キムチなどの発酵食品に含まれる特定の乳酸菌が、肥満の予防や改善に役立つ可能性が示されました。 この研究は京都大学が主導する研究グループによっておこなわれ、その研究結果は「Gut Microbes」と呼ばれる学術誌に掲載されています。 乳酸菌の効果 乳酸菌は、腸内環境を良くする善玉菌と呼ばれる菌の一種で、さまざまな健康に役立つ効果があると言われています。 乳酸菌を摂取すると、乳酸菌から作られる乳酸によって腸内は弱酸性になります。腸内を酸性に保てれば、毒素を発する悪玉菌が増殖しにくくなる環境に。その結果、下痢や便秘などのお腹のトラブルを防げるのです。 乳酸菌の効果はそれだけではありません。 乳酸菌には、身体全体の免疫細胞のうち約70%を占める腸内の免疫細胞を活性化させる効果もあるとされています。そのため、乳酸菌を摂取することは風邪や感染症の予防にもつながるのです。 乳酸菌が肥満を防ぐ 研究グループは、キムチなどの発酵食品の発酵に用いられる「L.mesenteroides」と呼ばれる乳酸菌に着目。乳酸菌が代謝することによって生産される「EPS」と呼ばれる物質を分析しました。 「EPS」は炭水化物と同じ糖類の一種で、環境ストレスなどから身を守る働きがあるとされています。 研究グループが「EPS」を腸内に似せた環境に加えると、基礎代謝や免疫力を向上させて肥満を防ぐと考えられている「単鎖脂肪酸」が増加したことが明らかになったのです。 研究グループは「今後さらなる研究をおこない、肥満を予防したり改善したりするためのサプリメントや機能性食品の素材としてEPSが活用できる可能性もある」としています。 今後この研究がさらに進み、肥満が原因で生活習慣病になって苦しんでいる人の助けになれば良いですね。

2023/02/07

#最新研究 #生活習慣病予防

コーヒーが脂肪肝のリスクを下げる!?ポリフェノールが影響か

新たな研究で、コーヒーを習慣的に飲む人はそうでない人に比べて脂肪肝のリスクが軽減する可能性が示されました。 この研究はポルトガルのコインブラ大学によっておこなわれ、その研究結果は「Nutrients」という学術誌に掲載されています。 脂肪肝とは 脂肪肝とはどのような状態なのでしょうか? 脂肪肝とは肝臓に脂肪が多く溜まった状態のこと。脂肪肝には、お酒を大量に飲む人がなりやすいアルコール性の脂肪肝と、お酒ではなく食べ過ぎや運動不足などの生活習慣の乱れによって引き起こされる非アルコール性の脂肪肝があります。 脂肪肝になると、肝臓の機能がどんどん悪くなっていきます。これを放置すると肝炎や肝硬変などを引き起こし、命に関わることもあります。 さらに厄介なことに、肝臓はほかの臓器と比べて症状が出にくいと言われています。脂肪肝になってもかなり悪化するまで症状が出ないことも。「日中いつもだるい」「最近疲れやすくなった」などといった自覚症状がある人は、早めに医師に相談すると良いでしょう。 コーヒーの摂取量が多い人は脂肪肝のリスクが低い 今回の研究において、研究グループは肥満傾向にある156人の男女を対象に調査を実施。対象者の尿を採取し、対象者がどれくらいコーヒーを飲んでいるかを調べました。 その結果、コーヒーの摂取量が多い人はコーヒーをそれほど飲まない人に比べて脂肪肝のスコアが低いことが明らかになったのです。 この結果を受けて、コインブラ大学神経科学・細胞生物学センターに所属するジョン・ジョーンズ氏は、「コーヒーを習慣的に飲む人は脂肪肝のリスクが軽減されることがわかった。理由はさらなる研究が必要だが、コーヒーに含まれるポリフェノールなどの抗酸化物質が良い影響を与えている可能性がある」と分析しました。 脂肪肝になっている人は、肥満や高血圧といった生活習慣病も患っている人が多いとされています。脂肪肝を予防するためには、運動や毎日の食事など日々の生活習慣を見直すことも大切ですね。

