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老人ホームの入浴を週2回より増やす方法はありますか?我慢しないといけないの?

母が入る老人ホームの情報をネット上で集めています。気になっているのが入浴回数。多くの施設で「週2回」と記載されていますが、こんなに入浴回数は少ないものなのでしょうか? 母は毎日入浴しているので週2回だけというのが信じられません。本人も週2回だけというのは嫌がると思います。 老人ホームに入ったら、週2回だけの入浴で我慢しないといけないのでしょうか? (多田さん・会社員・58歳) 介護保険法で週2回以上の入浴が定められていることから、入浴回数を「週2回」と定めている施設が多いです。それ以上の入浴をしたい場合は、週3回以上の入浴回数を設定している施設に入居するか、在宅介護サービスを利用できる施設に入居するなどの方法がありますよ。 老人ホームの入浴が週2回なのはなぜ? 母が入る老人ホームを探しています。まだ、ネット上で情報を集めている段階ですが、入浴の回数について気になることがあります。老人ホームに入ったら、お風呂は週2回しか入れないものなんでしょうか?いくつか老人ホームの情報を見ていたら、どの施設も週2回した入浴できないようで…。今、母は毎日入浴しているので、週2回しか入れないのは嫌がると思います。せめて、週3回か週4回は入れてあげたい…。 残念ながら、多くの老人ホームで入浴が週2回までであるのが実情です。なぜ「週2回」かと言うと、介護保険法で最低でも週2回以上は入浴させなければいけない、と定められているからです。 あれ、でも「週2回以上」ということは、週3回でも週4回でも良いんじゃないんですか? おっしゃる通りです。「週2回」というのは最低限の回数です。ですが、介護スタッフさんの人員が足りない影響で、多くの老人ホームで最低限の回数しか入浴ができないのが実情です。 そういうことなんですね…。 老人ホームで週2回より多く入浴する方法 母が老人ホームに入ったら、お風呂は週2回だけで我慢するしかないんでしょうか? いえいえ、老人ホームに入ってからも週3回以上お風呂に入る方法はありますよ! そうなんですか!どんな方法ですか? 例えば、以下の方法なら老人ホームに入ってからも週3回以上入れるようになりますよ。 週3回以上、入浴日を設けている施設に入居する 追加料金を払えば入浴対応する施設に入居する 住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅に入居する 週3回以上、入浴日を設けている施設に入居する 数は少ないですが、週3回以上の入浴日を設定している老人ホームがあります。そうした施設を探して入居するのが良いでしょう。ただ、やはり週3回以上も入浴日を設定している施設は珍しいので探すのは一苦労。もし、施設探しに迷ったら、ぜひ「いい介護 入居相談室」にご相談ください。 追加料金を払えば入浴対応する施設に入居する 老人ホームの中には、もともとの入浴は週2回でも、追加料金を支払えばそれよりも多く対応してくれるところもあります。 それは嬉しいですね!追加料金はどれくらい支払うんですか? 料金は施設によって大きく異なるので、一概には言えないですね…。料金体系は、「1回600円」「10分500円」といった形になっていることが多いです。 住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅に入居する 住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に入居することで、週3回以上の入浴も可能です。 どういうことですか?そもそも、「住宅型有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者向け住宅」ってどんな施設なんでしょう? 住宅型有料老人ホームとは、介護サービスを自由に組み合わせて利用できる有料老人ホームです。在宅介護サービスを好きなように選択して利用できるのが特徴です。サービス付き高齢者向け住宅は、ご高齢者向けのバリアフリー住宅。比較的に元気な方を対象とした施設で、自由度が高いのが魅力の施設です。どちらの施設も、介護が必要なときは外部の在宅介護サービスと契約します。そのため、「週2回」という回数制限にとらわれずに入浴できるんです。 具体的にはどういうことなんでしょうか? 例えば、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に入居しながら、訪問介護で入浴介助をしてもらったり、デイサービスに通って入浴したり…ということができます。もちろん、週2回という制限はありませんから、毎日でも入浴できますよ。 なるほど!老人ホームに入っても毎日入浴できる方法はあるんですね。 ただ、老人ホームの浴室を使って入浴する場合、ほかのご入居者との兼ね合いで毎日の入浴は難しい可能性があります。そのあたりは、老人ホームやケアマネージャーさんと調整してくださいね。老人ホームの入浴については、以下のご質問でも詳しくお話ししています。参考にしてください。 介護保険法で入浴回数が週2回以上と決められている 追加料金を払ったり在宅介護サービスが使える施設なら週3回以上入浴できることも pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { ...

