「気を付けなくちゃ」と思いつつもなかなか継続できない減塩。ラーメンスープはしっかり飲み干し、揚げ物にはソースをたっぷり…。
しょっぱいものが美味しくて、減塩しようと思ってもついつい塩分を摂り過ぎてしまいますよね。
そこで、コンビニの弁当が実は減塩商品だったらどうでしょうか。いつもの弁当のおいしさは変わらないのに、摂取する塩分の量が減らせるのならうれしいですよね。
実は、「こっそり減塩」を進めているコンビニがあります。それはファミリーマート。うどんやパスタ、カツ丼などの定番商品26種類の食塩相当量が「こっそり」減っていたのです。
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コンビニ大手のファミリーマートが、「こっそり減塩」をおこなっていたことを公表しました。
どうして「こっそり」実施したのかというと、「減塩」をアピールすることで塩分控えめの食事が定着しないと考えたからだそう。減塩商品は「塩分〇%オフ」などの言葉をパッケージに記載してアピールしているイメージがありますが、同社ではあえておこなわなかったとのことです。
というのも、同社がおこなったアンケートでは、減塩に対して「味が薄い」「美味しくなさそう」といったネガティブなイメージを消費者が持っていることがわかったから。そのため、減塩アピールをすることの売上効果よりも、ネガティブイメージによる売上減少で減塩商品を継続的に提供できなくなるリスクが大きいと考えました。
また、そういったネガティブイメージを持つ人たちにも減塩商品を手に取ってもらうために、減塩アピールよりも「こっそり減塩」で減塩商品を提供し続けることを優先したそうです。
「こっそり減塩」を実現した商品を挙げると、「きつねうどん」は塩分8.1グラムから5.9グラムに、「ロースかつ丼」は4.1グラムから3.1グラムに、「ミートソーススパゲティ」は4.4グラムから3.6グラムに。実は、さまざまな定番商品の塩分量が減少しています。
3人に1人は高血圧とも言われる日本。日本人は1日10.1グラムも食塩を摂取していると言われており、WHO(世界保健機関)が推奨する食塩摂取量「1日5グラム未満」の約2倍にもなります。
「高血圧大国」と言える日本において、「減塩」の健康効果は大きいでしょう。しかし、自分でおいしい減塩食を作るのは、手間がかかります。
そこで、手軽に買えるコンビニの食品の塩分量が減っていたら、自然と減塩できて助かりますよね。
「毎日どれくらいの塩分を摂っているか知らない」という人もいるかもしれません。これを機に、コンビニで食事を買う際には栄養成分表示で「塩分相当量」をチェックしてみてはどうでしょうか。
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