2023/02/07

#最新研究 #認知症予防

「スーパーエイジャー」とは?80代でも記憶力を50代並に保つ秘訣

アメリカのノースウェスタン大学で、80歳以上であっても50代と同程度の記憶力を持つ「スーパーエイジャー」に関する研究が進められています。 研究チームは14年前から、優れた記憶力を持つ高齢者「スーパーエイジャー」を集めて研究をおこなってきたそうです。 研究対象に入る条件 ノースウェスタン大学のスーパーエイジャーに関する研究の対象者になるためには、80歳以上の高齢者が詳細な認知テストを受けて、50~60代の健康な成人と同じかそれ以上の認知能力を持つことを証明しなければなりません。 ノースウェスタン大学によると、知能指数(IQ)よりも、日常の出来事や過去の経験をよく覚えていることが条件だとしています。 また、厳しい認知テストを通過して実際に研究の対象者になるのは、応募者のうちわずか10%ほどだそうです。 「スーパーエイジャー」は脳萎縮のペースが緩やか 研究グループによると、大多数の人は、年齢を重ねるにつれて脳が萎縮していきますが、スーパーエイジャーは思考や記憶などを司る大脳皮質の厚みが変わらず、50~60代の人と比べても脳萎縮のペースが遅いといいます。 また、死後に提供されたスーパーエイジャーの脳を調べたところ、認知症を引き起こす原因物質のひとつとされる「タウたんぱく質」の量が一般成人の脳に蓄積された量よりも3分の1程度だったことが判明。さらに、「VEN」と呼ばれる脳内の素早い情報伝達に役立つ細胞の数も通常の人より多いことも明らかになりました。 研究グループは、スーパーエイジャーに共通する特徴として「明るくて前向きな性格で、日々新しいことを学ぶなどして脳を刺激している」と話しています。 新しいことを学ぶのは労力もかかりますが、その分好奇心に満ちた生活を送れます。そうした生活の積み重ねが、若々しい脳を保つ秘訣なのかもしれませんね。

2023/02/06

#最新研究 #糖尿病予防

睡眠の質が悪いと糖尿病のリスクが増加する!?早歩きで睡眠障がいを改善

新たな研究で、質の良い睡眠が十分取れていない人は質の良い睡眠ができている人に比べて、糖尿病を発症するリスクが高くなる可能性が示されました。 この研究は南オーストラリア大学によっておこなわれたものです。 睡眠の質が悪い人は糖尿病のリスクが増加 南オーストラリア大学の研究グループは、オーストラリアに住んでいる約1000人を対象に調査を実施。睡眠障がいがあるかどうか、何時から何時の間に眠るのか、毎日何時間くらい睡眠時間を確保しているのかなどを調べました。 その結果、質の良い睡眠が取れていない人は質の良い睡眠ができている人よりも、糖尿病を発症するリスクが高いことが判明したのです。 南オーストラリア大学の看護学部に所属するリサ・マトリチアーニ氏は「睡眠は時間の長さだけでなく質も大切だ。どれだけ熟睡できているか、毎日規則正しい時間に寝られているかにも気を配ることの重要性が、今回の研究でわかった」と述べています。 睡眠の質を改善するために では、どのように生活すれば睡眠の質を改善できるのでしょうか? 北陸先端科学技術大学院大学などで構成されたグループは、この疑問に答えるためにある研究をおこないました。 研究グループは、東京都江東区と愛媛県松山市にそれぞれ住んでいる40~64歳の成人683人を対象に調査を実施。対象者の睡眠の質をアンケートで調べたほか、日々の身体活動も7日間にわたって測定しました。 その結果、座ったり寝たりする時間を1時間減らして、その代わりに中強度から高強度の運動をする時間を60分増やすと、睡眠の質を改善できることがわかりました。特に中年女性で大きな効果が得られたとしています。 研究グループは「睡眠障がいを予防するためには、活動的な生活スタイルを構築していくことが必要だ」と述べています。 中強度から高強度の運動といっても、ジムなどに通う必要はありません。意識的に早歩きするだけでもその効果が得られると考えられています。日々のちょっとした時間に取り組んでみると良いかもしれませんね。

2023/02/03

#介護予防 #最新研究 #認知症予防

1日10分でOK!認知機能の改善には早歩き程度でも効果あり?

