この数年の筋トレブームなどで、タンパク質が注目されています。
一般的に注目されているのは筋肉とタンパク質の関係ですが、今回、中国の研究で多様なタンパク質をバランス良く摂ることで高血圧のリスクが減少することがわかりました。
植物性タンパク質と動物性タンパク質をバランス良く摂取することで、高血圧のリスクが減少することが中国の研究で明らかになりました。
この植物性タンパク質とは、豆類、穀物、野菜などの植物性食品から摂れるタンパク質のこと。脂質が少なく、ビタミンを多く含む食品が多いのが特徴です。
また動物性タンパク質とは、肉や魚、乳製品、卵などの動物性食品に含まれるタンパク質のこと。人の体内で作ることのできない必須アミノ酸が豊富に含まれているため、良質なタンパク質とされています。
今回、こうしたさまざまな食品からタンパク質を摂取していることと、高血圧の発症リスクの関係についての研究が中国でおこなわれました。
対象となったのは、約1万2200人の成人の男女。平均6年間にわたって追跡し、対象者の食事内容を調査しました。
その結果、対象者の35%が調査中に高血圧を発症。タンパク質の供給源の種類がもっとも多かったグループは、もっとも供給源の種類が少なかったグループよりも高血圧を発症リスクが66%減少していました。
さらに、タンパク質の摂取量がもっとも少ない人ともっとも多い人で、高血圧のリスクが上昇していることもわかったそうです。
この数年でタンパク質については注目されていますが、何からタンパク質を摂るのかを気を付けている人は少ないのではないでしょうか。
もちろん、必要な量を摂ることも大切ですが、いろんな食品からタンパク質を摂ることが高血圧リスクを下げるには良いようですね。
特に年齢を重ねると、「肉や魚の油で胃もたれするので避けている」という人もいるかもしれません。
だからといって、豆腐や大豆といった豆類ばかりではなく、肉や魚からもバランスよくタンパク質を摂るのが大事。多様な食品を食べることでさまざまな栄養素も摂取できるので、食品が偏らないように意識したいですね
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