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#認知症予防

#最新研究 #認知症の薬 #認知症予防

認知症の予防薬開発に!超初期段階から臨床試験に参加できるシステム

認知症患者の増加が世界規模で問題になっている状況を受けて、多くの国で認知症の予防や超初期段階で使う薬の開発がおこなわれています。 そこで、そうした研究を支援するための、とある研究を東京大学がおこなっています。 それは「J-TRC研究」という、臨床試験参加者を集めるシステム。認知機能に異常が出ていないものの認知症の予備軍とされる人を、ボランティアとして集うシステムです。 この研究の開始から3年を迎え、「認知症治療薬の開発の新たな段階を迎えている」と研究チームは述べています。 ”認知症予備軍”を見つけるシステム 東京大学の研究チームがJ-TRC研究の進捗を報告し、この研究がアルツハイマー型認知症の超早期治療に貢献することを伝えています。 J-TRC研究は、アルツハイマー型認知症の症状のない50〜85歳に登録してもらい、予防薬の臨床試験の参加者を集めることが目的です。 J-TRC研究に参加すると、定期的に認知機能の検査をおこないます。そうして、参加者一人ひとりのアルツハイマー型認知症のリスクをチェック。症状が出る前の超初期段階でもアルツハイマー型認知症の可能性を発見します。 これまでの認知症薬の開発は、主にすでに症状の出ている人が対象でした。症状がないと、認知症であると判断できなかったためです。しかし、症状が出ている段階では、すでに多くの脳の細胞が損傷しており、薬の効果がないという問題がありました。 そのため、症状が出る前の超初期段階で効果のある薬の開発が、世界中で進められています。 ただ、その薬の臨床試験の対象者を探すシステムがないのが課題でした。症状がない人の大半は病院で検査などを受けず、認知症リスクが発見されないためです。 そこでこのJ-TRC研究で、超初期段階の人を発見するシステムを構築。参加者の同意のうえで、臨床試験をおこなえるようになりました。 現在、J-TRC研究に登録しているのは7500人ほど。すでに複数の臨床試験に参加しているそうです。 認知症を薬で予防する時代へ 現在、認知症の研究は「進行を遅らせる」から「発症を予防する」に移ってきているようです。 特にアルツハイマー型認知症は、発症の20年ほど前から脳に原因物質が蓄積するとされているので、症状が出ていなくてもリスクを検査できるそうです。 その段階で利用できる薬が開発されれば、高齢になってもより長く元気に活動できるようになるかもしれません。 そういった薬はさまざまな開発研究がおこなわれているようなので、私たちが使えるようになるのを期待したいですね。

2022/02/07

#最新テクノロジー #認知症予防

初期のアルツハイマー病をみつける?安くて世界最小サイズの検査装置!

認知症の検査ができる新たな検査装置「Vrain」が発売になりました。 これを開発したのは、量子科学技術研究開発機構とアトックス社。従来の検査装置よりも小型で安価なため、大規模病院だけでなくさまざまな医療機関で導入しやすいとしています。 世界最小サイズで小規模施設でも導入可 量子科学技術研究開発機構(量研)とアトックス社が共同で開発した「PET装置 Vrain」は、センサー部分をヘルメット型にすることで小型化と安価な価格を実現したそうです。 PET装置とは、「PET検査」という放射性物質を利用した検査に使われる検査装置のこと。PET検査では、検査薬を注射して検査装置のセンサーで撮影することで全身のがんや悪性リンパ腫などの発見をします。 従来のPET装置は、トンネルのようなセンサー部分に全身を通して検査をおこなっていました。そのため患者は寝台に横になる必要があり、検査装置が大型になってしまう問題がありました。 今回の装置は、センサー部分をヘルメット型に変更。頭部の撮影に特化しており、脳腫瘍やてんかんの検査を想定しているそうです。将来的には、初期のアルツハイマー型認知症の発見にも役立つとしています。 また、従来の装置よりもセンサー数を4分の1から5分の1に減らし、装置の小型化と低価格化に成功。加えて、寝台の代わりにイスに座って検査を受ける形に変えることで、より狭いスペースでも導入できるようになりました。 ちなみにこの装置は、世界最小サイズだそうです。 そういった点を改良したことにより、これまで大型医療機関にしか導入されていなかったPET装置が、比較的に小規模な医療機関でも利用できるようになるとしています。 保険適用までは時間がかかる? 量研とアトックス社が開発した新型のPET装置によって、認知症の検査が変わるかもしれません。 今回の検査装置は、医療機関としても導入しやすく、患者の身体的負担を少なくする可能性があります。 例えば従来の検査装置では、寝台に30分ほど横になっている必要があります。腰痛を持っている人だと、もしかしたら腰が痛くて仰向けの体勢を保っていられないかもしれません。しかし、今回の装置はイスに座るので、従来型よりは腰の負担が少ないと考えられます。 ただ、検査費用が高額なことがネックです。 脳腫瘍やてんかんのPET検査は保険適用になっていますが、認知症はなっていません。そのため、従来の装置を使ったPET検査は30万円前後とかなり高額です。 もちろん、今回の検査装置は従来型より安価ですから、これよりも検査費用が安くなる可能性はあります。しかし、保険適用されるまでは、かなり大きな費用負担になることでしょう。 この検査装置で認知症検査ができるようになるまではもうしばらくかかりそうですが、多くの医療機関に広まると便利になりそうですね。