2023/11/22

施設入居 認知症介護 介護の基礎知識 入浴

老人ホームでの入浴回数や時間が気になります。お風呂の介助はどこまでしてもらえるんでしょうか?

認知症の母の老人ホームを探しています。母はお風呂が大好きなので頻繁に入れてあげたいのですが、老人ホームでは入浴の回数が決まっているのでしょうか? また、皮膚が乾燥しているのでお風呂から出たら保湿剤を塗らないといけません。でも、母は自分ではできないので、誰かに塗ってもらう必要があります。職員さんに塗ってもらえますか? (小池さん・パート・60歳) 老人ホームでの入浴回数は「週2回以上」と国の基準で決められています。多くの施設では週2回の入浴ですが、中にはそれ以上の頻度でお風呂に入れる施設もありますよ。また、入浴後に保湿剤を塗るのも介護職員さんが対応可能です。事前に施設に相談しておきましょう。 老人ホームでの入浴は?回数に決まりがある? 認知症の母が入る老人ホームを探しています。母はお風呂に入ることが大好きで、今も自宅で毎日入浴しています。老人ホームでは、入浴は毎日できるのでしょうか?それとも、入浴できる回数が決められているのでしょうか? 老人ホームの入浴回数は「週2回以上」と国の基準で定められています。多くの施設では、週2回入浴ができ、ご入居者ごとに「火曜日と木曜日」「水曜日と金曜日」と入浴日が決められていることが多いです。 週2回ですか…。けっこう少ないですね。 もちろん、もっと頻繁に入浴できる施設もあるのですが、その多くは介護職員さんの人員に余裕があるところです。週2回より多く入浴できる施設は数少ないのが実情ですね。 そうなんですね…。ちなみに、入浴する時間も決められているんですか?母は夕方になると落ち着かなくなるので、昼食後にお風呂に入ることが多いのですが…。 午前から夕方にかけて幅広く入浴時間を確保している施設が多いですね。お風呂の数がたくさんあるわけではないので、順番にご利用者が入浴していきます。施設の状況によりますが、事前に相談しておけば「昼食後」「14時ごろ」といった入浴時間の指定もできることがあります。 そういうこともしてくれるんですね!母はお風呂は大好きなんですが、認知症のせいか夕方になると機嫌が悪くなってしまうんです。そうなると頑固で絶対にお風呂に入ってくれなくなるので、できれば昼間に入浴させてほしいです。 もし、拒否されてしまったり発熱などで入浴ができない場合は、次の日に入浴していただくこともあります。ただ、それでも入浴できないときはお湯で濡らしたタオルで体を拭く「清拭」に切り替えて対応しています。 入浴介助の内容は? 母は足腰が弱っていてお風呂で滑る可能性もありますし、認知症の影響で自分で体を洗うこともできません。そのあたりも介護職員さんがサポートしてくれるんでしょうか? もちろんです!介護施設ではその方の心身の状況に合わせて声掛けは介助をおこなっています。入浴の際も、頭や身体を洗うときに介助が必要な人であれば介護職員さんが代わりにしてくれますよ。それに、身体機能が落ちて浴槽をまたぐのが大変になってきている人には介護用品を使ったりして動作の支援をおこないます。 そうなんですね、それなら安心です。あ、それとお風呂から出た後に全身に保湿剤を塗らないと、皮膚の乾燥がすごくて…。母は自分では保湿クリームを塗れないのですが、それも介護職員さんがやってくれますか? はい。入浴後に保湿剤や軟膏を身体に塗るのも可能です。普段、ご自宅で使っている保湿クリームがあれば、事前に施設に預けておくと良いでしょう。 老人ホームの入浴設備は? もう一つ、お風呂に関して心配なことがあって…。今はなんとか浴槽をまたいでお湯に浸かれていますが、これからもっと身体が動かせなくなったらお風呂に入れなくなってしまうんでしょうか?母は昔からお風呂が大好きなので、できればシャワーだけじゃなくてお湯に浸からせてあげたいんです。 でしたら、「チェアー浴」や「ストレッチャー浴」などの機械浴の設備のある施設を選びましょう。 機械浴ですか?初めて聞く言葉です。 機械浴というのは、座ったままで浴槽に入れるチェアー浴や寝台に横になったままで入れるストレッチャー浴のことです。機械で動かして浴槽に入るので、機械浴と呼ばれているんですね。対して、一般的なご家庭にあるユニットバスのことを「個浴」や「一般浴」と呼びます。 介護施設にはそういう設備があるんですね。機械浴の設備があると、何か良いことがあるんでしょうか? 例えばチェアー浴の場合、脚が上がらなくなって自力で浴槽をまたげなくなった人が利用します。椅子が機械によって昇降したり、椅子のまま入れるように浴槽が開く構造になっているタイプもありますね。どちらのタイプも、座ったままでお湯に浸かれるので転倒を防止できます。 なるほど!母も湯船をまたげなくなったら、チェアー浴を使えば良いということですね。 もう一つのストレッチャー浴は、座った姿勢を保てなくなった人が寝台に寝たまま入浴できる設備です。チェアー浴でも難しくなったら、ストレッチャー浴を使用するイメージですね。 そうか…、寝たきりになると座った姿勢を保つのも難しくなるんですね。 介護施設の中には、こうした機械浴設備を複数備えてご入居者の介護度に合わせて使い分けている施設がたくさんあります。長く安心して暮らすために、身体状況が悪化しても入浴できる設備を持っているのかに注目してみるのも良いかもしれませんね。 老人ホームの入浴は週2回以上。それ以上の頻度で入浴できる施設も 洗身、洗髪、着替えなどの一連の介助が可能。軟膏や保湿剤を塗るのも対応している 一般浴、ストレッチャー浴といった入浴設備を身体状況に応じて使い分けている pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { content: '[sample]'; ...

