統合失調症の人が入居できる施設はありますよ!統合失調症の症状が落ち着いていて、他のご利用者に影響を与えることがない状態であれば、受け入れている施設は多いですよ。
施設探しをする際は、できれば精神科や心療内科のある医療機関と提携している施設が良いでしょう。また、過去に統合失調症の人の受け入れ実績がある施設だとより安心ですね。
統合失調症のために入院している母が、もうすぐ退院することになりました。入院中に筋力が落ちてしまったようでほとんど自分で歩けなくなり、自宅に戻るのは難しそうです。
なので、老人ホームに入居させたいと考えていますが、統合失調症でも老人ホームには入居できますか?
症状が落ち着いていれば、統合失調症の受け入れをしている施設は多くあります。今、お母様の状態はいかがですか?
病院での治療のおかげでだいぶ落ち着いています。
それはよかったです。介護施設側が統合失調症の人を受け入れるときに気にするのが、「他のご利用者に影響があるかどうか」です。統合失調症の症状が強く出ている場合、幻覚や被害妄想などが原因で他のご入居者に暴言を吐いたり暴力をしてしまうことがあるんです。
どうしても老人ホームは”共同生活の場”なので、他のご入居者に悪影響が出てしまう可能性がある人は受け入れできないんですね。
それはそうですよね…。母は、一時期、気持ちが不安定になったので入院していましたが、今はかなり落ち着きました。
たまに独り言を言うことはあるものの、他の人に危害を加えるようなことはないと思います。
それなら、おそらく受け入れできる施設は多いと思います!
もちろん、施設側が統合失調症の人のケアができる体制があることが前提です。特に精神疾患の場合は柔軟に対応できる体制があると、お母様も安心して生活できると思います。事前に統合失調症の受け入れができるかどうか施設に確認しておきましょう。
統合失調症を患っていても入居できる介護施設があると聞いて安心しました。実際に施設探しをするときには、どんなところに注目したら良いでしょうか?
「精神科・心療内科のある医療機関と連携しているか」「統合失調症の人の受け入れ実績があるか」の2点に注目して施設探しをしてみてください。
まず、「精神科・心療内科のある医療機関と連携しているか」について、今の病院に引き続き通院できれば良いですが、施設の場所によってはそれが難しいこともあるでしょう。そのため、提携医療機関に精神科や心療内科のある施設をおすすめします。
確かに。退院後も今の病院に通院するつもりでしたが、通院が難しいこともありますよね。施設が精神科や心療内科の病院と提携していれば安心できそうです。
また「統合失調症の人の受け入れ実績があるか」については言わずもがな。過去に受け入れた実績があったり、現在、統合失調症の人が入居している場合は、どのような対応ができるのかを具体的に聞けますよね。
それに、お母様の今の状態を伝えれば、施設で具体的にどんなケアができるのか提案してもらえるでしょう。事前に対応できることを教えてもらえるのも安心できるポイントだと思います。
事前に対応できることを教えてもらえるのは助かりますね。母も体調によっては幻聴などの症状が出ることもあるみたいなので、そのあたりをどう対応できるのか相談したいです。
統合失調症の人が入れる施設には、主に以下のような種類があります。
「介護付き有料老人ホーム」は、常に介助が必要な人にぴったりの施設です。介護職員さんが24時間常駐していますから、夜間のトイレ介助などもお願いできます。
一方で、「介護付き」と比べて介助の必要性が少ない人向けの施設が「住宅型有料老人ホーム」です。「介護付き」が施設内の介護サービスをフルで利用しないといけない一方で、「住宅型」は外部の介護サービスの種類や量を自由に決められます。
なので、そこまで介助が必要でない場合はサービス量を少なくできるため、「住宅型」の方が費用を安く抑えられることがあります。
「有料老人ホーム」という同じ名前がついていても、かなり内容が違うんですね…。
また、「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」は、介護サービスをオーダーメイドで組み合わせられる点は「住宅型」と共通です。が、サ高住はさらに介助が必要ない人向けの施設が多いです。
「介護サービスはほとんどいらないけど、バリアフリーの住宅に住み替えたい」「万が一のときのために見守りがほしい」といった場合は、サ高住が向いているでしょう。
なるほど…。母は入院をきっかけにほとんど歩けなくなってしまい移動はほぼ車いすです。夜もオムツ交換が必要ですから、「介護付き」や「住宅型」の有料老人ホームが良いのかもしれませんね。
統合失調症のご高齢者が施設探しをする場合、統合失調症の症状だけではなく身体状況からどんな介助が必要なのかも同時に考える必要があります。
そのため、「統合失調症の症状はどの程度か」「介助はどのくらい必要か」の2つの点を整理したうえで施設探しをすると、後悔のない施設探しができるでしょう。
統合失調症の症状と身体介助の量ですね。そこまで考えられていなかったので、改めて考えてみます。
統合失調症の人と生活するというのは、ご家族にとって大きな負担になることもあると思います。そこで、介護施設に入居できればご家族の負担はかなり減りますし、ご家族が自分自身の時間を作る余裕も出てくるでしょう。
また、統合失調症のケアを適切におこなっていくと、症状が落ち着いていくこともあります。はじめは幻覚や妄想などが出ていたのに、施設で介護職員さんと関わるうちに症状がほとんどでなくなったケースもあるんですよ。
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