2022/02/04

#認知症予防 #高血圧

高血圧だと認知症リスクが2倍⁉注意するのは脳血管性だけじゃない

世界的に増加傾向にある認知症人口。しかし、認知症にはわからないことも多いため、世界中でさまざまな研究がされています。 その中で、アメリカの心臓学会が発表したのは「高血圧が認知機能の低下の要因になる」という研究結果。高血圧によって、記憶力や注意力、集中力などのさまざまな機能が低下するそうです。 高血圧が脳の機能を低下させる 高血圧が認知機能を低下させる要因であるという研究結果を、アメリカの心臓学会が発表しました。 この研究は、研究開始時に平均60歳の約7000人を対象におこなったもの。血圧と認知機能テストを4年間にわたって調査しました。 その結果、血圧が高めで降圧剤を使用していない人は、認知機能の低下が加速しやすいことがわかりました。 加えて、高血圧な人はそうでない人に比べて、記憶力と全体的な認知能力が大きく低下していました。また、血圧が高い状態が短期間だとしても、認知機能の低下に影響するかもしれないとしています。 さらに、別の研究でも高血圧と脳機能の関連性が示されています。 とある研究では、中年期に高血圧だと認知機能障害になる可能性が5倍、アルツハイマー型認知症になる可能性が2倍という結果が出ています。 また別の研究では、心臓に血液を供給する冠動脈の流れが悪くなることでおこる「冠状動脈性心疾患」があると、認知症や認知機能障害となるリスクが40%上昇することがわかっています。 これらの研究から、心臓の健康が脳の健康に関係していることがわかります。 高血圧も認知症も健康的な生活習慣で防げる さまざまな研究で、血圧と認知症や認知機能についての関係性が示されています。 認知症の中には「脳血管性認知症」という、脳梗塞や脳出血が原因で起こるタイプもありますが、高血圧が影響するのはそのタイプだけではないようです。 言わずもがな、高血圧は生活習慣病のひとつ。そのため、健康的な食事や運動習慣を取り入れることで予防が可能です。 また、認知症も健康的な生活習慣で防げるとされています。さらに、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病によって発症リスクが高まるそう。つまり、認知症も生活習慣病のひとつと言って良いのかもしれませんね。 今回の研究結果で、悪い生活習慣は心臓にも脳にも悪いことがわかったので、少しでも健康的な習慣を取り入れていきましょう。

