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#調査結果

#介護 #社会問題 #調査結果

介護事業者の倒産が4ヵ月で51件!?倒産が最も多いのは訪問介護

株式会社東京商工リサーチによる調査で、2024年1~4月の間に起こった老人福祉・介護事業の倒産が51件あったことがわかりました。老人福祉・介護事業の倒産件数の調査は毎年おこなわれており、2024年の老人福祉・介護事業の倒産件数は過去最多となったそうです。 倒産件数の過去最多を大幅に更新 株式会社東京商工リサーチはこれまで毎年、老人福祉・介護事業の倒産件数の調査をおこなってきました。これまでの1~4月の間に起こった老人福祉・介護事業の倒産件数で最も多かったのは2020年の43件でしたが、2024年の老人福祉・介護事業の倒産件数は51件と過去最多の件数となりました。 2024年1~4月の間に倒産した老人福祉・介護事業51件のうち、訪問介護が22件で最も多く、その次に多いのが通所・短期入所介護で19件、有料老人ホームは5件、その他は5件と続いているそうです。 倒産するのにはさまざまな原因がある 株式会社東京商工リサーチは老人福祉・介護事業の倒産件数が増えたことについて、以下の原因があるとしています。 介護職員の人員不足 感染症の影響による利用控え増加 感染防止対策などのコスト増加 介護事業への支援の縮小 物価の高騰 また、2024年1月22日におこなわれた「介護報酬改定」にて、訪問介護の基本料の引き下げが決定しており、今後も訪問介護事業者をはじめとした老人福祉・介護事業の倒産は増えると考えられます。 介護報酬改定については、再調査や再検討を希望する声をあげている団体が多くあります。介護サービスを利用している人や家族にとっても、「利用している介護事業者が突然無くなってしまうのでは…」と不安を抱えながら利用することは望ましくありません。介護を受ける人はもちろん、介護を提供する事業者も安心して利用できる体制になって欲しいですね。

2024/05/21

#社会問題 #調査結果 #高齢者の一人暮らし

孤独死の約8割が高齢者!?高齢者の孤独死は10年前から1.5倍へ増加

2024年5月13日におこなわれた警察庁の発表により、2024年1~3月の間で孤独死・孤立死をしてしまった人の数が全国で約2万1716人いることがわかりました。そのうちの約8割が65歳以上の高齢者で約1万7034人もいたそうです。 警察庁が孤独死・孤立死のデータを公表 2024年5月13日におこなわれた衆院決算行政監視委員会にて、2024年1~3月の間の孤独死・孤立死のデータが警察庁より発表されました。 警視庁は2024年1~3月の間に警察が取り扱った、孤独死・孤立死の状態である「一人暮らしをしていて自宅で亡くなってしまった人」の数を集計。その結果、一人暮らしで自宅で亡くなった人の数は全国で約2万1716人おり、そのうちの約1万7034人が高齢者であることがわかったのです。 警察庁の発表を踏まえて、政府は、孤独死・孤立死の実態を把握し、今後の対策に向けて今回のデータを生かしていく考えだそうです。 高齢者の孤独死を招く原因とは 毎年おこなわれている内閣府の高齢者の実態調査では、2021年に東京都23区内で孤独死をした65歳以上の高齢者は4010人という結果が出ています。前年の2020年の4219人よりは減っていますが、2011~2020年の間では高齢者の孤独死の数は増え続けており、10年前の2011年の2618人と比べると1.5倍にも増えています。 孤独死を招く原因は以下が考えられます。 未婚、離別、死別などが原因で一人暮らしをしている 家族や親族、友人、地域の人たちとの関係性が希薄 経済的に窮困しており生活に支障が出ている 昨今では核家族が増え、高齢者の一人暮らしや、高齢者夫婦のみで暮らしている人が増えています。現在は夫婦二人で暮らしていても、配偶者と離別・死別をしてしまい、将来的に1人になってしまうこともあります。 特に、家事全般を配偶者に任せていた人は、配偶者が亡くなった際に、1人では食事や掃除が満足にできず食生活が乱れたり生活環境が悪化したりする恐れもあるので注意しましょう。 孤独死・孤立死を防ぐには、高齢者本人と周囲の人との関係性をつなげておくことが大切です。家族が頻繁に連絡を取ったり、見守りサービスを利用するなど、孤立させない生活環境を作るのが良いですね。 参考:「令和5年版高齢社会白書」(内閣府)

