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#介護職員

#介護の事故 #介護職員

デイサービス送迎車の衝突事故で1人死亡。見通しの良い交差点で…

2023年3月30日、愛知県稲沢市の交差点で介護事業所の送迎者と一般乗用車が衝突して、高齢の利用者など10人が怪我をするという事故が起きました。 またこの事故によって、80歳のパート職員の死亡が確認されました。 デイサービス送迎車による事故 3月30日の午前9時ごろ、愛知県稲沢市の信号のない交差点で、デイサービスの送迎車と乗用車が衝突する事故が起きました。 警察の調べなどによると、70代と80代のパート職員が送迎車で事務所を出発し、5人の利用者を乗せたあと最後の1人を向かいに行く途中で事故に遭ったそうです。 また衝突の衝撃により、送迎車は横転。送迎車には60~90代の利用者5人と事業所のパート職員2人の計7人が乗っていました。 この事故で、送迎車に乗っていた7人と衝突した乗用車に乗っていた夫婦2人、それから救助に駆けつけた際に怪我をした男性1人の計10人が病院に運ばれ、治療を受けました。このうち、80歳のパート職員の男性が死亡しました。 ほかの人は、命に別状はないそうです。 警察が事故現場の状況などを調査したところ、送迎車は西向きに、乗用車は北向きにほとんど減速せずに交差点に入って、出会いがしらに衝突したと見られています。 事故現場となった交差点は田んぼに囲まれ、見晴らしの良い場所だったそうです。警察はさらに詳しい調査を進めるとしています。 コリジョンコース現象に要注意 どうして見晴らしの良い交差点だったのにもかかわらず、今回のような事故が起こってしまったのでしょうか? 専門家によると、交差点に入る際は「コリジョンコース現象」に注意が必要だと言います。 コリジョンコース現象とは、実際は近づいているのに対向車が動いていないように見える現象のこと。自分と相手が同じくらいの角度かつ同じくらいのスピードで走行しているときに起こるそうです。 相手の車が本当に止まっているかしっかり確認する必要があり、周りから急に車が飛び出してくるかもしれないという意識を常に持って運転してほしい、と注意を呼びかけています。 車の往来が少ない通りでは、スピードも出しやすくなります。重大な事故につながる前に、一層の警戒感を持って運転する必要がありそうですね。

2023/03/31

#事件 #介護職員 #虐待

介護職員がナースコールが鳴らないように!?夜間の人員不足から…

2023年3月15日、長野県の6市町村からなる北信広域連合は、同連合が運営する特別養護老人ホームで、介護放棄(ネグレクト)があったことを明らかにしました。 4人の介護職員が、入所者1人が使っていた職員を呼び出すためのナースコールを鳴らないように設定していたと見られています。 ナースコールを夜間に鳴らないものに 北信広域連合の発表によると、4人の介護職員が入所者1人のナースコールを、夜間に鳴らないよう電池を抜いた機器と取り替えていたことが判明。その入所者は頻繁にナースコールを押すものの、押していたことを覚えていなかったり理由がないのに押していたりしていたそうです。 介護者4人の一連の行為は2022年8月19日、この入所者が事務室に「ナースコールを押しても鳴らない」と申し出たことから発覚。内部調査後、北信広域連合は中野市に通報しました。 その後、中野市はナースコールを鳴らないものと取り替えた行為を虐待に認定。施設を運営する北信広域連合は改善計画書を市に提出し、虐待を防ぐ研修を実施したそうです。 また、虐待をしたとする職員4人は戒告の懲戒処分としたことも判明。上司の職員2人も訓告の処分を受けています。 人員配置の見直しを このニュースについて、介護・医療従事者からは「現場の状況をよく調査してから処分を下してほしい」といった声が相次ぎました。 ある介護従事者からは「ナースコールを使えないようにする行為が良くないのはわかっている。しかし、必要性の低いコールを連打されると、ほかの入所者のコールが拾えず、転倒事故や急変への対処が遅れる危険性がある」と特定の人が必要性の低いナースコールを押し続けることによる危険性を指摘する意見が寄せられました。 また、別の介護従事者からは「特に夜勤は職員の人数が足りない。人手が足りない状況下で何人もの入所者の対応をしなければならないため、どうしたって対応が遅れるケースが出てくる」と人員配置の見直しを迫る声が挙がりました。 夜勤職員は、多いところでも3人、少ないところでは1人しかいません。そもそも、職員が余裕を持って業務をおこなえる体制を整えることが、今回のような事態を防ぐことにもつながるのではないでしょうか。