2022/02/04

#介護のICT化 #最新テクノロジー #認知症予防

脳の健診で認知症の早期発見!ICT活用で自分だけの予防メニューも

高齢化や認知症患者の増加に伴い、認知症の予防が注目されています。 そのなかで「健康脳測定会」という脳の定期健診を通して、認知症の早期発見に力を入れているのがアグリマス社。同社とAIやビッグデータ事業に実績のあるKCCSモバイルエンジニアリング社が、認知症の早期発見システムの開発について業務提携しました。 ICT化によって「健康脳測定会」をさらに発展させたシステムを開発するとのことです。 気軽に脳の健康診断を アグリマス社が提供している「健康脳測定会」とは、脳の健康診断サービスのこと。半年に1度の頻度で測定をすることで、長期的な脳の状態を把握できます。 この測定は「身体機能」「認知機能」「生活機能」といった内容です。生活意欲、記憶力、空間認識力、歩行速度などのさまざまな項目をテストすることで、脳の健康状態を簡易的にチェックできるそうです。 また、その結果は「健康脳レポート」としてまとめられます。各項目の点数や、全体的な脳の状態を確認できます。 今回の業務提携は、これまでの「健康脳測定会」のノウハウやデータを発展させたシステムを開発するのを目的としています。 この測定の結果をオンライン上で確認できるようにすることで、遠方の家族も簡単に閲覧できるようになります。さらに、測定会で集めた膨大なデータを活用して、認知症の超早期発見や、一人ひとりに合わせた認知症予防メニューの提案も進めたいとしています。 今後は、自治体が運営する集いの場所や、健康サロンなどでの活用を目指しているそうです。 早期発見に貢献するサービス 高齢化が進む日本の課題のひとつである認知症。脳トレをしたり食事に気を使ったりして、発症予防に取り組むことも大切です。そしてそれと並行して、早く認知症を発見することも重要になっています。 今回のシステムは、デイサービスや地域の集いの場など、比較的自立度の高い高齢者が集まる施設に導入することを目指しています。 そういった施設であれば「まだ元気だけど、脳の健診だったらしてみようかな」と感じる高齢者が多く集まることが予想されます。すでに介護が必要になっている人ではなく、元気な高齢者が脳健診を受けることで、認知症の早期発見ができるというわけですね。 ただ、このシステムを利用するのに月額費用がかかるところがネックかもしれません。毎日チェックするものではないので、「月謝制ならやらない」という人も出てくるのではないでしょうか。 とはいえ、早い時期に認知症が発見できれば症状の進行予防ができるので、価値のあるシステムと言えますね。

2022/02/02

#最新テクノロジー #認知症予防

AIが認知症リスクを教える!MRIで医師もわからない異常を発見

現在、認知症には進行を遅らせる薬はありますが、根本的な治療薬はまだ開発されていません。そのため、早い時期からの予防が大切とされています。 そういった状況をふまえて、東北大学からはじまった企業のコグスマートが、認知症リスクを把握する人工知能(AI)システムを販売しました。これは、従来の脳ドックにプラスして、現在の脳の健康状態や認知症リスクを確認できるシステムです。 今後、国内の医療機関の1000施設に加えて、海外の施設への拡大を目指すそうです。 MRI画像をAIが解析 東北大学の加齢医学研究所からスタートしたコグスマートは、脳機能に関するヘルスケアソフトを開発している会社です。 同社が開発したのは、「BrainSuite(ブレーンスイート)」というAIシステム。脳ドックで撮影したMR画像をAIが解析することで、今の脳の健康状態や認知症リスクを確認できます。 解析は、認知機能テストとMRI検査の2つの情報をもとにおこなわれます。その結果、今の脳の健康状態を教えてくれます。 また、健康状態が悪い場合は機能向上のため、健康な場合は状態維持のためのアドバイスを提供。結果レポートで、食事や運動などの脳に良い活動について助言をもらえるのです。 このシステムの目的は、若いうちから脳の健康状態を知っておくこと。認知症かどうかのチェックではなく、身体と同じように脳の健康診断をするということですね。 ちなみに同社によると、脳の衰えは認知機能の低下よりも先に、脳の記憶を司る「海馬」の体積に変化が出るそうです。そこで、このシステムではMRI画像をAIが分析し、医師の目視ではわからないほどの小さな変化を見つけて診断結果として提示します。 加えて、同年代の人の海馬の体積と比較。ランキング付けすることで、同年代と比べて体積が小さくなっているのかを客観的に判断します。 受診した人は、自分の脳の健康状態がどうなっているかが一目でわかるようになっています。 気軽に本格的な脳健診を 「認知症なんて、まだまだ先の話」と、思っている人も多いかもしれません。しかし、認知症のひとつであるアルツハイマー型認知症の原因物質は、発症の20年前から脳に溜まり始めるとされています。 この検査が、認知症を予測できるのかは明かされていませんが、認知症の根本治療法が確立していない以上、早めの予防をしておいた方が無難です。その予防のきっかけになりそうなのが、今回のシステムですね。 この検査は30代から受けられるそうですが、そんなに若いうちから検査を受けたいと思う人が多くいるのかは少し疑問ではあります。しかし中高年になると、漠然と自分の認知機能の変化を感じている人はいるのではないでしょうか。 そのため、「認知症テストはまだ早い」と思っている人でも、もう少し気軽な”脳の健診”で、自分の脳の状態を知っておくのは良いかもしれませんね。

