ニュース
株式会社東京商工リサーチによる調査で、2024年1~4月の間に起こった老人福祉・介護事業の倒産が51件あったことがわかりました。老人福祉・介護事業の倒産件数の調査は毎年おこなわれており、2024年の老人福祉・介護事業の倒産件数は過去最多となったそうです。 倒産件数の過去最多を大幅に更新 株式会社東京商工リサーチはこれまで毎年、老人福祉・介護事業の倒産件数の調査をおこなってきました。これまでの1~4月の間に起こった老人福祉・介護事業の倒産件数で最も多かったのは2020年の43件でしたが、2024年の老人福祉・介護事業の倒産件数は51件と過去最多の件数となりました。 2024年1~4月の間に倒産した老人福祉・介護事業51件のうち、訪問介護が22件で最も多く、その次に多いのが通所・短期入所介護で19件、有料老人ホームは5件、その他は5件と続いているそうです。 倒産するのにはさまざまな原因がある 株式会社東京商工リサーチは老人福祉・介護事業の倒産件数が増えたことについて、以下の原因があるとしています。 介護職員の人員不足 感染症の影響による利用控え増加 感染防止対策などのコスト増加 介護事業への支援の縮小 物価の高騰 また、2024年1月22日におこなわれた「介護報酬改定」にて、訪問介護の基本料の引き下げが決定しており、今後も訪問介護事業者をはじめとした老人福祉・介護事業の倒産は増えると考えられます。 介護報酬改定については、再調査や再検討を希望する声をあげている団体が多くあります。介護サービスを利用している人や家族にとっても、「利用している介護事業者が突然無くなってしまうのでは…」と不安を抱えながら利用することは望ましくありません。介護を受ける人はもちろん、介護を提供する事業者も安心して利用できる体制になって欲しいですね。
2024/05/21
2024年5月13日におこなわれた警察庁の発表により、2024年1~3月の間で孤独死・孤立死をしてしまった人の数が全国で約2万1716人いることがわかりました。そのうちの約8割が65歳以上の高齢者で約1万7034人もいたそうです。 警察庁が孤独死・孤立死のデータを公表 2024年5月13日におこなわれた衆院決算行政監視委員会にて、2024年1~3月の間の孤独死・孤立死のデータが警察庁より発表されました。 警視庁は2024年1~3月の間に警察が取り扱った、孤独死・孤立死の状態である「一人暮らしをしていて自宅で亡くなってしまった人」の数を集計。その結果、一人暮らしで自宅で亡くなった人の数は全国で約2万1716人おり、そのうちの約1万7034人が高齢者であることがわかったのです。 警察庁の発表を踏まえて、政府は、孤独死・孤立死の実態を把握し、今後の対策に向けて今回のデータを生かしていく考えだそうです。 高齢者の孤独死を招く原因とは 毎年おこなわれている内閣府の高齢者の実態調査では、2021年に東京都23区内で孤独死をした65歳以上の高齢者は4010人という結果が出ています。前年の2020年の4219人よりは減っていますが、2011~2020年の間では高齢者の孤独死の数は増え続けており、10年前の2011年の2618人と比べると1.5倍にも増えています。 孤独死を招く原因は以下が考えられます。 未婚、離別、死別などが原因で一人暮らしをしている 家族や親族、友人、地域の人たちとの関係性が希薄 経済的に窮困しており生活に支障が出ている 昨今では核家族が増え、高齢者の一人暮らしや、高齢者夫婦のみで暮らしている人が増えています。現在は夫婦二人で暮らしていても、配偶者と離別・死別をしてしまい、将来的に1人になってしまうこともあります。 特に、家事全般を配偶者に任せていた人は、配偶者が亡くなった際に、1人では食事や掃除が満足にできず食生活が乱れたり生活環境が悪化したりする恐れもあるので注意しましょう。 孤独死・孤立死を防ぐには、高齢者本人と周囲の人との関係性をつなげておくことが大切です。家族が頻繁に連絡を取ったり、見守りサービスを利用するなど、孤立させない生活環境を作るのが良いですね。 参考:「令和5年版高齢社会白書」(内閣府)
2024/05/16
