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三重県でギフトカードを使った詐欺事件が発生。パソコンに表示された番号に電話をかけた男性が、40万円分のギフトカードを購入してだまし取られました。 ギフトカードを使った詐欺が発生 警察などの調べによると、2月11日午前11時ごろ、三重県多気町に住む男性は自宅のパソコンでインターネットサイトを見ていました。すると、突然パソコンの画面が暗くなって電話番号が表示されたそうです。 男性が表示された番号に電話をかけると、サポート会社を名乗る男が電話に出てきたそうです。その男は片言の日本語を話し、「修理に5万円かかる。コンビニで電子ギフトカードを買ってきてほしい」と男性に金銭を要求してきました。 男性は男の話を鵜呑みにしてしまい、コンビニと自宅を4往復して電子ギフトカードを合計16枚購入。それらの番号をパソコン画面に入力したそうです。しかし、毎回男は「番号が違う」などと言い、新しいカード番号を要求してきたのです。 男性はその度に別のコンビニでカードを購入しました。5回目に行った店で店員が詐欺に気づき、110番通報。詐欺が発覚しました。 男性が購入したギフトカードは、合わせて40万円分になると見られています。 ギフトカードを使った詐欺を防ぐために 警察は、カードを使った詐欺に対して警戒を促しています。 警察によると、詐欺の犯人たちは以下のような手口を使って、カードの番号を入手するそうです。 裏面のカード番号を電話で読み上げさせる カード番号を撮影した画像をメールで送信させる コンビニのFAXなどでカードの裏面を送信させる こちらがカードを持っていても、カード番号を教えてしまえば、相手が自由にカードの金額を使えるようになってしまうのです。 警察は「相手にカード番号を教えることは、カードの金額を渡すのと同じ」だと注意を呼びかけています。また、少しでもおかしいと思ったら、カードの番号を教える前に警察や周囲の人に相談してほしいとしています。 参考:「「電子マネー(プリペイドカード)の番号送れ」は詐欺!コンビニでギフトカード等を購入させる架空請求詐欺に注意!!」(大阪府警察)
2023/02/15
山口県岩国市で起きた強盗未遂事件で運転手役を務めた男の初公判が、山口地裁で開かれました。 被告が起こした事件は、「ルフィ」と名乗る男が関与したとされる一連の強盗事件のひとつと見られています。 事件の経緯 起訴状などによると、被告は2022年の11月に、ほかの男4人とともに山口県岩国市にある会社役員の自宅に侵入したそうです。金品を盗もうとするも、家主が日本刀を持ち出すなどして抵抗に遭い、何も奪わず逃走したと見られています。 これだけではありません。 被告はその日のうちに、「ルフィ」と名乗る男から別の指示を受けて、今度は岡山県総社市に住む89歳の女性から現金をだまし取った疑いも持たれているのです。 起訴状によると、被告は警察官になりすまして高齢女性からキャッシュカードをだまし取り、現金およそ120万円を引き出したそうです。 以上のような起訴内容に対し、被告は「間違いない」と容疑を認めています。 茨城県でも強盗事件 1月30日、今度は茨城県でも別の強盗事件が発生しました。 警察の調べなどによると、30日の午後11時30分ごろ、会社員の男性が車で移動していると別の車2台が前後から男性の車を挟む形でやってきたそうです。 会社員の男性の車が停止すると、男が車から出てきて男性に金品を要求。現金約37万円が入ったバッグを奪い、男らは逃走したそうです。 この強盗事件を起こした犯人は3人組の男と見られています。警察は、「ルフィ」と名乗る男が関与したと思われる、一連の強盗事件との関係も視野に捜査を進めています。 全国で強盗や詐欺が後を絶ちません。高齢者は、警察などを名乗った犯人による詐欺事件に巻き込まれるケースが多いです。怪しい電話がかかってきたらすぐに応じず、警察や周囲の人に相談すると良いですね。
2023/02/03
鹿児島県警によれば、鹿児島県内で実在する住宅メーカーを名乗った人から「老人ホームに入居できる」などと言われる不審な電話に関する相談が増えていると言います。 「老人ホームの入居権」に関する詐欺は鹿児島県だけでなく、全国で急増しています。国民生活センターによると、2021年の「老人ホームの入居権」に関する電話の相談は38件でしたが、2022年は685件にまで増加しているそうです。 このため、すべての高齢者やその家族がうそ電話による詐欺について知っておく必要があります。 電話による詐欺が急増 鹿児島県内では、2022年における電話を使った詐欺に関する認知件数が58件確認されています。これは2021年のおよそ倍にあたり、計7900万円の被害が出ているそうです。 