2023/03/24

#介護のICT化 #介護職員 #調査結果

介護施設でテクノロジーの導入が進む。入居系施設などの3割で活用

厚生労働省は、介護現場におけるテクノロジーの活用状況に関する調査を実施。その結果を公表しました。 すると、見守り支援機器を中心に、少しずつICT機器を導入し始めている施設が増えていることが明らかになったのです。 介護現場におけるテクノロジーの活用状況を調査 今回の調査の概要は以下のとおりです。 調査目的:今後の介護報酬改定をめぐる議論に調査結果を役立てるため 対象施設:全国の入所・泊まり・居住系の9736施設 回答数:2958 調査手法:アンケート 今回の調査は、2022年夏に実施されて、2023年2月頃まで集計や分析がおこなわれました。 見守り支援機器の導入が進む アンケートの中で、まず介護ロボットの導入状況を尋ねたところ、「見守り支援機器を導入している」という回答が30%で最も多いことが判明。ほかにも「入浴支援機器」や「介護業務支援機器」を導入している施設もおよそ10%見られることがわかりました。 一方、「移動支援機器」や「排泄支援機器」を導入している施設は1%前後にとどまりました。 次に、見守り支援機器の導入時に感じられた効果を複数回答で尋ねると、「職員の肉体的・精神的な負担が軽減された」と回答した施設が69.7%で最多に。続いて、「ヒヤリハットや介護事故の防止につながった」と回答した施設が66.2%、「業務が効率的におこなえるようになった」と回答した施設が57.2%でした。 さらに、アンケートでは、見守り支援機器の導入前後におこなった配慮や工夫を複数回答で尋ねました。すると、50.8%と過半数の施設が「職員会議等を通じて、職員への周知と合意形成をおこなった」と回答したことが判明。ほかにも、「課題分析と導入目的を明確にした」という回答や「職員を対象とした講習会を実施した」という回答も一定数見られました。 加速している少子高齢化に介護業界が対応するために、業務の効率化は急務となっています。より効率的に、かつ安全にケアをおこなっていくためにも、さらに多くの施設でテクノロジーの導入が進んでいくと良いですね。 参考:「介護現場でのテクノロジー活用に関する 調査研究事業」(厚生労働省)

2023/03/23

#事件 #介護職員 #虐待

介護施設が虐待で営業停止処分!?入所者を縛り上げる、暴行など

2023年3月15日、岩手県保健部は、同県紫波町にある介護老人保険施設の運営法人に対して、指定の効力の全部停止を言い渡したことを発表しました。 この施設では、2022年の8月頃に利用者への深刻な虐待があったことから、今回の処分に踏み切ったと見られています。 効力停止処分により、この施設は事実上1年間の営業停止となります。 指定の効力停止とは そもそも、今回、運営法人に下された「指定の効力停止」とは何でしょうか? 指定の効力停止とは、一定期間指定の効力が停止されることにより、本来法人に対して支払われる介護報酬が支払われなくなるというもの。介護サービスを提供しても報酬が発生しなくなるため、この処分を受けた法人は事実上の休業を余儀なくされるのです。 指定の効力停止は、虐待などをおこなった施設に対して業務改善命令をしても、状況が改善しなかった場合などに下されます。 また、指定の効力停止には、深刻度に応じて「指定の一部停止」と「指定の全部停止」があります。例えば、一部停止された場合は「新規の入所者を受け入れても報酬が発生しない」と業務の一部が制限されます。一方、全部停止の場合はどんなサービスを提供しても報酬が発生しなくなるのです。 利用者への虐待で高齢者施設が効力停止処分に 岩手県保健部の発表によると、2022年8月下旬、紫波町にある介護老人保険施設で職員が利用者に対して暴行して怪我を負わせたという虐待事件が起こったそうです。 それだけに留まらず、2022年9~10月には利用者をシーツで縛り上げたりベッドからの移動を制限したりするなどの不当な身体拘束をおこなっていたことも明らかになりました。 以上のような虐待に関する通報を受け、町と県が調査した結果、今回の処分に至りました。 この施設にいた利用者は、サービスが停止する6月までに別の施設に移動するそうです。 利用者への虐待は、利用者の心身に深い傷を残すだけでなく、一周回って自分たちの首も絞めることになります。利用者も職員も安心して施設にいられる雰囲気づくりをしてほしいですね。