早稲田大学スポーツ科学学術院などが結成した研究チームによる研究により、健康な状態と要介護状態の中間の段階であるフレイルと体型が寿命に影響があることがわかりました。 この研究は65歳以上の高齢者を対象に調査。フレイルがなく普通体系の人は死亡リスクが最も低く、フレイルがあり肥満体型の人、または痩せ型の人は死亡リスクが高いそうです。 「痩せすぎ」も「肥満」も死亡リスクが高い 研究チームは、65歳以上の高齢者1万912人を対象に調査。健康な状態と要介護状態の中間の段階であるフレイルの有無と、体重と身長から算出される肥満度を表すBMIが死亡リスクに与える影響を調べました。BMIの数値を元に、痩せ型、やや痩せ型、標準、肥満の4つのグループに分け、2011年7月30日~2016年11月30日の死亡率を見ました。 調査の結果、BMIが標準の人が最も死亡率が低く、痩せ型の人と肥満の人は死亡率が高いことがわかりました。また、痩せ型の人と肥満の人でフレイルがある人はさらに死亡リスクも高いそうです。 フレイルは誰にでも訪れる 東京都医師会ではフレイルの入り口として以下を紹介しています。 最近痩せてきた 前よりも疲れやすくなった 走るとすぐに息切れをする 外出するのが億劫になってきた フレイルの入り口となっている症状は年齢を重ねると誰にでも起こる症状です。少しでも長く健康でいるためには、心と身体の衰えに早めの段階で気付き、前向きに予防に取り組むことが大切です。 東京都医師会は健康長寿に大切な3つの柱を以下としています。 栄養:バランスの良い食事、口腔機能の維持、など 運動:軽い運動、筋トレ、など 社会参加:趣味の集まり、ボランティア活動、勤労、など 健康でいるためには、食事や運動などで身体を健康にするだけでなく、社会的な人とのつながりも必要です。日々の生活を楽しく過ごし、フレイル予防をしていくのが良いですね。 参考:「フレイルは高齢者のBMIと死亡率の関連を変える」 参考:「フレイル予防」(東京都医師会)
2024/05/15
米国心理学会の調査により、現代の中高年者が感じている「高齢期」の始まりが数十年前と比べて遅くなっていることがわかりました。 米国心理学会は40~85歳の参加者に「何歳から高齢者だと思うか」という質問をしたところ、「75歳」と答えた人が多かったそうです。 「高齢者」と思う年齢が年々上がっている 米国心理学会は40~85歳の1万4056人の対象者に対して老化の始まりの認識を調査。1996~2021年の25年間にわたって、最大8回の調査をおこないました。調査の中で「何歳から高齢者だと思うか」という質問をしたところ「75歳」と答えた人が多かったそうです。 また、米国心理学会は65歳の時点で答えた、高齢者だと思う年齢に着目。1911年生まれの人が65歳になった際には高齢者だと思う年齢を「71歳」と回答し、1956年生まれの人が65歳になった際には「74歳」と回答したことにより、高齢者だと思う年齢が年々遅くなっていることがわかりました。 米国心理学会は、高齢者だと思う年齢が遅くなった原因を「平均寿命が伸び、老化の始まりが遅くなったため」と考えています。 日本は世界的にも寿命が長い 平均寿命は世界的に伸びてきている傾向にあります。2022年の日本の平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳です。日本の平均寿命は世界的に見ても高く、日本は長寿の国とも呼ばれています。 奈良県医師会では日本の平均寿命が高い理由として以下を挙げています。 医療のレベルが高い 医療費が比較的安く、病院で治療を受けやすい 健康意識が高い人が多く、人間ドックや健康診断などの受診が多い 健康的な食文化が広まっている 日本人はアルコールに弱いため、アルコール摂取量が少ない 日本の伝統的な食文化は魚介類や野菜の摂取量が多かったり、食材の調理法も焼く、煮る、蒸すなど多彩で、栄養バランスが良い傾向にあります。健康を保つためには栄養バランスの良い食事が重要になるため、健康的な食事が身についているのは良いことですね。 参考:「令和4年簡易生命表の概況」(厚生労働省) 参考:「なぜ日本は長寿国なのか」(奈良県医師会)
2024/05/09
