テレビゲームをスポーツのように競い合う「eスポーツ」。ゲームは若者たちのものと思いがちですが、脳が活性化されて認知機能が高まるという研究もあり、高齢者の参加を促進する取り組みが広まっています。
例えば、NTT東日本は、東北福祉大学と仙台eスポーツ協会と連携して、eスポーツを活用した高齢者のフレイル予防、デジタル格差の解消を目指した実証実験をおこないます。
また、高齢者専用の「シルバーeスポーツジム」が埼玉県に登場。地域の高齢者の集いの場になっているそうです。
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NTT東日本がおこなうのは、東北福祉大学と仙台eスポーツ協会と連携した共同実証実験。高齢者の健康増進やフレイル予防にeスポーツやデジタル機器が良い効果を与えるのかを検証します。
この実証実験では、高齢者向けのeスポーツ体験会やタブレット端末などのデジタル機器の体験会を開催。それらの体験によって得られたデータを分析して、具体的にフレイル予防・デジタルデバイド解消の効果を測定するそうです。
また、昨年12月には埼玉県さいたま市に55歳以上の人向けのコミュニティカフェ「シルバーeスポーツジム」がオープンしました。
この店内には、複数のゲーム機と座席を用意。1人用が4台、2人用が2台、4人用の大スクリーンが1台設置されており、1人でも友人と一緒でも楽しめるようになっています。
ここで用意されているゲームは、初めてゲームをする人向けのものや中級者以上向けのものも。もちろん、初めての人にはジムのスタッフが丁寧にレクチャーしてくれるそうです。
また、コーヒーやお茶などのドリンクバーのオプションもあるそうです。
「若者向け」というイメージが強いeスポーツですが、高齢者の健康増進に効果があるという研究結果もあるそうです。
というのも、身体を動かすスポーツだと高齢者には負担が大きいですが、ゲームであれば激しく身体を動かすことがないので高齢者にうってつけ。ゲームの成績を競い合ったり、協力してゲームを進めるといった人との交流のきっかけにもなるので、フレイル予防の効果も期待されています。
だからといって、やったこともないゲームを始めるのには抵抗がありますよね。そういうときに、「eスポーツジム」などレクチャーしてもらえる環境があると初めてでも挑戦しやすいかもしてません。
「ゲームなんて難しくてできない」と思わずに、新しいことにチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。
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