警察によると、不審な電話は高齢者を中心に確認されていて、固定電話・携帯電話を問わずかかってくるとのこと。話を聞いているうちに「入居しないなら、その権利をほかの人に譲ってほしい」「権利を譲るために名義を貸してほしい」などと言われるそうです。 それに応じてしまうと、今度は後日弁護士などを名乗る人物から電話がかかってきて「名義貸しは犯罪だ」「お金をこちらで預かる」などと言われ、金銭をだまし取られてしまうのです。 詐欺被害を防ぐために こういった詐欺の被害から身を守るためにはどうすれば良いのでしょうか? 警察は「電話で個人情報を聞かれたり、心当たりのない電話はまず詐欺を疑ってすぐに電話を切ってほしい」と言います。 また「老人ホームの権利を譲ってほしい」「あなたの名義を貸してほしい」という電話は詐欺である可能性がきわめて高いと注意を呼びかけています。 最近では、相手との会話を録音できる機能などを搭載した、迷惑電話防止機能つきの電話も発売されています。詐欺に遭う前に、こうした電話を購入するのもひとつの手かもしれませんね。
2023/01/24
神戸市在住で76歳の男性が8万円をだまし取られた事件が発生しました。 警察はこれを詐欺事件と見て捜査しています。 高齢男性が詐欺被害に遭う 兵庫県警によると、男性が自宅でパソコンを使用しているときに「ウイルスが検出された」という趣旨の偽の警告画面が表示されたそうです。 男性は偽の警告を鵜吞みにしてしまい、画面に記載された電話番号に連絡。すると男が「個人情報が漏れ、パソコンも動かなくなっている。修理のために電子マネーを購入する必要がある」と金銭を要求してきました。 男性はそれに応じ、コンビニで電子マネーを8万円分購入。電話先の男にそのコードを教えました。しかし、電話先の男は「番号が違う」などと言い、さらに購入を要求してきたそうです。 ここで男性は不審に思い、警察に連絡して事件が発覚しました。 警察は詐欺事件と見て、さらに詳しい捜査を進めるとしています。 詐欺被害に遭わないために 今回の事件のように、ウイルス感染を告げる偽の警告画面を見せて、サポート料などと称し金銭を奪う詐欺は以前から横行していました。 このような詐欺から身を守るためには、怪しげなリンクはクリックしないことが大切です。そうすれば、ウイルス感染を告げるような警告は出てきません。 もし警告が出ても、慌てずに画面を閉じましょう。警告画面を閉じようとしても閉じられない場合は、パソコンの電源そのものを消して再起動すれば問題ありません。 お金に関する知識を提供している金融広報中央委員会によると、警告画面を閉じようとしても閉じられないのは、繰り返し警告が出るように犯人側が設定しているだけでウイルスには感染していないそうです。 警察は、電子マネーを購入して番号を教えるように電話で言われたら詐欺を疑い、家族や警察に相談してほしい、と注意を呼びかけています。
2023/01/12
「老人ホームに入りたい人がいるから、あなたの名義を貸してほしい」などの電話を受け、北海道に住む高齢女性が現金およそ1500万円をだまし取られる事件が発生しました。 警察は詐欺事件として捜査を進めています。 北海道で詐欺事件が発生 警察の調べによると、2022年10月下旬、北海道北広島市に住む80代女性に見知らぬ男から電話があったそうです。 男は老人ホームの関係者を名乗り「あなたは老人ホームに住む枠に入った。もし入る予定がないなら、入りたい人にあなたの名義を貸してほしい」などと言いました。 さらに、今度は弁護士を名乗る男からも電話がかかり「あなたは名義を貸している。名義貸しは違法だ。現金を国に差し押さえられる前に、私がお金を預かる」と金銭を要求されたのです。 女性はその電話に応じてしまい、複数回にわたって現金およそ1500万円を口座に振り込んだり宅配便で指定された場所に送ったりしました。 この女性の話を息子が聞き、警察に相談して事件が発覚。警察は捜査を始めました。 また、札幌市在住の別の高齢女性も同様の手口に遭い、現金およそ500万円をだまし取られています。 警察は、「宅配便で直接現金を送る行為は法律で禁じられている。もし宅配便で現金を要求してきたら、まずは警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。 北海道の対策 相次ぐ詐欺事件を防ぐために、北海道は民間・行政ともに対策に乗り出しています。 例えば、函館市のとある量販店では、電話を使った詐欺に対応した固定電話のコーナーを設けてあります。 その固定電話に電話がかかると、「この音声は録音されている」という趣旨の自動音声が流れ、録音してくれるのです。 また万が一怪しい電話を受けても、「迷惑ストップ」というボタンを押せば「この電話はこれ以上受けることができない」という自動音声が流れ、電話を切ってくれます。 北海道の今金町では、電話を使った詐欺に効果がある機能がついた固定電話を購入した65歳以上の高齢者に、現金を補助する取り組みを始めました。 今金町くらし安心課の岸哲郎氏は「特殊詐欺の被害がかなり発生しているという情報がある。この制度で、被害に遭う人を減らしたい」としています。
