ご自分も年齢を重ねてくると、ご両親の介護の負担がもっときつく感じますよね…。介護を完璧にする必要はまったくありません。もっと楽な介護をしましょう!
例えば、在宅介護サービスや配食サービスなどのサービスを活用しましょう。上手く活用できれば、負担をかなり軽くできると思いますよ。
また、老人ホームに入居することも検討してください。ご両親を同時に介護することは大変です。ご自分が体調を崩す前に早めに施設探しをすることをおすすめします。
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90歳を超える両親の介護をしています。私自身ももうすぐ70歳を迎え、体力的にも精神的にも両親の介護がきつくなってきました。
特に認知症の母は、夜中のトイレ介助が必要です。そのせいでろくに眠れないのもしんどくて。父は父で、妙なこだわりが強くなって、食べ物が硬かったり少しでも気に食わないことがあると怒鳴りつけます。
母の介護をしながら怒鳴り散らす父の相手もして、他の家事もしないといけなくて…。もうどうしたら良いのか…。
ご自分も年齢を重ねると、心身の負担がより大きく感じますよね…。ご両親の介護は本当に大変なことだと思います。
なので、もっと在宅介護を楽しましょう!
え?介護を楽するってどういうことですか?
もっといろんなサービスを活用して、「楽に在宅介護をできる環境」を整えるんです。具体的にお話ししますね。
在宅介護を楽する方法のうち、以下の2つについてお話ししますね。
ご両親は在宅介護サービスを利用していますか?
父は使っていませんが、母は週に3回、デイサービスを利用しています。
それは良いですね。デイサービスの他に、主な在宅介護サービスには以下のものがあります。
もし、お母様のデイサービス週3回だけでは足りないようでしたら回数を増やしたり、お父様もデイサービスを利用するのも良いかもしれません。
また、定期的にショートステイを利用できれば、夜間のトイレ介助の負担が減るでしょう。ケアマネジャーさんに相談してみてくださいね。
在宅介護サービス以外にも、介護の負担を軽減するサービスがあります。例えば、配食サービスやレトルトの介護食を利用することです。
毎回の食事の支度って、かなり負担ですよね。特にご高齢者の場合は、具材のやわらかさにも気を使わないといけなかったり、病気の関係で制限しているものもあるでしょう。
そこで、配食サービスやレトルト介護食を活用すれば、料理の負担が減らせると思いますよ。
うーん。父が総入れ歯なので、硬いものを嫌がるんですよね…。「介護食」と言うくらいだから、レトルト介護食はやわらかいでしょうけど、配食サービスってやわらかい食事に対応してもらえるんですか?
最近は、ご高齢者向けの配食サービスがかなり増えています。噛む力や飲み込む力が低下したご高齢者向けにやわらかい食事を提供しているんです。
介護食は、「やわらか食」「ムース食」といったやわらかさに配慮したものや、「塩分制限食」「タンパク質制限食」といった病気の影響で食事制限がある人向けの食事も提供しています。
ご自宅で介護食を作るのはかなり大変ですので、配食サービスやレトルト介護食をぜひ活用してくださいね。
介護をしている方も高齢になると、どうしても体力的に在宅介護が難しくなってくると思います。そのため、ぜひ老人ホームに入居することも検討してください。
えっ、老人ホームですか?うーん…まだ私が介護できているし、まだ早いんじゃないですかね。
もちろん、在宅介護を続けたいのであれば、無理にとは言いません。ただ、「親の介護は子どもがするもの」と思って、老人ホームに入居することを選択肢から外してほしくないんです。
主な老人ホームには以下のようなものがありますから、入居が必要になったときのために頭の片隅に入れておいてください。
へぇ、老人ホームって、こんなにいろんな種類があるんですね。
そうなんです。お元気な人がたくさん暮らしている施設もあれば、認知症だったり寝たきりだったりと、介護が必要な人が入居している施設もありますよ。
もし、両親を老人ホームに入れるとしても、そこまでお金を出せません。父と母、2人分なんて…。
でしたら、特別養護老人ホームなどの公的な老人ホームはどうでしょうか?要介護度や収入にもよりますが、おひとりあたり月9万~13万円程度で利用できますよ。
そうなんですね。そのくらいなら、両親の年金でどうにかなるかな…。
ただ、特別養護老人ホームの場合、要介護3以上でないと入居できないことに加えて、費用が安いためとても人気ですぐには入居できないのがネック。特別養護老人ホームの中には、数百人も入居待ちの人がいて、申し込みから数年待つケースもあるほどなんです。
数年待ちですか!?
そうなんです。なので、「もう心身共に疲れて在宅介護を続けられない」というようなギリギリの状態までがんばるのではなく、まだ余裕がある段階で施設探しをすることをおすすめします。
もちろん、特別養護老人ホーム以外にも老人ホームはたくさんあり、どの施設が良いのか迷われると思います。もし施設探しをすることになったら、ぜひ「いい介護 入居相談室」にご相談くださいね。
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。