コロナ禍が長引き、運動する機会が減ったと感じる人もいるのではないでしょうか。
それで怖いのが、肥満や身体機能の低下。特に高齢になると代謝機能が低下することで肥満になりやすくなるので、一層の注意が必要です。
そこで、イギリスの保健当局は新しいガイドラインを発表。それによると、ウエストサイズが身長の半分以上だと肥満と判断できるそうです。
この指標は、これまで肥満の指標になっていたBMIよりも簡単かつ正確に判断できるとのことです。
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イギリスの保健当局は、肥満に関する新しい指標を発表しました。
それは、身長とウエストサイズの比率。身長の半分の数値よりもウエストサイズが大きい場合は、肥満と判断できるそうです。
例えば、身長170センチメートルの男性であれば、ウエストが85センチメートルを超えると肥満と判断できます。
これまで肥満の指標として使われていたBMIの数値は、身長の数字の二乗で体重の数字を割ることで算出。体脂肪率や身体のどの部分に脂肪が多いのかを考慮していないため、BMIの数値だけでは不十分と考えられてきました。
そのため、イギリスの保健当局は糖尿病や高血圧、心臓病などの生活習慣病のリスクが高くなることがわかっている腹部周辺の脂肪をウエストサイズを測って把握することを推奨しています。
ちなみに、ウエストサイズは、肋骨と腰の骨の中間にメジャーを巻いて息を自然に吐いてから測るのが正しい測定方法だそうです。
よく知られている通り、肥満は高血圧や糖尿病、心臓病などさまざまな生活習慣病の原因になりかねません。
しかし、肥満の指標として一般的に知られているBMIは、日本人には一概に当てはまらないことも。BMIは低いのに体脂肪が多い「隠れ肥満」が多いこともわかっています。特に高齢になると、筋肉が低下しやすくなるので隠れ肥満のリスクが上がるのです。
この隠れ肥満の場合、筋肉が少なく腹部周辺に体脂肪がたくさん付いているケースが多いので、身長とウエストサイズの比率を確認することで肥満を発見できるそうです。
また、今回、発表された目安は「ウエストサイズを身長の半分以下に」とシンプルなものなので、この指標を使って手軽に健康管理できそうですね。
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