2022/12/28

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介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

2021/11/10

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グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設です。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説します。また、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームに入居できるのは医師から「認知症」と診断を受けている方で、一定の条件にあてはまる方に限ります。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている方 医師から認知症の診断を受けている方 心身とも集団生活を送ることに支障のない方 グループホームと同一の市町村に住民票がある方 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 また、生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームで受けられるサービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ 認知症を発症すると何もできなくなってしまうわけではなく、日常生活を送るだけなら問題がないことも多いです。 グループホームには認知症ケア専門スタッフが常駐しています。認知症進行を遅らせる目的で、入居者が専門スタッフの支援を受けながら入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこないます。 食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで、そして洗濯をして干すといった作業や掃除も、スタッフの介助を受けながら日常生活を送ります。 グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては、付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア 施設内レクリエーションやリハビリのほかに、地域の方との交流を図るための活動の一環として地域のお祭りに参加や協力をしたり、地域の人と一緒に公園掃除などの活動を行う施設も増えてきました。 グループホームとして積み上げてきた認知症ケアの経験という強みを活かし、地域に向けた情報発信などのさまざまな活動が広がっています。 地域の方と交流する「認知症サロン」などを開催して施設外に居場所を作ったり、啓発活動として認知症サポーター養成講座を開いたりするなど、地域の人々との交流に重きを置くところが増えています。 顔の見える関係づくりをすることで地域の人に認知症について理解を深めてもらったり、在宅介護の認知症高齢者への相談支援につなげたり。 こうした活動は認知症ケアの拠点であるグループホームの社会的な価値の向上や、人とのつながりを通じて入所者の暮らしを豊かにする効果が期待できます。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、施設に認知症高齢者専門スタッフは常駐していますが、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

2021/11/15

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介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

2021/10/28

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