新たな研究で、ある程度以上の強度で運動をすると、認知機能が改善する可能性が示されました。 この研究はイギリスのロンドン大学が主導する研究グループによっておこなわれ、その研究結果は「Journal of Epidemiology & Community Health」という学術誌に掲載されました。 対象者をグループ分け 今回の研究は、イギリス在住の約4500人を対象に実施。また、ずっと座ったり眠ったりするなど活動量が少なかったグループと、中強度から高強度の運動を毎日約10分おこなったグループに対象者を分類しました。 ここでは、中強度の運動を早歩きや自転車、階段の上り下りなどを指しています。また、ジョギングや水泳、上り坂のサイクリングなど息が切れるくらいの運動を高強度の運動としています。 中強度以上の運動をすると認知機能が改善 研究グループは、対象者に活動モニターを装着してもらい、日々の活動を記録。それから、運動が記憶力や問題解決力などの認知機能にどう影響を与えたかを分析しました。 その結果、中強度から高強度の運動を毎日10分程度おこなったグループは、ずっと座ったり眠ったりしていたグループに比べて認知機能が改善したことが明らかになったのです。 特に、計画や整理などの実行機能に大きな変化が現れたと言います。 この結果を受けて、ラトガーズ大学に所属するスティーブン・マリン准教授は「短時間であっても運動する習慣を身につけることの重要性が示された」と述べました。 今回の研究をリードしたロンドン大学のジョン・ミッチェル教授は「研究参加者の元々の健康状態や睡眠の質など不明な点も多いので、さらに結果を検証していきたい」としています。 ジムに行ったりしなくても、歩くときにいつもより意識的に速く歩くだけでも効果がありそうです。お出かけのときに、試してみてはいかがでしょうか。

2023/02/02

#がん #最新研究 #糖尿病治療

糖尿病の人はがんリスクが2倍!?一方で、発症リスク60%減の方法も

新たな研究で、糖尿病の人はがんによる死亡リスクが糖尿病でない人に比べて高いことが明らかになりました。 この研究は、イギリスのレスター大学糖尿病研究センターが主導するグループによっておこなわれ、その研究結果は「Diabetologia」と呼ばれる欧州糖尿病学会が刊行している医学誌に掲載されています。 糖尿病になるとがんによる死亡リスクが高まる 研究グループは、1998~2018年にイギリスの医学データベースに登録され、新規に糖尿病と診断された成人13万7804人のデータを解析。その結果、糖尿病の人のがん死亡率は、そうでない人に比べて18%高いことがわかりました。 さらに、がんの種類ごとに分析すると、肝臓がんや膵臓(すいぞう)がん、子宮内膜がんの死亡率は特に高く、約2倍にまで上昇したことが判明したのです。 この結果を受けて、研究グループは「糖尿病の人は長期間にわたって血糖値の高い状態が続き、炎症にもさらされている。そうした状態ががんによる死亡リスクの上昇につながっているのではないか」としています。 糖尿病の人ががんを予防するために 別の研究によると、糖尿病の人であっても、良好な血糖管理を続ければがんの発症を大幅に減らせると言います。 スウェーデンのヨーテボリ大学は、スウェーデン国内のがん統計や「スウェーデン肥満研究」などの医学データを解析。その結果、血糖値を適切にコントロールできていて、肥満治療も受けている人は、がんの発症リスクを約60%減らせることが判明したのです。 この結果を受けて、ヨーテボリ大学の分子医学部に所属するマグダレナ・タウベ氏は「今回の研究で、糖尿病を治療するとがんが予防できる可能性が高まることが明らかになった」としています。 糖尿病の人であっても、うまく血糖値をコントロールできればがんの発症リスクを大幅に減らせることがわかりました。健康に長生きするためにも、糖尿病がある人は日々の生活を見直してみてはいかがでしょうか。