2023/03/22

#人材不足 #介護職員 #社会問題

高齢者が自ら問題を解決!対話型AI 「OMOHIKANE」で自分と向き合う

株式会社日本総合研究所と株式会社emotivEは、高齢者のセルフマネジメント(自分の精神状態や健康状態などを、自分自身で見つめなおし改善していくこと)能力を向上させる対話AIサービス「OMOHIKANE」の実用化を目指して、実証に向けた検討などを共同でおこなっていくことを明らかにしました。 対話AIサービス「OMOHIKANE」の実用化を目指す背景 2社が対話AIサービス「OMOHIKANE」の実用化を目指している背景として、昨今の少子高齢化社会が挙げられます。これからますます高齢者が増えていく中で、介護スタッフは少ない人数でより効率的に業務を回す必要性が出てきているのです。 2社は、この課題を解決するために、自分の課題を自分で見つめ直して、適宜必要なサービスにつながりながら自分で課題を解決できるような「セルフマネジメント」能力に着目。高齢者のセルフマネジメント能力が向上すれば、高齢者が正確に意思表示できるようになり、サービスを提供するまでのケアを最小限に抑えられるようになると言います。 ところで、セルフマネジメント能力を向上させるためには何が必要なのでしょうか? それは、他者との対話です。他者との対話を通して自分と向き合うことで、言語化能力を向上し、言語化能力によって自分が今本当に必要なことがはっきりするので、セルフマネジメント能力が向上するのです。 そこで2社は、高齢者が対話を通じて自分と向き合えるようなAIサービスの実用化に向けて検討することにしたのです。 対話AIサービス「OMOHIKANE」の実用化に向けて協業 株式会社日本総合研究所と株式会社emotivEの2社は、対話AIサービス「OMOHIKANE」の実用化に向けて、以下の活動を共同でおこなっていくことにしました。 「OMOHIKANE」をどう活用していくかの検討 「OMOHIKANE」活用によるセルフマネジメント能力の向上効果の調査 さまざまな企業や自治体等と連携した実証に向けた検討 活動成果の発信 高齢者が自分自身を見つめ直す機会が増えれば、より自分自身の状態を言語化する機会も増えるため、認知機能の向上にもつながりそうですね。