2024/05/16

#フレイル予防 #健康管理 #調査結果

痩せていても肥満でも死亡リスクが高い!?やっぱり標準体型が良い

早稲田大学スポーツ科学学術院などが結成した研究チームによる研究により、健康な状態と要介護状態の中間の段階であるフレイルと体型が寿命に影響があることがわかりました。 この研究は65歳以上の高齢者を対象に調査。フレイルがなく普通体系の人は死亡リスクが最も低く、フレイルがあり肥満体型の人、または痩せ型の人は死亡リスクが高いそうです。 「痩せすぎ」も「肥満」も死亡リスクが高い 研究チームは、65歳以上の高齢者1万912人を対象に調査。健康な状態と要介護状態の中間の段階であるフレイルの有無と、体重と身長から算出される肥満度を表すBMIが死亡リスクに与える影響を調べました。BMIの数値を元に、痩せ型、やや痩せ型、標準、肥満の4つのグループに分け、2011年7月30日~2016年11月30日の死亡率を見ました。 調査の結果、BMIが標準の人が最も死亡率が低く、痩せ型の人と肥満の人は死亡率が高いことがわかりました。また、痩せ型の人と肥満の人でフレイルがある人はさらに死亡リスクも高いそうです。 フレイルは誰にでも訪れる 東京都医師会ではフレイルの入り口として以下を紹介しています。 最近痩せてきた 前よりも疲れやすくなった 走るとすぐに息切れをする 外出するのが億劫になってきた フレイルの入り口となっている症状は年齢を重ねると誰にでも起こる症状です。少しでも長く健康でいるためには、心と身体の衰えに早めの段階で気付き、前向きに予防に取り組むことが大切です。 東京都医師会は健康長寿に大切な3つの柱を以下としています。 栄養:バランスの良い食事、口腔機能の維持、など 運動:軽い運動、筋トレ、など 社会参加:趣味の集まり、ボランティア活動、勤労、など 健康でいるためには、食事や運動などで身体を健康にするだけでなく、社会的な人とのつながりも必要です。日々の生活を楽しく過ごし、フレイル予防をしていくのが良いですね。 参考:「フレイルは高齢者のBMIと死亡率の関連を変える」 参考:「フレイル予防」(東京都医師会)

2024/05/15

#フレイル予防 #調査結果

「高齢者」は75歳から!?高齢者だと思う年齢が年々上がっている

米国心理学会の調査により、現代の中高年者が感じている「高齢期」の始まりが数十年前と比べて遅くなっていることがわかりました。 米国心理学会は40~85歳の参加者に「何歳から高齢者だと思うか」という質問をしたところ、「75歳」と答えた人が多かったそうです。 「高齢者」と思う年齢が年々上がっている 米国心理学会は40~85歳の1万4056人の対象者に対して老化の始まりの認識を調査。1996~2021年の25年間にわたって、最大8回の調査をおこないました。調査の中で「何歳から高齢者だと思うか」という質問をしたところ「75歳」と答えた人が多かったそうです。 また、米国心理学会は65歳の時点で答えた、高齢者だと思う年齢に着目。1911年生まれの人が65歳になった際には高齢者だと思う年齢を「71歳」と回答し、1956年生まれの人が65歳になった際には「74歳」と回答したことにより、高齢者だと思う年齢が年々遅くなっていることがわかりました。 米国心理学会は、高齢者だと思う年齢が遅くなった原因を「平均寿命が伸び、老化の始まりが遅くなったため」と考えています。 日本は世界的にも寿命が長い 平均寿命は世界的に伸びてきている傾向にあります。2022年の日本の平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳です。日本の平均寿命は世界的に見ても高く、日本は長寿の国とも呼ばれています。 奈良県医師会では日本の平均寿命が高い理由として以下を挙げています。 医療のレベルが高い 医療費が比較的安く、病院で治療を受けやすい 健康意識が高い人が多く、人間ドックや健康診断などの受診が多い 健康的な食文化が広まっている 日本人はアルコールに弱いため、アルコール摂取量が少ない 日本の伝統的な食文化は魚介類や野菜の摂取量が多かったり、食材の調理法も焼く、煮る、蒸すなど多彩で、栄養バランスが良い傾向にあります。健康を保つためには栄養バランスの良い食事が重要になるため、健康的な食事が身についているのは良いことですね。 参考:「令和4年簡易生命表の概況」(厚生労働省) 参考:「なぜ日本は長寿国なのか」(奈良県医師会)