2022/01/31

#認知症予防

認知症予防をアプリで管理!貯まったポイントはPayPayに

昨年2月、八王子市で実証実験を開始した認知症予防アプリの「脳にいいアプリ」。今月20日から、アプリ内で貯めたポイントをPayPayで利用できるようになったそうです。 このアプリでは、歩いたり、食事を記録するなど、認知症予防につながる活動をすると「健康ポイント」が溜まります。そのポイントをPayPayボーナスに変換することで、対応するさまざまなお店で利用できるようになります。 毎日の活動がPayPayに 昨年2月から八王子市と連携している「脳にいいアプリ」とは、ベスプラが提供する脳の健康維持・増進アプリです。 このアプリは、科学的に認知症予防に良いとされている「運動」「食事」「脳刺激」「ストレス緩和」「社会参加」の5つの要素を組み込み、手軽に認知症予防をできる内容になっています。 例えば、運動には「ウォーキングチャレンジ」が組み込まれ、仮想の散歩コースに挑戦。東海道五十三次コースや四国お遍路コースなどが設定されており、歩数に合わせてアプリ内のコースが進んでいきます。 また、脳の健康に良いとされる食品をその日に食べたのか、アプリに記録ができます。食べた品目をタップするだけの簡単な操作で、手軽に食事管理ができるようになっています。 このような認知症予防の活動をすることで、アプリ内で健康ポイントが貯まります。そのポイントは、八王子市内の協力店や地域のイベントで利用が可能。さらに今回、PayPayボーナスに変換できるようになったので、コンビニなどの幅広い店舗で利用が可能になりました。 シニアがほしい機能が詰めこまれている 「脳にいいアプリ」には、さまざまな機能が搭載されています。例えば、間違い探しなどの脳トレ、薬の飲み忘れ防止機能、自分の認知機能を確認できるテストなど、まだまだ元気に活動したい高齢者が求めている機能が詰め込まれています。 それだけに、「どれだけ高齢者が使いこなせるのか」という点が気になるところですが、それぞれの画面をシンプルにして、使いやすくする工夫はされているようです。 運動や脳トレなど、認知症予防のために気をつけている人は多いのではないでしょうか。それらを1つのアプリで完結できるのは、便利で継続がしやすいですね。 そういった活動がポイントとして買い物に使えるのは、認知症予防を継続する意欲にもつながるのではないでしょうか。

2022/01/25

#最新研究 #認知症予防

ビフィズス菌が認知症を予防する⁉原因物質を減らして記憶障害を予防

認知症の予防について、新たな研究結果が発表されました。それは「ビフィズス菌MCC1274」という乳酸菌が、アルツハイマー型認知症の発症を抑制して記憶障害を予防するというものです。 現状では、軽度の認知障害を疑われる人やマウス実験の段階のため、研究グループは「今後はアルツハイマー型認知症の発症後の治療効果についても調査したい」としています。 脳内のアミロイドβ量が低下 名古屋市立大学は、森永乳業などとの共同研究で「ビフィズス菌MCC1274がアルツハイマー型認知症の症状を抑制することがわかった」と発表しました。 アルツハイマー型認知症は、アミロイドβ(ベータ)という特殊なタンパク質が脳内で異常な塊を作ってしまい、神経細胞を損傷させることが原因とされています。そのため、アミロイドβが脳内に溜まらないように対策するのが認知症予防には効果的とされており、世界中でさまざまな研究がおこなわれています。 今回の研究では、アルツハイマー型認知症を発症させたマウスにビフィズス菌MCC1274を経口摂取させて、記憶力や脳内のアミロイドβの状況を調べました。 その結果、このビフィズス菌を摂取したマウスは、記憶障害が予防され、脳内で新しい記憶を司る「海馬」という部位のアミロイドβ量が低下していました。一方で、思考や感情に関係するとされている「大脳皮質」では、アミロイドβの量の低下はなかったそうです。 研究グループは、脳内の一部で原因物質のアミロイドβの量が低下したため、記憶障害が予防されたと考えています。 今回の研究結果を受けて、研究グループは「アルツハイマー病発症後の治療効果について、さらに検討したい」と述べています。すでに、ヒトに対する臨床試験でも同様の結果が出ていますが、今回の研究ではそのメカニズムを解明した結果になりました。 乳酸菌の意外な効果 身近な食品にも使われているビフィズス菌が、アルツハイマー型認知症の予防になるとはちょっと驚きですね。 もしかしたら、将来”アルツハイマー型認知症を予防する健康食品”が、店頭に並ぶ日がくるかもしれません。 昨今、ヨーグルトやドリンクなどで、特定の健康効果を認められている商品も増えていますよね。それと同じように、食品で手軽に認知症を予防できるようになるかもしれません。