2023/03/22

#人材不足 #介護職員

介護現場の外国人材の規制を緩和?訪問介護、サ高住でも採用できるかも

政府は今後、介護施設の外国人受け入れに関する要件を緩和していくかどうかについて検討する姿勢を見せました。 これから、さらなる人手不足が予想される介護施設の人員確保が狙いと見られています。 介護施設の外国人人材に関する規制緩和を検討 2023年3月10日、衆議院・厚生労働委員会が開かれました。そこで、社会・援護局の川又竹男局長は「介護施設の外国人人材の受け入れに関する要件を緩和するかどうかは、検討すべき課題だと認識している」と名言したのです。 現在、技能実習生などの介護業界における外国人人材は、以下のような施設であれば働けることになっています。 特別養護老人ホーム グループホーム ショートステイ デイサービス 一方、訪問介護や有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などは外国の国籍を持っている人は働けません。 こうした現状に対し、事業者団体などからは「一定の条件の下で外国人が働くことを認めてほしい」という声が上がっていました。 介護施設で外国人人材を雇うメリット ところで、外国人介護士を採用するメリットとは何でしょうか? まず真っ先に考えられるのは、人員を確保できることでしょう。いつも必要最小限の人員で業務をおこなっているなど、慢性的な人手不足に悩んでいる施設も少なくありません。しかし、外国人介護士を雇えばこうした状況を改善できる可能性があります。 また、応募が集まりにくい地方の介護施設であっても条件によっては採用できるというのもポイント。高齢者が多く若年層が少ない遠隔地は、日本人介護士の獲得は厳しい傾向にあります。しかし、地理的な条件をそこまで重視しない外国人介護士は、条件次第で採用できることもあるのです。 もちろん、日本人と同程度の意思疎通は難しいなど考慮すべきポイントもあります。しかし、今後ますます少子高齢化が進行する可能性が予測されている日本は、外国からの人材受け入れが不可欠。高齢者が施設で過ごすという選択肢が今後も持てる国であるためにも、日本人だけでなく外国人も安心して働ける環境をつくっていってほしいですね。

2023/03/17

#事件 #介護疲れ #介護職員 #虐待

認知症の入所者を介護職員が暴行…「夕食を払い落として腹が立った」

介護職員が高齢者に対して殴る蹴るなどの虐待をして、逮捕されるという事件が相次いで発生しました。 警察はいずれの事件でも、詳しい動機や経緯などを調べる方針です。 兵庫県神戸市の高齢者虐待事件 2023年3月8日、兵庫県神戸市内の福祉施設で認知症の女性を殴って怪我を負わせたとして、30歳の元職員の男を逮捕しました。 警察の調べによると、2022年12月、容疑者は自分が働いていた福祉施設で、認知症を患っている80代女性の顔を殴り、軽いけがを負わせた疑いが持たれています。 女性の顔にあざがあるのを別の職員が見つけたことから今回の虐待が発覚。容疑者は「女性が夕食を手で払い落としたことに腹が立った」と容疑を認めているそうです。 また、容疑者は「ほかの入所者にも暴力をふるったことがある」と供述しているそうで、警察は余罪についても捜査を進める方針です。 岐阜県土岐市の高齢者虐待事件 岐阜県土岐市にあるグループホームでも、入所者の顔を殴るなどの虐待が発生。警察は、2023年3月6日に元施設長の容疑者を逮捕しました。 警察の調べによると、容疑者は2022年11月8~25日にかけて、入所している高齢女性3人の顔を殴ったり臀部を膝蹴りしたりする暴行を加えた疑いが持たれています。施設職員が入所者のあざを発見したことで発覚しました。 また取材などから、元施設長の容疑者は施設長に就任した当時から入所者に対して、厳しい口調で叱ったり命令したりするなどの行動や高圧的な態度が問題視されていたことも明らかになっています。 岐阜県の高齢福祉課によると、施設職員による入所者に対する虐待は増えていると言います。岐阜県高齢者権利擁護センターの担当者は、「閉鎖的な状況で虐待が発生している。虐待を通報する体制を早急に確立しなければならない」と話しました。 介護職員同士の連携が乏しく、一人の介護士が個別にケアをおこなうような施設では、どうしても情報共有が遅れて虐待も発見しにくくなります。介護職員には、常日頃から職員同士でコミュニケーションをする機会をつくって、虐待をさせない雰囲気づくりに取り組んでもらいたいですね。

2023/03/14

#介護職員

福祉に欠かせない「社会福祉士」の国家試験の合格者数が過去最多!