2023/01/06
2022年10月、大阪府に住む70代の女性が詐欺に遭い、現金7780万円をだまし取られるという事件がありました。 大阪府警は特殊詐欺事件と見て捜査を進めています。 事件の経緯 警察によると、2022年の10月、大阪府で一人暮らしをしている70代の女性に東大阪市民という男から電話かかってきたそうです。 その男は「あなたが住んでいる地域の老人ホームに祖母を入れたいが、別の地域に住んでいるため、このままだと入所させられない。だから名前を貸してほしい」と言い、女性はこの提案を受け入れました。 それから、今度は金融庁の職員を語る男から電話があり、「あなたが名義を貸していることがわかった。名義貸しは犯罪であり、あなたの預金はすべて国庫に入ることになる」と女性を脅してきたのです。 さらに、弁護士を名乗る男からも電話があり「預金が国庫に入らないように、一旦私が預かる」と解決策を提示。女性はそれを鵜吞みにし、現金7780万円を12回に渡って宅配便で指定されたマンションの一室に送ったそうです。 その後、女性に遺産整理の相談をされた金融機関の職員が、預金残高を見て事件が発覚。警察に被害届を提出しました。 特殊詐欺を理解して被害を防ごう 大阪府警は、最近流行っている名義貸しの詐欺には以下のような特徴があると警鐘を鳴らしています。 「困っている人を助けてほしい」と良心につけ込む 「犯罪になる」「逮捕される」「家族に知られる」など不安を煽る 「お金を払えば逮捕されない」と解決策を提示する 送金を宅配便に指定する また、送金をしたか、していないかという議論を防ぐために、送金の記録が残らない宅配便で現金を送ることは通常あり得ないそうです。 警察は「『名義貸しは犯罪』『現金を宅配便で送って』という電話はほとんど詐欺。不審な電話があったら、まずは家族や警察に連絡してほしい」と注意を呼びかけています。
2022/12/27
大分県佐伯市に住む70代の女性が、偽の老人ホームの入所契約をめぐって、電子マネー20万円分をだまし取られたという詐欺事件がありました。 警察は事件の全容を捜査しています。 事件の内容 警察によると、11月下旬に女性宅に1本の電話が入ったそうです。電話は不動産会社を名乗る男からで、「あなたの家の近くにできる老人ホームに入所しないか」というものでした。 女性が入所を断ると「では別の人が入所してもいいか」と言い、その電話は切れたそうです。 後日、今度は不動産会社の社員を名乗る男から電話がありました。その男は「あなた以外の人が入所することになっている。他の人に自分の名前を貸す行為は犯罪にあたる」と脅してきたのです。 それから「契約解除には20万円が必要だ」と金銭を要求。女性はそれに応じてしまい、コンビニで購入した電子マネーの番号を相手に伝えたそうです。 さらに女性は自身の口座に関する情報も聞かれ、それを不審に思い警察に相談。事態が発覚しました。 今回の事件を受けて警察は「老人ホームの入居を名目にして金銭を要求する行為はすべて詐欺だ」と注意を促しています。 詐欺に遭わないために こうした詐欺に遭わないためにはどうすれば良いのでしょうか? 消費生活センターによると、怪しい電話は相手にせずすぐに電話を切ってほしいとのことです。 また一度話を聞いてしまうと、さまざまな名目で脅され、その度に金銭を要求されます。だまされたとわかったときにはすでに業者と連絡が取れないことが多く、お金を取り戻すことは困難を極めるそうです。 消費生活センターは、「少しでも疑問や不安を感じたら、住んでいる自治体にある消費生活センターに相談してほしい」と呼びかけています。
2022/12/08
11月30日、兵庫県芦屋市に一人で住む70代の女性が詐欺の被害に遭って、現金およそ2500万円がだまし取られる事件がありました。 犯人からは何度も電話があり、女性は宅配便と振り込みで計8回送金したとのことです。 事件の詳細 警察の調べによると、10月15日、住宅会社の社員を名乗る男から老人ホームの入居をすすめる電話があったそう。また、その男は「老人ホームを利用しないなら、名前を貸してほしい」とも言ったそうです。 女性はそれを断りましたが、翌日の16日に今度は老人ホームの職員を名乗る男から電話がかかってきました。 老人ホームの職員を名乗る男は「名義貸しをしているなら詐欺で訴える」と女性を脅しました。そして、「あとで返すので1000万円を払ってほしい」と金銭を要求したのです。 