兵庫県芦屋市で、介護を受けている高齢者がモデルを務めるファッションショーが開催されました。 ファッションショーは、同市の一般社団法人「カワイク介護」が高齢者や障害を持つ人におしゃれを楽しんでもらおうと開催。カワイク介護はデザイン性の高い福祉用品の開発に取り組んでいる法人だそうです。 100歳の女性もランウェイを歩くモデルに 2024年5月5日、兵庫県芦屋市内でファッションショーがおこなわれました。華やかな衣装を身にまといランウェイを歩くモデルの役を努めたのは、日常的に介護を受けている高齢者です。今回おこなわれたファッションショーには「高齢者や障害を持つ人におしゃれを楽しんでもらう」というねらいがあるそうです。 ファッションショーのモデルの中には100歳の高齢女性も参加。女性は「みなさんに見られると何十歳も若返ったような気持ちになり、とても気持ちがよかった」と感想を話していました。 年齢が上がるほどおしゃれに意欲が出る 株式会社ハルメクホールディングスが40~89歳の女性1000人を対象におこなった調査では、「おしゃれに意欲がある」女性は全体の半数の49.8%でした。年代別に見ると、「おしゃれに意欲がある」と回答した人の割合が最も多かったのは70代で60.5%、次が80代で54.5%と続き、40代など若い世代よりも、70代80代の方がおしゃれに意欲があるのがわかりました。 また、「おしゃれをするうえで大切にしていることは何か」という質問に対して、70代80代共に、「清潔に見えること」「きちんとして見えること」「似合っていること」と続きました。自分のためだけにおしゃれをするのではなく、周りの人からの印象を良く持ちたいと考えていることがわかります。 年齢を重ねるとついつい「動きやすい」「着替えやすい」服を手に取りがち。日常生活を送ったり、介護をする・される場合にも「動きやすい」「着替えやすい」服は重要なので、まずは好きな色や好きな柄でおしゃれを楽しむのが良いですね。 参考:「40~80代女性のファッション・美容に対する意識実態調査」(株式会社ハルメクホールディングス)
2024/05/08
総務省の調査により、宮城県にある空き家の数が過去最多の14万戸であることがわかりました。 また、住宅全体の中で空き家が占める割合は12.4%と過去に比べて空き家の割合が増えたそうです。 空き家の数が過去最多 総務省は2023年10月1日の時点での「住宅・土地統計調査」を実施。総務省は5年毎に住宅数に関する調査をおこなっています。 総務省がおこなった「住宅・土地統計調査」を踏まえて、宮城県は同県の空き家の数が過去最多になったことを発表しました。2023年の宮城県の空き家の数は14万戸で、前回の2018年の調査時より9500戸増えたそうです。 宮城県の住宅課は今後も各自治体の空き家対策を支援していくとしています。 そもそも「空き家」とは 少子高齢化が進んだ昨今では全国的に空き家が増えており、現状が問題視されています。 空き家は以下の4種類に分類されています。 「売却用」:販売中の空き家のこと。不動産会社が管理している 「賃貸用」:入居者募集中の空き家のこと。不動産会社が管理している 「二次利用」:普段使っていない別荘などの家のこと。所有者が管理している 「その他」:上記の3種類以外の空き家のこと。所有者が管理している 4種類の空き家の中で問題になっているのは、売りにも貸しにも出されていない「その他」の空き家です。その他の空き家を放置していると持ち主や近隣住民にさまざまなトラブルが起こります。 空き家問題で考えられるトラブルは主に以下です。 家の傷みや地震による倒壊・外壁の落下 ねずみや害虫の大量発生 ごみや動物の糞尿などの悪臭 隣の敷地や道路などへの枝のはみ出し 景観の悪化 不法侵入・放火 トラブルの中でも、景観の悪化や不法侵入は周辺地域の治安の悪化につながるので注意が必要です。 空き家が起こるタイミングは一人暮らしの親が施設に入居したときや亡くなったときなど。家族が住んでいる家を将来どうするのか、早いうちから話し合っておきたいですね。 参考:「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」(総務省) 参考:「増え続ける空き家~2つの空き家問題~」(空家・空地管理センター)
2024/05/08