2023年3月7日、社会福祉振興・試験センターは、2023年2月5日に実施した今年度の社会福祉士国家試験の合格者を発表。合格者数・合格率ともに過去最高になったことがわかりました。 社会福祉士について そもそも、社会福祉士とはどんな職業なのでしょうか? 社会福祉士とは、福祉を中心とした相談業務に必要な知識やスキルがあることを証明する国家資格のこと。高齢者や身体・精神に障がいがある人、生活困窮者でも安心して日常生活が送れるようにサポートする職業です。 業務をおこなうには、保険、医療、高齢者福祉、児童福祉など福祉に関わる幅広い知識が必要なため、国家試験に合格することが義務付けられています。また、国家試験を受験するためには、次のうちいずれかの要件が必要です。 福祉系大学または福祉系短期大学を卒業(履修が必須な指定科目あり) 指定された社会福祉士養成施設を卒業 なお、短期大学を卒業した人は相談援助の実務経験も、国家試験を受験するための条件となっています。 社会福祉士の合格者数が過去最多に 今回、社会福祉士の国家試験を受験した3万6974人のうち1万6338人が合格し、過去最多となったことがわかりました。ちなみになお、昨年度の受験者数は3万4563人で、合格者数は1万742人でした。 さらに、合格率も44.2%と過去最高を記録したことが判明。2020年度の合格率が29.3%、2021年度の合格率が31.1%だったことを踏まえると、その差は一目瞭然です。 合格者が1万5000人を超えるのも、合格率が40%を超えるのも今回がはじめてとのこと。この結果を受けて、厚生労働省は「今年度から試験内容を見直したことも影響しているのではないか」としています。 今後、高齢者や障がいを持った人などどんな人でも自分らしく生きていけるような社会をつくっていくためには、多様な人と連携して生活を支える社会福祉士の存在が不可欠です。 志を持った人が社会福祉士になって、より暮らしやすい社会になると良いですね。 参考:「福祉の資格」(全国社会福祉協議会)

2023/03/10

#AI #介護職員 #最新テクノロジー

AIがケアマネジャーに!?対話AI「MICSUS」で業務が7割減

KDDI株式会社、国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、NICT)、NECソリューションイノベータ株式会社は、内閣府主催の「総合科学技術・イノベーション会議」に3社共同の事業が採択。開発している高齢者向け対話AIシステム「MICSUS(ミクサス)」を活用した介護モニタリングの実証実験をおこないました。 その結果、ぬいぐるみ型の専用端末やスマートフォンアプリを活用することで、ケアマネジャーが高齢者の生活状況などを確認する「介護モニタリング」における面談と記録に要する時間を7割削減できたことが明らかになったのです。 高齢者向け対話AIシステム「MICSUS(ミクサス)」について そもそも、KDDIらが開発している、高齢者向け対話AIシステム「MICSUS(ミクサス)」とは何でしょうか? 「MICSUS」は、専用のぬいぐるみ型の端末やスマートフォンアプリに搭載された、会話したり音声や表情を読み取ったりできるAI。「MICSUS」には、介護の専門家の知見を取り入れたAIシステムが組み込まれていて、高齢者と「MICSUS」との対話を通じて高齢者の健康状態や生活状況の変化などの情報を収集します。 もともと、これらの情報はケアマネジャーが高齢者にヒアリングをおこなうことで入手し、ケアプランの見直しなどに活用していました。しかし「MICSUS」を使えば、ケアマネジャーがヒアリングしなくてもケアプランの見直しに必要な情報が入手できるのです。 ケアマネジャーの業務時間が大幅減少 今回の実証実験は、2022年6月28日~2023年1月28日の期間に実施。自宅やサービス付き高齢者住宅などの施設で暮らす高齢者179人を対象におこなわれました。 実証実験中は、「MICSUS」が組み込まれたぬいぐるみ型の専用端末やスマートフォンと高齢者が計927回面談。ケアマネジャーが記録用のツールアプリから高齢者の情報を読み取ることで、面談1回当たりの面談と記録に要する業務時間を平均7.0分から2.2分へと約7割短縮することに成功したことを明かしました。 また、「MICSUS」が質問して高齢者が回答するという対話を通して、高齢者の健康状態や生活習慣を約93%の精度で収集できたことも確認されました。 これからますます高齢化社会が進展することが見込まれ、より少ない人数で高齢者を支えることが予想されている中、ケアマネジャーや介護士などの業務改善は急務となっています。この「MICSUS」が普及していけば、ケアマネジャーもより効率的に業務に取り込めそうですね。

