味の感じ方は人それぞれなので、見学時に試食してみましょう!毎日の食事も和・洋・中とバリエーション豊かですし、お正月やひな祭りなどの行事のときには「イベント食」も提供しています。
施設探しをしていると、よく「老人ホームの食事はまずい」という噂を聞きます。本当でしょうか?
そんなことはありません!私自身もいろんな介護施設で試食させてもらっていますが、しっかり味がついていておいしいですよ!
そうなんですか?介護施設のご飯は薄味のイメージがありますが…。
通常のメニューで「薄い」と感じることは、ほとんどないと思います。でも、健康上の理由で塩分制限が必要な方向けの『減塩食』などの場合だと、「物足りない」と感じることがあるかもしれませんね。
父は、食事の制限は必要ないので大丈夫そうです。ただ、朝食のときに必ず海苔の佃煮を欲しがるんです。そのあたりの対応はしてもらえるんでしょうか?
事前に施設と相談すれば問題ないでしょう。その他にも、しょうゆやソースなどの調味料の持ち込みができることも多いので、施設に確認してみてください。
ご高齢者向けの食事というと和食をイメージしがちですが、実際の介護施設の食事はバリエーション豊かなんです。
具体的には、どんなメニューが出るんですか?
例えば、朝食にはパンやスープ、サラダ、ヨーグルトなど。昼食はカレーが出たりうどんやパスタがメインに出ることもあります。夕食が魚の煮つけやハンバーグの日もあったりと、さまざまなメニューが提供されています。
いろんなメニューがあるんですね!父は洋食が好きなので、和食だけじゃないのは助かります。
さらに、おせち料理や節分の巻き寿司、ひな祭りの日のちらし寿司やクリスマスディナーなど、季節の行事に合わせた「イベント食」もあります。ちょっと豪華な食事も提供しているんですよ。
イベント食で季節感を感じられるのは良いですね。
他にもマグロ解体ショーや料理レクなどで食事自体をイベントにしたり、ご当地グルメを提供している施設もあるんですよ!
…ただ、施設によっては外部の配食サービスを利用している施設もあって、こうしたメニューはあくまでも一例です。
そういえば、「お弁当を温めるだけの老人ホームがある」と聞いたことがあります。
そういう施設もあります。施設内に厨房がなかったり人件費を抑えるために、配食サービスを利用しているんですね。
配食サービスは冷凍の場合もあるので、どうしても施設の厨房で作るよりも味や見た目が劣ってしまうのは事実です。
やっぱり、施設の厨房で作っている方がおいしいですか?
最近の配食サービスはおいしくなっているので、一概には言えないところですが…。やっぱり、施設内で調理している方があたたかみがありますし、できたてを提供できるんですよね。
食事にこだわりがある場合は、「食事をどこで作っているか」に注目して施設探しをしてみてください。
いろいろとお伝えしましたが、とにかく見学に行きましょう!この一言に尽きます!
どうして見学なんですか?
見学の際に試食もできるところもあるんです。
食事に力を入れているかどうか、どんなポイントに注力しているのかは施設によって異なります。なので、実際に食べてみるのが一番です!
確かに、おいしいかどうかは本人次第ですもんね。
そうなんです。いくらご家族が「おいしい」と感じても、ご本人が納得しないと意味がないですから。試食をするときは、基本的に予約が必要です。見学の予約時に「試食希望です」と伝えればOKですよ。
ちょっとした外食気分ですね。父の予定を確認してみます!
あと、見学のときに献立表をもらうのもアリ。1週間や1ヵ月単位で献立を公開している施設も多いので、施設に聞いてみてくださいね。
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