内閣府が高齢者の生きがいと交友関係について調査したところ、「親しくしている友人・仲間を持っているか」という質問に「たくさん持っている」と答えた人の中の55.6%の人が十分に生きがいを感じていることがわかりました。 友人を持っている人は生きがいを感じている 内閣府が発表した「令和4年版高齢社会白書」では、65歳以上の高齢者の生きがいと交友関係について調査。「親しくしている友人・仲間を持っていると感じるか」という質問では、「普通に持っていると感じる」と答えた人が最も多く39.1%、「少し持っていると感じている」と答えた人は35.1%、「たくさん持っていると感じる」と答えた人は5.3%と、半数以上の人が友人・仲間を持っていると感じていることがわかりました。 また、「親しくしている友人・仲間を持っていると感じるか」という質問の回答別に生きがいを感じる程度について調べたところ「生きがいを十分に感じている」と答えた人は以下の割合となりました。 友人・仲間をたくさん持っていると感じる:55.6% 友人・仲間を普通に持っていると感じる:31.2% 友人・仲間を少し持っていると感じる:17.2% 友人・仲間をほとんど持っていないと感じる:8.1% 友人・仲間を持っていないと感じる:8.3% 今回の調査結果から、交友関係を持っている人の方が交友関係が薄い人に比べて、より人生に対して生きがいを感じていることがわかります。 交友関係は高齢になっても広げられる 若い頃には友人や仲間がたくさんいたとしても、年齢を重ねるうちに結婚や出産、仕事の定年など生活環境が変わるにつれ、友人と疎遠になることもありえます。昔からの友人を大切にするのも良いですが、近所に住む同年代の人や同じ趣味を持つ人と交友関係を深めるのもおすすめです。 高齢になってから交友関係を広げるには以下がおすすめです。 地域の活動やボランティアに参加する サークル活動や習い事を始める 仕事を始める インターネットやSNSを始める 「友人を作る」と考えると話し掛けるのに緊張してしまう人もいるでしょう。まずは挨拶から始めて少しづつ交流を増やしていくのが良いですね。 交友関係が広まれば、生きがいを感じるだけでなく、仕事や活動を通して認知症予防やフレイル予防ができたり、社会からの孤立も防げます。毎日の中で人と過ごすことで「楽しい」と感じる瞬間が増えるのは良いですね。 参考:「令和4年版高齢社会白書」(内閣府)
2024/05/01
千葉大学の研究で、自宅の近所に鮮食料品店がある高齢者は1人あたりの介護費用が月1367円少なくなることが判明。この研究は平均年齢73.5歳の高齢者3万4982人を対象に9年間に渡っておこなわれました。 また、自宅の近所に夜の一人歩きが危ない場所がある高齢者も、1人あたりの介護費用が月1383円少なくなることがわかったそうです。 便利な地域に住む高齢者は要介護度が低い!? 千葉大学がおこなった研究は、男性1万6650人、女性1万8332人、合わせて3万4982人の平均年齢73.5歳の高齢者を対象に、住んでいる地域環境と本人にかかる介護費用の関係性を調査。対象者を8種類の地域環境と照らし合わせて9年間の累積介護総費用を比較しました。 8種類の地域環境は以下です。 新鮮な野菜や果物が手に入る商店・施設が近くにあるか 気軽に立ち寄ることができる家や施設が近くにあるか 運動や散歩に適した公園や歩道が近くにあるか 魅力的な景色や建物が近くにあるか 坂や段差など、歩きにくい場所が近くにあるか 交通事故の危険がある道路・交差点が近くにあるか 夜の一人歩きが危ない場所が近くにあるか 落書きやゴミの放置が目立つ場所が近くにあるか 研究の結果、自宅の近所に鮮食料品店がある高齢者は1人あたりの介護費用が月1367円少なくなることが判明。自宅の近所に鮮食料品店がある高齢者は野菜や果物を摂取する頻度が高いため健康に良いと考えられます。 また、自宅の近所に夜の一人歩きが危ない場所がある高齢者も、1人あたりの介護費用が月1383円少なくなることがわかったそうです。 夜の一人歩きが危ない地域は駅の周辺が多く、公共交通が利用しやすいなど生活の利便性の高さが介護費用の低さにつながった可能性があります。 住み続けていると地域環境は変わる 内閣府がおこなった「高齢者の住宅と生活環境に関する調査」では、今住んでいる地域に住み続ける予定である高齢者は94%であることがわかっています。 また、「現在の地域で不便に思うことや気になること」という質問には、「特に無い」が最も多く39.3%、次に「日常の買い物に不便」が23.9%、「病院へ行くのに不便」が23.8%、「交通機関の利用が不便」が21.5%と続いています。 現在住んでいる場所から離れないつもりでいても、普段の生活に必要な買い物、病院、交通機関などが不便と感じている高齢者は多いのです。 若い頃には気にならなかった地域環境も、年を重ねるにつれ不便に感じることが多くなるでしょう。ネットスーパーを利用して、買い物に行く回数を減らす、送迎サービスやタクシーなどを利用して病院に行きやすくするなど、できることから工夫するのが良いですね。 参考:「令和5年度 高齢社会対策総合調査(高齢者の住宅と生活環境に関する調査)の結果」(内閣府)
