シニア向け分譲マンションはどうでしょうか?介護の必要のない自立のシニア向けのマンションで、老後を豊かに暮らせるような設備が充実しています。シニアが安心して暮らせるような配慮もあり、きっと満足できると思いますよ。
自宅を売却して、息子家族の近くに妻と引っ越そうと思っています。私も妻も介護の必要はないのですが、年齢が年齢なので万が一のときにすぐに対応してもらえるようなところに入居したいと考えています。
だからといって、老人ホームに入居するのは抵抗があるのですが、良い施設はないですかね?
まだまだお元気な人が入れるところはありますよ!例えば、シニア向け分譲マンションはどうでしょうか?ご高齢者が安心して暮らせるような設備とサービスをそろえつつ、自由な生活を実現できます。
シニア向け分譲マンションですか…。聞いたことはありますが、他の介護施設との違いがよくわからなくて。
シニア向け分譲マンションは、シニアが暮らしやすいように配慮されたマンションです。バリアフリーであることはもちろん、受付にはコンシェルジュが常駐して入居者さんの相談を受けていることも。
さらに、フィットネスジムや大浴場、サウナといった設備があるところもあるので、老後を豊かに暮らすにはピッタリですよ。
へぇ!マンションのなかでいろいろと楽しめそうですね!
あとは、リビングなどの共有部も充実していることが多いので、ソファでのんびりしながら他の入居者さんと歓談したり、意外と入居者さん同士のつながりもあるんです。
そうなんですね。妻は誰かとおしゃべりするのが大好きなので喜びそうです。
加えて、健康面のサポートがほしい、という人が多いので、医療機関との連携をしているところも。なかには医院が併設されていたり、訪問看護ステーションが併設していて看護師さんが常駐しているところもあるようです。
もちろん医療サービスを受けるには追加で料金が発生しますが、すぐ健康相談ができる環境なのは安心ですよね。
それは良いですね!妻が定期的に通院が必要なので、できれば病院の近くに引っ越したいと考えていたんです。
そして、居室には万が一のときの緊急ボタンなどが設置されているところも多く、何かあったらスタッフや警備会社がすぐに駆けつけられる体制があります。
へぇ!それは普通のマンションにはない安心感ですね。
その他のシニア向け分譲マンションの特徴というと、権利形態でしょうか。シニア向け分譲マンションはその名の通り分譲マンションですから、購入すれば自分の財産になります。一般的な老人ホームは、居室や設備を終身にわたって利用できる権利を得る契約ですから自分の資産ではないんですね。
シニア向け分譲マンションであれば、売却や譲渡も可能ですし、誰かに貸すこともOK。さらに相続の対象になるので、資産としてお子さんに引き継ぐことができるんですよ。
シニア向け分譲マンションと似たような施設に、「サービス付き高齢者向け住宅」というものがありますよね?あれとは何が違うんでしょうか?
確かによく似ていますね。2つの大きな違いは契約形態でしょうか。サービス付き高齢者向け住宅は、賃貸契約ですから売却や相続はできません。高齢者向けの賃貸住宅と言うと、イメージしやすいんじゃないでしょうか?
そうか、シニア向け分譲マンションとはそこが違うんですね。
あとは入居条件も違いますね。どちらも元気なシニアを対象としているところは共通ですが、サービス付き高齢者向け住宅には訪問介護ステーションなどの介護事業所が併設しているケースも多く、介護が必要な人が入居していることも多いです。
それに、サービス付き高齢者向け住宅のなかには、介護・医療サービスを充実させているところもあり、そこでは老人ホームと変わりなく手厚い介護が受けられるんです。
そうなんですね。じゃあ、ちょっと入りにくいかな…。
もちろん、完全に介護の要らない自立の人向けのサービス付き高齢者向け住宅もあります。介護・医療体制については施設によって大きく異なるので、事前の確認が大切です。
加えて、サービス付き高齢者向け住宅には「安否確認サービス」と「生活相談サービス」を提供することが義務付けられています。対して、シニア向け分譲マンションではそうしたルールはなく、そのマンションごとにサービスが違いますね。
いずれにせよ、サービスについてはその物件によって違うんですね。きちんと確認しておかないと。
他にも、費用面での違いも大きいですね。
サービス付き高齢者向け住宅では、一般的な賃貸住宅と同じように敷金と家賃や管理費がかかります。毎月12万~20万円ほどでしょうか。
一方で、シニア向け分譲マンションは一般的な分譲マンションと同様、数千万円のローンを組んで購入するので、月々の費用がサービス付き高齢者向け住宅よりも高くなりやすい傾向です。月額費用は10万~30万円ほどで、これにローンが追加されます。
もし、シニア向け分譲マンションを検討されるのであれば、メリットとデメリットの両面を把握してから探してくださいね。
というと、具体的には?
まず、一番のメリットとしては自由で豊かな暮らしと安心感の両立しているところでしょうか。
シニア向け分譲マンションは、設備がとても充実しているところが多く、娯楽室にビリヤード台や将棋を用意していたり、カラオケルームを備えているところもあります。気軽にこうした設備を利用できるのはうれしいですよね。
それは魅力的ですね。新しい趣味ができそうです。
それに新しい出会いもあるかもしれません。先ほどお伝えしたとおり他の入居者さんとおしゃべりする機会もあるでしょうし、マンション内で交流イベントが開催されることもあるので、そうしたタイミングでご友人が増えることもあるでしょう。
定年してから人との付き合いがぐんと減ってしまったので、良いですね。
ただ、もちろんデメリットもあります。お伝えした通り、シニア向け分譲マンションは高い買い物ですので、きちんと計画して購入する必要があります。
また、一般的な分譲マンションでもそうですが、近隣トラブルのリスクがあります。マンションのコンシェルジュが対応してくれますが、注意喚起する程度しかできないのが実情です。
老人ホームでは、あまりにもひどいトラブルの場合は入居者を強制的に退去させることがありますが、シニア向け分譲マンションではそうした対応ができないんです。
あぁ、ご近所トラブルはありますよね…。少し怖いなぁ。
あと注意していただきたいのは、介護が必要になったら住み続けられないところが多いです。自室で外部の介護サービスを受けることもできますが、介護が必要な人向けの物件でない以上、対応が難しいんです。
そのときは老人ホームなどへ住み替えることをおすすめします。
シニア向け分譲マンションや老人ホームについては「いい介護 入居相談室」でご案内していますから、もしお探しのときに困ることがあったらお気軽にご相談くださいね。
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