2024/05/09

#シニアの本音 #地域の取り組み #調査結果

100歳女性がファッションモデル!?高齢者がランウェイを歩く

兵庫県芦屋市で、介護を受けている高齢者がモデルを務めるファッションショーが開催されました。 ファッションショーは、同市の一般社団法人「カワイク介護」が高齢者や障害を持つ人におしゃれを楽しんでもらおうと開催。カワイク介護はデザイン性の高い福祉用品の開発に取り組んでいる法人だそうです。 100歳の女性もランウェイを歩くモデルに 2024年5月5日、兵庫県芦屋市内でファッションショーがおこなわれました。華やかな衣装を身にまといランウェイを歩くモデルの役を努めたのは、日常的に介護を受けている高齢者です。今回おこなわれたファッションショーには「高齢者や障害を持つ人におしゃれを楽しんでもらう」というねらいがあるそうです。 ファッションショーのモデルの中には100歳の高齢女性も参加。女性は「みなさんに見られると何十歳も若返ったような気持ちになり、とても気持ちがよかった」と感想を話していました。 年齢が上がるほどおしゃれに意欲が出る 株式会社ハルメクホールディングスが40~89歳の女性1000人を対象におこなった調査では、「おしゃれに意欲がある」女性は全体の半数の49.8%でした。年代別に見ると、「おしゃれに意欲がある」と回答した人の割合が最も多かったのは70代で60.5%、次が80代で54.5%と続き、40代など若い世代よりも、70代80代の方がおしゃれに意欲があるのがわかりました。 また、「おしゃれをするうえで大切にしていることは何か」という質問に対して、70代80代共に、「清潔に見えること」「きちんとして見えること」「似合っていること」と続きました。自分のためだけにおしゃれをするのではなく、周りの人からの印象を良く持ちたいと考えていることがわかります。 年齢を重ねるとついつい「動きやすい」「着替えやすい」服を手に取りがち。日常生活を送ったり、介護をする・される場合にも「動きやすい」「着替えやすい」服は重要なので、まずは好きな色や好きな柄でおしゃれを楽しむのが良いですね。 参考:「40~80代女性のファッション・美容に対する意識実態調査」(株式会社ハルメクホールディングス)

2024/05/08

#老後の備え #調査結果 #高齢者の一人暮らし

空き家の数が過去最多!高齢の親が老人ホームに入ったらどうする?

総務省の調査により、宮城県にある空き家の数が過去最多の14万戸であることがわかりました。 また、住宅全体の中で空き家が占める割合は12.4%と過去に比べて空き家の割合が増えたそうです。 空き家の数が過去最多 総務省は2023年10月1日の時点での「住宅・土地統計調査」を実施。総務省は5年毎に住宅数に関する調査をおこなっています。 総務省がおこなった「住宅・土地統計調査」を踏まえて、宮城県は同県の空き家の数が過去最多になったことを発表しました。2023年の宮城県の空き家の数は14万戸で、前回の2018年の調査時より9500戸増えたそうです。 宮城県の住宅課は今後も各自治体の空き家対策を支援していくとしています。 そもそも「空き家」とは 少子高齢化が進んだ昨今では全国的に空き家が増えており、現状が問題視されています。 空き家は以下の4種類に分類されています。 「売却用」:販売中の空き家のこと。不動産会社が管理している 「賃貸用」:入居者募集中の空き家のこと。不動産会社が管理している 「二次利用」:普段使っていない別荘などの家のこと。所有者が管理している 「その他」:上記の3種類以外の空き家のこと。所有者が管理している 4種類の空き家の中で問題になっているのは、売りにも貸しにも出されていない「その他」の空き家です。その他の空き家を放置していると持ち主や近隣住民にさまざまなトラブルが起こります。 空き家問題で考えられるトラブルは主に以下です。 家の傷みや地震による倒壊・外壁の落下 ねずみや害虫の大量発生 ごみや動物の糞尿などの悪臭 隣の敷地や道路などへの枝のはみ出し 景観の悪化 不法侵入・放火 トラブルの中でも、景観の悪化や不法侵入は周辺地域の治安の悪化につながるので注意が必要です。 空き家が起こるタイミングは一人暮らしの親が施設に入居したときや亡くなったときなど。家族が住んでいる家を将来どうするのか、早いうちから話し合っておきたいですね。 参考:「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」(総務省) 参考:「増え続ける空き家~2つの空き家問題~」(空家・空地管理センター)