2022/01/24

#最新研究 #認知症予防

お米で認知症対策!手軽に調理できる健康食品で「笑いを摂って」

「笑ってボケ米(まい)」と題して、長崎県佐世保市の米穀加工企業が”ボケ予防祈願米”を発売しました。この商品は、認知症予防に効果があると言われている「マインド食」「腸活」「笑い」を組み合わせた食品です。 販売元は「食品であり薬事的効能を示すものではありません。 笑いを摂ってください」としているので、あくまで「手軽に体に良い栄養素が摂れるもの」と考えたほうが良さそうですね。 笑いと健康食品のコラボ 認知症にはさまざまな予防策がありますが、佐世保市の有限会社マインドバンクが注目したのは、「マインド食」「腸活」「笑い」の3点です。 マインド食とは、魚や野菜、オリーブオイルなどを多く摂る「地中海式食事法」と、低脂質で高ミネラルな食事の「DASH食」を組み合わせたもの。こういった食事によって、脳血管性認知症の原因となる脳梗塞や脳出血のリスクを抑えられます。 また「腸内環境が認知症発症に関係がある」という研究結果もあります。腸内環境を整える腸活をすることで、認知症リスクを下げられることも示唆されています。 加えて、笑いと認知症についても研究がおこなわれているそう。よく笑っている人とそうでない人を比べると、笑っていない人の方が認知機能が低下しやすいという研究結果があります。 こういった「マインド食」「腸活」「笑い」の3つの要素を組み合わせたのが、「笑ってボケ米(まい)」。食べ方は、「お米1合あたり大さじ1杯を混ぜて炊くだけ」と簡単なのもうれしいですね。 自分の認知症予防の必要性を感じて開発 もともと同社は、特許製法を使って食材粉末をコーティングしたお米を販売している企業。今回の商品も、その技術を生かしてお米に健康食材の粉末をコーティングしたものになっています。 開発者によると「自身が高齢になって、認知症予防の必要性を感じた」という切実な理由から、この商品の開発に至ったそうです。 認知症予防には、健康的な生活習慣が大切と言います。お米で「ちょっとひと笑い」して、認知症対策するのも良いかもしれないですね。

2022/01/21

#最新研究 #認知症予防

認知症予防には、やっぱり運動!?健康的な習慣が健康な脳をつくる!

認知症の予防に関する、新たな研究が発表されました。アメリカの大学の研究データをもとに、カナダなどの研究チームが分析したところによると、運動習慣のある高齢者はそうでない人と比べて、脳の健康に必要なタンパク質のレベルが高いことがわかりました。 この結果は、すでに認知症の兆候が脳に出ている人に関しても同様で、運動によって認知機能の低下を遅らせることができるとしています。 400名以上の高齢者の脳を調査 この研究は、既存の高齢者研究プロジェクトのデータを分析したもの。もともとのプロジェクトでは、70~80代の400名以上の高齢者を対象とし、年に1回の身体検査や死後の脳の調査などがおこなわれていました。 今回の研究では、改めて対象者の脳を調べて、認知症の兆候やシナプスの情報伝達を高めるタンパク質のレベルを確認しました。このシナプスとは、神経細胞と神経細胞をつなぐ接合部のこと。脳内ではシナプスを介して情報の伝達がおこなわれています。 この研究の結果、運動量の多い高齢者の方が、タンパク質のレベルが高いことがわかりました。脳に認知症の兆候がある人でも、同じ傾向があったそうです。 健康な習慣が健康な脳をつくる? 今回の研究は、運動と脳の健康の関連を示してはいますが、運動すれば絶対に認知症にならないというわけではありません。しかし、この研究の他に「中高年期の運動習慣が認知機能の低下を抑える」としている研究はあるので、運動は脳の健康に一定の効果があるのかもしれませんね。 また、さまざまな研究で認知症リスクを高める要因が示されています。例えば、高血圧、糖尿病などの生活習慣病や、喫煙や過度なアルコールも認知症になるリスクが上がるそう。運動に加えて食事なども同時に見直せば、認知症になるリスクをさらに下げられるかもしれません。 「散歩の時間を増やす」「階段を使ってみる」など、ちょっとしたことならすぐにできますし、今からでも対策をしておきたいですね。

