カナダのクイーンズ大学の研究グループが、「1日の摂取カロリーを100キロカロリー減らして、1日の歩数を2000歩増やすだけで体重を減少できる」という研究結果を発表しました。
研究グループによると、肥満や過体重の人は体重が1年間に0.5~1キログラム増えるだけで、糖尿病や高血圧、コレステロールや中性脂肪などに悪影響があるそうです。
カナダのクイーンズ大学の研究グループは、「1日の摂取カロリーを少し減らして、歩数を増やすことで体重が減少できる」という研究結果を発表しました。
この研究は、BMI(体重と身長から算出する体格指数)が25~39.9の肥満もしくは過体重の中高年を対象におこなわれました。
まず、参加者を「1日の摂取カロリーを100キロカロリー減らして、歩数を2,000歩増やすグループ」と「体重チェックをするだけグループ」に分けました。
その結果、カロリー制限をして運動量を増やしたグループは、平均0.4キログラムの体重減少。対して、体重チェックしただけのグループは、平均0.9キログラム増加しています。
また、研究グループは「年0.5~1キログラムの体重増加で、糖尿病や高血圧、コレステロールや中性脂肪などに悪影響がある」としています。
少しの生活習慣の改善で、体重が減少できることがわかりました。
「ダイエット」というと、きつい食事制限や激しい運動をイメージしてしまいますが、少し生活習慣を変えるだけでも効果はあるようです。
もちろん、厳しいダイエットをしたときよりも体重の減少は緩やかですが、「健康的な生活習慣を身につける」と考えれば、ゆるいダイエットの方が良いのかもしれませんね。
また、今回の実験では、1日100キロカロリーのカロリー制限をしていました。ちなみに、100キロカロリーというと、ミルクチョコレート約3つ分(1つあたり28キロカロリー)。これくらいなら、ちょっとおやつを我慢する程度で続けられるのではないでしょうか。
「運動不足でお腹周りが気になってきた」という人は、今日からほんのちょっとだけ生活習慣を見直してみてはどうでしょうか。
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