2023/02/01

#最新研究 #認知症予防

ソーセージが認知症リスクを上昇させる!?「超加工食品」のおいしい罠

新たな研究で、ソーセージやカップラーメンなどの「超加工食品」を食べ過ぎている人は、そうでない人に比べて認知症のリスクが高まることが明らかになりました。 この研究は、ブラジルのサンパウロ大学が主導する研究グループによっておこなわれ、研究結果は「JAMA Neurology」と呼ばれる医学誌に掲載されています。 超加工食品とは 今回挙げられている、「超加工食品」とはどのような食品なのでしょうか? 研究グループは、超加工食品を「自然食品をほとんど含まず、油、糖、でんぷんなど人間が加工した物質でできていて、香料や着色料などの添加物が含まれている食品」と定義しています。 ソーセージのような加工肉やコーラなどの砂糖がたくさん入ったジュース、カップラーメンといったインスタント食品などがその一例です。 超加工食品を食べ過ぎる人は認知症のリスクが高まる 研究グループは、平均年齢51歳の男女10775人を対象に10年間にわたる追跡調査を実施。さらに、調査の最後には対象者に認知テストを受けてもらい、認知能力が時間の経過とともにどう変化したかを調べました。 その結果、1日の摂取カロリーのうち28%以上を超加工食品から摂取している人は、そうでない人に比べて認知症を発症するリスクが高いことが明らかになったのです。 自然食品をベースとした生活を推奨している栄養士、ジャッキー・ニュージェント氏は「食生活の中でたまに超加工食品を食べる分には問題ない。長期間にわたって超加工食品ばかりを食べ続けるのが問題なのだ」と指摘しています。 カップラーメンなどの超加工食品は手軽に食べられておいしいものが多く、どうしても食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。ただ、健康には良くないので、連日のように食べていると思ったら食生活を見直してみると良さそうですね。

2023/02/01

#最新研究

YouTubeで癒やしの時間を!動画サイト「VIEW-TV.net」で動物や昭和歌謡を配信

2023年1月から、映像制作やWEBサイト制作などを手がける有限会社ラストは、介護施設や病院向けにYouTube動画配信サイト「VIEW-TV.net(ビューTVネット)」をリリースしました。 有限会社ラストは、動物の動画や懐かしい映像を見て癒されてほしいとしています。 YouTube動画配信サイト「VIEW-TV.net」の特徴 「VIEW-TV.net」は無料で使えるYouTube動画配信サイトで、視聴だけならユーザー登録をしなくても利用可能。また、使用中は広告が表示されなくなるため、煩わしさも感じません。 「VIEW-TV.net」で視聴できる動画の種類は次の4つです。 かわいらしい動物 昭和歌謡や民謡、軍歌などの懐かしい音楽 祭りや夜景などの風景 昭和の漫才や落語 どれも高齢者が馴染みのあるジャンルのため、退屈せず動画を視聴できそうです。 さらに、メールアドレスとユーザーIDを登録すれば、自分がよく見る動画を集めたオリジナルチャンネルもつくれます。 テレビや動画との関わり方 高齢になると外出するのもおっくうになり、テレビや動画を漫然と見て過ごす時間が増えた人もいるでしょう。しかし、テレビや動画を見ているだけの時間が続くと、脳が動かない時間もその分続くことになるため、思考力が衰えてしまう危険性があります。 ただ、工夫をすれば、テレビや動画を見ながら脳を動かすことも可能です。その方法とは、テレビや動画で見たものについて家族や職員、利用者同士で話し合う機会をつくることです。 新しいことを記憶する力は年齢とともに衰えていきますが、昔の記憶は保たれていることが多いです。そのため、昔の記憶を喚起させる映像を見て、それについてコミュニケーションを取ることは、良い脳のトレーニングになるのです。 「VIEW-TV.net」で視聴できる動画は、動物や昭和歌謡など高齢者にとって馴染みのあるジャンルが中心なので、活発なコミュニケーションが期待できそうですね。