2022/01/21

#フレイル予防 #最新研究 #認知症予防

フレイルで認知症リスクが2.5倍に。歩きが遅いと”要介護予備軍”⁉

歩く速度を測定することで、効率的にフレイルを予測できるという研究結果が発表されました。 フレイルとは「加齢によって心身が衰えた状態」のことで、要介護状態になる前段階とされています。これまでは、フレイルの判断には詳細な調査が必要でした。しかし、今回の研究結果を踏まえて「歩行速度の測定をすることが、簡易的なフレイル診断になるかもしれない」と研究グループは述べています。 さらに、フレイルになると認知症のリスクが上昇する可能性も示されました。フレイルの高齢者は、そうでない高齢者よりも認知症リスクが2.5倍以上も高い結果になったそうです。 歩行速度でフレイルを発見? ブラジルとイギリスの大学の共同研究グループが、歩行速度を測定してフレイルを簡易的に判断できると発表しました。 これまでフレイルの診断には「歩行速度の低下」「倦怠感」「体重減少」といった指標を使っていました。しかし、それには詳細な調査や測定器が必要で、複雑なものでした。 研究グループによると、歩行速度を測るだけで簡単に診断ができるので、フレイルの早期発見につながるとのこと。日常生活に支障が出てから治療するのでは手遅れになることもあるので、簡易的に調べられるのは助かりますね。 さらに研究グループは、フレイルの高齢者は認知症のリスクが高くなることも伝えています。フレイルのレベルが高い人はレベルが低い人に比べて、認知症のリスクが2.5倍以上も高いという結果になったそうです。 遺伝的に認知症になりやすい要因もあるそうですが、フレイルであることがそれ以上に認知症リスクを高めるとのこと。心身が弱っていることが、要介護状態を招くだけでなく認知症のリスクも上げるのですね。 自分や家族の身体状況の目安に フレイルは要介護状態の一歩手前の状況とされています。”要介護予備軍”と言ってもいいかもしれません。 その症状は「なんとなく気持ちが落ち込む」「外出がおっくうになった」など、あいまいなものが多いです。そういった理由もあり、診断するには詳細な検査が必要でした。 対して今回の研究では、「歩行速度を測ることでフレイルを簡単に診断できる」とわかりました。簡単に測定できますし、自分でも気を付けることができますね。 自分や家族の歩くスピードが遅くなったと感じたら、病院で相談してみるのも良いかもしれません。

2022/01/20

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介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

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グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設です。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説します。また、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームに入居できるのは医師から「認知症」と診断を受けている方で、一定の条件にあてはまる方に限ります。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている方 医師から認知症の診断を受けている方 心身とも集団生活を送ることに支障のない方 グループホームと同一の市町村に住民票がある方 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 また、生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームで受けられるサービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ 認知症を発症すると何もできなくなってしまうわけではなく、日常生活を送るだけなら問題がないことも多いです。 グループホームには認知症ケア専門スタッフが常駐しています。認知症進行を遅らせる目的で、入居者が専門スタッフの支援を受けながら入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこないます。 食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで、そして洗濯をして干すといった作業や掃除も、スタッフの介助を受けながら日常生活を送ります。 グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては、付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア 施設内レクリエーションやリハビリのほかに、地域の方との交流を図るための活動の一環として地域のお祭りに参加や協力をしたり、地域の人と一緒に公園掃除などの活動を行う施設も増えてきました。 グループホームとして積み上げてきた認知症ケアの経験という強みを活かし、地域に向けた情報発信などのさまざまな活動が広がっています。 地域の方と交流する「認知症サロン」などを開催して施設外に居場所を作ったり、啓発活動として認知症サポーター養成講座を開いたりするなど、地域の人々との交流に重きを置くところが増えています。 顔の見える関係づくりをすることで地域の人に認知症について理解を深めてもらったり、在宅介護の認知症高齢者への相談支援につなげたり。 こうした活動は認知症ケアの拠点であるグループホームの社会的な価値の向上や、人とのつながりを通じて入所者の暮らしを豊かにする効果が期待できます。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、施設に認知症高齢者専門スタッフは常駐していますが、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

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【動画でわかる】有料老人ホームとは?費用やサービス内容、特養との違いは

介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

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