女性は男の言葉を鵜呑みにして、17日に現金1千万円を宅急便で指定された住所に送りました。 その後も「あなたも詐欺の共犯だ」「名義貸しが金融庁にバレている」などと、老人ホームの職員や弁護士を名乗る男らから次々に脅しの電話がかかってきて、合計約2500万円をだまし取られたのです。 事件に遭わないために 最近は手口も巧妙になり、こういったさまざまな登場人物が登場する「劇場型」の特殊詐欺が後を絶ちません。 警察の発表によると、2021年の特殊詐欺被害は確認できているだけでも1万5000件近くあったそうです。 ではどうすれば、このような特殊詐欺から身を守ることができるのでしょうか? 警察によると、以下のような対策が有効だそうです。 家族と小まめに連絡を取る 怪しいと思った電話は録音する 特殊詐欺防止のための警察相談ダイヤル「#9110」に電話する 警察は、「犯罪だと言われると相談しにくくなってしまうが、犯罪が金銭で解決されることはない」と注意を呼びかけています。
2022/12/05
今年、9月末までに福岡県内で確認された電話を使った特殊詐欺事件の被害額が、およそ6億2000万円に上ったことが明らかになりました。 この数字は去年の同じ時期と比べて2億円ほど増加しています。 増える「ニセ電話詐欺」 福岡県では2014年6月から、電話を使った特殊詐欺のことを「ニセ者が電話を悪用しておこなう詐欺」ということで、「ニセ電話詐欺」と呼んでいます。 その「ニセ電話詐欺」の被害は年々増えており、今年9月末までに福岡県内で確認されたニセ電話詐欺は239件となっています。 ニセ電話詐欺の中でも特に、9月中旬以降は「オレオレ詐欺」の被害が急増しているとのこと。10月31日にも福岡市で80代の女性がおよそ2000万円をだまし取られた事件がありました。 「オレオレ詐欺」をしてくる相手は、息子や孫を騙ると想像する人も多いかもしれません。しかし実際は、それらの人物に加え、「遺失物センターの職員」や「医師」などさまざまな職種に設定された人物が詐欺に登場するので注意が必要です。 また、「架空請求詐欺」に遭う人も増えています。74歳の女性が「老人ホームの入居権を譲ってほしい」という電話に対応すると、弁護士や金融庁の職員を名乗る人物から「名義貸しは違法だ」などと脅され、現金およそ5000万円をだまし取られました。 警察の呼びかけ 福岡県警は、地域住民を中心に構成されている「ニセ電話気づかせ隊」を組織しており、ニセ電話の被害を阻止するため、声かけや啓発活動を実施しています。 警察は「電話でお金の話題が挙がったら、まずはお金を渡さず周囲の人に知らせてほしい」と注意喚起。また、「自宅の電話は自分が家にいるときでも留守番電話に設定する」と電話にすぐ出ない対策も有効だとしています。
2022/11/15
11月2日、愛知県名古屋市港区に住む高齢者の自宅を訪れ、キャッシュカードを不正に入手しようとした男が逮捕されました。 事件の概要 74歳女性の自宅に、百貨店の職員と名乗った男から「クレジットカードが偽造され、キャッシュカードがスキミングされた可能性がある」と電話がありました。またその男は、「銀行職員が向かうので、職員にカードを渡してほしい」といった趣旨の発言もしていたそうです。 女性はこれを不審に思って警察に通報し、「だまされたふり作戦」を男に実行します。その後、女性の自宅に現れた愛知県の23歳の男、筒井悠登容疑者は詐欺未遂で現行犯逮捕されました。 11月2日の午前中は、名古屋市港区と南区で同様の詐欺事件が確認されていて、警察は関連を調べています。 詐欺被害に遭わないために キャッシュカード詐欺の被害が急速に確認されています。 今回は百貨店の職員でしたが、警察や銀行職員と名乗って「キャッシュカードが不正に利用されている」と電話をかけてくることもあるそうです。 警察は、よくある詐欺の手口をこう解説しています。 電話の中で、「預金を保護する手続きをするため、職員を家に向かわせる」などと、うその手続きを説明する キャッシュカードを受け取りに来た、銀行職員などに扮した犯人は、「手続きをするから暗証番号を書いた紙とキャッシュカードを封筒に入れてほしい」と要求 その隙に、あらかじめ用意しておいた偽物のカードと本物のカードをすり替える 被害者が気づかない間に口座から現金を引き出す 警察は、「警察官や銀行職員が暗証番号を聞いたりキャッシュカードを封筒に入れさせることは絶対にない」として注意を呼びかけています。 最近ますます巧妙になっている詐欺の手口。詐欺に遭わないために、「おかしいな」と少しでも感じた電話は、まず家族などに相談することが大事ですね。
2022/11/11
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。