2023/01/31

#AI #最新研究 #認知症予防

試作アプリ「脳の健康チェックAI」&「脳の健康トレーニングAI」が公開に!継続使用で認知機能の維持に

2023年1月26日、NTTドコモは認知機能低下の防止に役立つ「脳の健康チェックAI」と「脳の健康トレーニングAI」を搭載した試作アプリを公開しました。 これからアプリを利用したことによる効果などを評価し、2025年の3月までにはサービス化したいとしています。 「脳の健康チェックAIとは」 「脳の健康チェックAI」は、スマートフォンの利用状況などからAIが脳の健康状態をチェックするというものです。 アプリをインストールすると、スマートフォンの利用時間や毎日の歩数、位置情報などのデータからユーザーの認知能力をAIが分析し、脳の健康状態を測定します。 分析される認知能力は、情報処理能力、操作効率、遂行力、活動量、社会性、行動範囲の6つ。それぞれの認知能力はグラフ化されるため、一目でチェック可能です。 また、脳トレや専門的な認知症検査の受検案内など、認知症の早期対策に向けた情報も提供されます。 「脳の健康トレーニングAIとは」 一方、「脳の健康トレーニングAI」は、頬や舌などの口回りの運動と計算問題などの脳のトレーニングを同時におこなうというものです。 口元の動作と計算問題を連動させることで、脳に負荷をかけてトレーニングをする狙いがあると考えられます。また、高齢者にとっては、口元を動かすことで食べ物が誤って気管に入ってしまう誤嚥の予防にもなります。 「脳の健康チェックAI」と「脳の健康トレーニングAI」を搭載した試作アプリは、2023年2月2日からインターネット上で開かれる「docomo open house’23」で公開予定だとしています。 脳トレは毎日継続的におこなうことが大事です。「脳の健康トレーニングAI」なら楽しみながら続けられそうですね。

2023/01/31

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介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

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グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設です。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説します。また、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームに入居できるのは医師から「認知症」と診断を受けている方で、一定の条件にあてはまる方に限ります。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている方 医師から認知症の診断を受けている方 心身とも集団生活を送ることに支障のない方 グループホームと同一の市町村に住民票がある方 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 また、生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームで受けられるサービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ 認知症を発症すると何もできなくなってしまうわけではなく、日常生活を送るだけなら問題がないことも多いです。 グループホームには認知症ケア専門スタッフが常駐しています。認知症進行を遅らせる目的で、入居者が専門スタッフの支援を受けながら入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこないます。 食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで、そして洗濯をして干すといった作業や掃除も、スタッフの介助を受けながら日常生活を送ります。 グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては、付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア 施設内レクリエーションやリハビリのほかに、地域の方との交流を図るための活動の一環として地域のお祭りに参加や協力をしたり、地域の人と一緒に公園掃除などの活動を行う施設も増えてきました。 グループホームとして積み上げてきた認知症ケアの経験という強みを活かし、地域に向けた情報発信などのさまざまな活動が広がっています。 地域の方と交流する「認知症サロン」などを開催して施設外に居場所を作ったり、啓発活動として認知症サポーター養成講座を開いたりするなど、地域の人々との交流に重きを置くところが増えています。 顔の見える関係づくりをすることで地域の人に認知症について理解を深めてもらったり、在宅介護の認知症高齢者への相談支援につなげたり。 こうした活動は認知症ケアの拠点であるグループホームの社会的な価値の向上や、人とのつながりを通じて入所者の暮らしを豊かにする効果が期待できます。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、施設に認知症高齢者専門スタッフは常駐していますが、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

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【動画でわかる】有料老人ホームとは?費用やサービス内容、特養との違いは

介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

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