2024/04/30
岡山県警察の調査で、岡山県内における1年間の交通事故の死亡者数が全国ワーストだった2022年から、2023年には減少したことが判明。2022年に74人でしたが、2023年には49人にまで減少したとのことです。 また、2023年の交通事故死亡者数49人のうち半数以上が高齢者だったそうです。 交通事故による死亡者数の半数以上が高齢者 岡山県警察の調査によると、2023年に岡山県内で発生した交通事故は5万713件で、そのうち死亡事故となった件数は49件でした。交通事故による死亡者49人のうち29人は高齢者で、80歳以上が最も多く15人だったそうです。 また、同年の交通事故で死亡した高齢者29人のうち20人が夕方から夜間に事故に遭っていることがわかりました。そのうちの10人が歩行者であり、10人全員が夜光反射材などを身につけていませんでした。 夕方以降の外出には反射材を身につけよう 警察庁のホームページでは、夕方以降に外出する際に反射材やライトなどを身につけることをすすめています。反射材用品は自動車のライトからの光を反射して光るので、身につけると自動車の運転者などに自分の存在を知らせることができます。 現在販売されている反射材用品は主に以下です。 腕などにつけるリストバンド 反射材が縫い付けてあるジャンパー 反射材が縫い付けてあるカバン 反射材を生地に使用している傘 靴やカバンに貼れる反射シート 普段よく使うカバンや靴にあらかじめ反射材がついていると、つけ忘れを防げるので安心ですね。人通りの少ない道では、反射材だけでなくLEDライトをカバンにつけるのもおすすめです。 警察庁は、敬老の日や母の日・父の日、誕生日などのプレゼントに反射材を使用した製品のプレゼントを推奨しています。自ら反射材を持つのに抵抗がある高齢者でも、家族からのプレゼントであれば気軽に持って行けるので良いですね。 参考:「令和5年 岡山県の交通事故」(岡山県警察) 参考:「反射材・ライト~薄暮・夜間はつけた光が命を守る~」(警察庁)
2024/04/26
東京トラベルパートナーズ株式会社は、「旅と健康」をテーマにした旅番組を放送する高齢者向けの動画配信サービス「旅介TV」を2024年5月1日より配信することを発表しました。 「旅介TV」は今まで、およそ3700ヵ所のデイサービスや老人ホームなどで導入されていましたが、今回、個人の自宅でも視聴できる様に改良されたそうです。 「旅を健康」がテーマの高齢者向け旅番組 東京トラベルパートナーズ株式会社は、「旅を健康」をテーマにした番組を放送する高齢者向けの動画配信サービスを新たに開始することを発表しました。 番組の内容は例えば以下があります。 全国の季節の風景を通して、健康体操、脳トレクイズなどをおこなう生放送番組 パリからの観光生配信番組 全国のお祭りを紹介する番組 東京トラベルパートナーズ株式会社は、「番組を通してこれまで気軽に旅を楽しむことができなかった方にその楽しさを提供するとともに、心と身体の機能回復につながる機会を提供してまいります」と語っています。 「旅行をしたい」高齢者は半数以上 株式会社RARECREWがおこなった調査では、現在、在宅介護サービスを受けている高齢者139人に対して「身体的・経済的な課題がないとしたら旅行をしたいかどうか」と聞いたところ、半数以上の65.5%の人が「旅行をしたい」と回答しました。 半数以上の高齢者が旅行をしたいと考えているにもかかわらず、実際にはなかなか旅行できないもの。なぜなら、高齢者が旅行をする際には注意しなければいけないことがたくさんあるからです。 高齢者が旅行をする際に注意するポイントは例えば以下です。 高齢者本人に負担のない移動手段・距離 旅先で車椅子が利用できるか 宿泊先で入浴できるか 旅行中のトイレ 高齢者本人の体力 万が一の場合の医療機関 テレビを見るだけなら、大きな事前準備も必要なく安心して旅行気分が味わえますね。旅行番組を見ることは高齢者本人にとって、気分転換になり脳にも良い刺激をあたえてくれます。普段の生活のスキマ時間に取り入れるのも良いかもしれません。 参考:「旅介TV」 参考:「調査結果レポート」(株式会社RARECREW)
2024/04/25
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。