糖尿病、高血圧、脂質異常症などの病気は、日本人の三大死因であるがん・脳血管疾患・心疾患の原因にもなるため、予防することが重要です。
しかし、これらの生活習慣病は運動量を増やしたり食生活を改善すれば予防できるとわかっていながらも、将来発症するのかわからないことに気をつかうのは大変。健康的な生活習慣が継続できないこともありますよね。
そうした問題に着目したのが、三井不動産の「&well」というアプリ。東芝が開発した「生活習慣病発症リスク予測AI」「リスク低減シミュレーション」という機能を使って、5年後の糖尿病・高血圧症・脂質異常症の発症リスクをAIが診断し、可視化することで生活習慣の改善を後押しするそうです。
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三井不動産の「&well」は、企業が抱える社員の健康に関する課題の解決をサポートするアプリ。従業員がこのアプリを使って生活習慣を改めることによって、企業や社会の発展をサポートすることを目的としています。
そして今回、東芝が開発した「生活習慣病発症リスク予測AI」「リスク低減シミュレーション」を新機能として追加予定。2022年度中の本格稼働を目指して、来月からこのアプリの利用者300人を対象に機能の導入効果の実証実験をおこなうそうです。
この「生活習慣病発症リスク予測AI」とは、1年分の健康診断結果をもとに5年先までの糖尿病・高血圧症・脂質異常症の発症リスクをAIが予測。スマホアプリ上で、「糖尿病〇%」のように表示されて自分の近い将来の発症確立をはっきり確認できます。
さらに「リスク低減シミュレーション」では、発症リスクを減らすための目標体重を算出。それを実現させるための生活習慣改善のアドバイスや、健康知識を学べるコンテンツもアプリ内で配信しています。
また、このアプリではその日の健康状態や歩数などを記録。そういった活動をすることでアプリポイントが貯まり、ギフトと交換できます。そうした機能で健康的な活動の継続を支援しているそうです。
「生活習慣を見直そう」と思っても、つい気が緩んで元の生活に戻ってしまったり、切迫した状態ではないので後回しにしてしまうことってありますよね。
そこで、このアプリのように生活習慣病の発症リスクをはっきり提示してもらうと、気が引き締まって実行しやすくなるかもしれません。
もちろん、アプリに表示された発症リスクはAIがデータをもとに算出したものなので、あくまでも目安。しかし、ただ漠然と生活改善するよりも目標があった方が継続しやすいのではないでしょうか。
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