2023/03/10

#介護職員 #調査結果

【介護の労働環境】16時間労働が当たり前!?少人数で介助をこなす夜勤

新たな調査で、全国の介護施設のうち、約7割の施設で夜勤者が16時間以上働いていることがわかりました。 これは、2023年2月16日に日本医療労働組合連合会が発表した調査で明らかになったものです。 7割近くの介護施設で夜勤は16時間以上 日本医療労働組合連合会によると、夜勤者が16時間以上勤務している施設が68.9%に上ったことが調査で判明したそうです。 また、24時間のうち8時間を日勤の職員が回し、残りの16時間を夜勤者が中心となって補う「2交代制」を導入している施設が、87.4%を占めていることが明らかになりました。 さらに、夜勤明けの翌日に勤務だったことがある人も約40%に上りました。業務量が特に多いと見られる特別養護老人ホーム(特養)では、約60%の人が「夜勤明けの翌日に勤務だったことがある」と答えているそうです。 団体の担当者は「今回で調査をおこなってから10年目になる。しかし、介護職が長時間労働を強いられる実態は一向に変わらない。人手不足を早急に改善する必要がある」と実情を訴えました。 夜勤者の業務とは 16時間勤務の中で、介護施設の夜勤者は何をしているのでしょうか? 勤めている介護施設によって多少異なりますが、たいていは以下のような業務をおこなっています。 夕食の介助と食後の服薬指導 就寝と起床の介助 トイレ誘導 夜間の見回り 利用者のコール対応 救急車の手配などの緊急対応 16時間勤務の場合は朝食の介助 このような多岐にわたる業務を、日中より少ない人数で回す必要があるのです。。 特に、グループホームでは、利用者9人の1ユニットにつき夜勤者は1人のため、1人ですべての夜間業務をおこなわなければなりません。 最近、グループホームにおける夜勤者の人員配置を、3ユニットにつき2人まで可能にしようという動きも出てきています。しかし、人員が少なくなればなるほど介護事故も起きやすくなることが想定されます。 利用者が安心して夜を過ごせるためにも、労働環境を見直してほしいですね。

2023/02/20

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介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

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グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設です。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説します。また、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームに入居できるのは医師から「認知症」と診断を受けている方で、一定の条件にあてはまる方に限ります。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている方 医師から認知症の診断を受けている方 心身とも集団生活を送ることに支障のない方 グループホームと同一の市町村に住民票がある方 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 また、生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームで受けられるサービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ 認知症を発症すると何もできなくなってしまうわけではなく、日常生活を送るだけなら問題がないことも多いです。 グループホームには認知症ケア専門スタッフが常駐しています。認知症進行を遅らせる目的で、入居者が専門スタッフの支援を受けながら入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこないます。 食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで、そして洗濯をして干すといった作業や掃除も、スタッフの介助を受けながら日常生活を送ります。 グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては、付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア 施設内レクリエーションやリハビリのほかに、地域の方との交流を図るための活動の一環として地域のお祭りに参加や協力をしたり、地域の人と一緒に公園掃除などの活動を行う施設も増えてきました。 グループホームとして積み上げてきた認知症ケアの経験という強みを活かし、地域に向けた情報発信などのさまざまな活動が広がっています。 地域の方と交流する「認知症サロン」などを開催して施設外に居場所を作ったり、啓発活動として認知症サポーター養成講座を開いたりするなど、地域の人々との交流に重きを置くところが増えています。 顔の見える関係づくりをすることで地域の人に認知症について理解を深めてもらったり、在宅介護の認知症高齢者への相談支援につなげたり。 こうした活動は認知症ケアの拠点であるグループホームの社会的な価値の向上や、人とのつながりを通じて入所者の暮らしを豊かにする効果が期待できます。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、施設に認知症高齢者専門スタッフは常駐していますが、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

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【動画でわかる】有料老人ホームとは?費用やサービス内容、特養との違いは

介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

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