2024/05/08

#シニアの本音 #調査結果

生きがいを感じる高齢者は友人が多い?年をとっても友達づくりを

内閣府が高齢者の生きがいと交友関係について調査したところ、「親しくしている友人・仲間を持っているか」という質問に「たくさん持っている」と答えた人の中の55.6%の人が十分に生きがいを感じていることがわかりました。 友人を持っている人は生きがいを感じている 内閣府が発表した「令和4年版高齢社会白書」では、65歳以上の高齢者の生きがいと交友関係について調査。「親しくしている友人・仲間を持っていると感じるか」という質問では、「普通に持っていると感じる」と答えた人が最も多く39.1%、「少し持っていると感じている」と答えた人は35.1%、「たくさん持っていると感じる」と答えた人は5.3%と、半数以上の人が友人・仲間を持っていると感じていることがわかりました。 また、「親しくしている友人・仲間を持っていると感じるか」という質問の回答別に生きがいを感じる程度について調べたところ「生きがいを十分に感じている」と答えた人は以下の割合となりました。 友人・仲間をたくさん持っていると感じる:55.6% 友人・仲間を普通に持っていると感じる:31.2% 友人・仲間を少し持っていると感じる:17.2% 友人・仲間をほとんど持っていないと感じる:8.1% 友人・仲間を持っていないと感じる:8.3% 今回の調査結果から、交友関係を持っている人の方が交友関係が薄い人に比べて、より人生に対して生きがいを感じていることがわかります。 交友関係は高齢になっても広げられる 若い頃には友人や仲間がたくさんいたとしても、年齢を重ねるうちに結婚や出産、仕事の定年など生活環境が変わるにつれ、友人と疎遠になることもありえます。昔からの友人を大切にするのも良いですが、近所に住む同年代の人や同じ趣味を持つ人と交友関係を深めるのもおすすめです。 高齢になってから交友関係を広げるには以下がおすすめです。 地域の活動やボランティアに参加する サークル活動や習い事を始める 仕事を始める インターネットやSNSを始める 「友人を作る」と考えると話し掛けるのに緊張してしまう人もいるでしょう。まずは挨拶から始めて少しづつ交流を増やしていくのが良いですね。 交友関係が広まれば、生きがいを感じるだけでなく、仕事や活動を通して認知症予防やフレイル予防ができたり、社会からの孤立も防げます。毎日の中で人と過ごすことで「楽しい」と感じる瞬間が増えるのは良いですね。 参考:「令和4年版高齢社会白書」(内閣府)

2024/05/01

#健康管理 #最新研究 #調査結果

夜道が危険な地域は介護費用が安い!?食品店や駅が近所だと健康に

千葉大学の研究で、自宅の近所に鮮食料品店がある高齢者は1人あたりの介護費用が月1367円少なくなることが判明。この研究は平均年齢73.5歳の高齢者3万4982人を対象に9年間に渡っておこなわれました。 また、自宅の近所に夜の一人歩きが危ない場所がある高齢者も、1人あたりの介護費用が月1383円少なくなることがわかったそうです。 便利な地域に住む高齢者は要介護度が低い!? 千葉大学がおこなった研究は、男性1万6650人、女性1万8332人、合わせて3万4982人の平均年齢73.5歳の高齢者を対象に、住んでいる地域環境と本人にかかる介護費用の関係性を調査。対象者を8種類の地域環境と照らし合わせて9年間の累積介護総費用を比較しました。 8種類の地域環境は以下です。 新鮮な野菜や果物が手に入る商店・施設が近くにあるか 気軽に立ち寄ることができる家や施設が近くにあるか 運動や散歩に適した公園や歩道が近くにあるか 魅力的な景色や建物が近くにあるか 坂や段差など、歩きにくい場所が近くにあるか 交通事故の危険がある道路・交差点が近くにあるか 夜の一人歩きが危ない場所が近くにあるか 落書きやゴミの放置が目立つ場所が近くにあるか 研究の結果、自宅の近所に鮮食料品店がある高齢者は1人あたりの介護費用が月1367円少なくなることが判明。自宅の近所に鮮食料品店がある高齢者は野菜や果物を摂取する頻度が高いため健康に良いと考えられます。 また、自宅の近所に夜の一人歩きが危ない場所がある高齢者も、1人あたりの介護費用が月1383円少なくなることがわかったそうです。 夜の一人歩きが危ない地域は駅の周辺が多く、公共交通が利用しやすいなど生活の利便性の高さが介護費用の低さにつながった可能性があります。 住み続けていると地域環境は変わる 内閣府がおこなった「高齢者の住宅と生活環境に関する調査」では、今住んでいる地域に住み続ける予定である高齢者は94%であることがわかっています。 また、「現在の地域で不便に思うことや気になること」という質問には、「特に無い」が最も多く39.3%、次に「日常の買い物に不便」が23.9%、「病院へ行くのに不便」が23.8%、「交通機関の利用が不便」が21.5%と続いています。 現在住んでいる場所から離れないつもりでいても、普段の生活に必要な買い物、病院、交通機関などが不便と感じている高齢者は多いのです。 若い頃には気にならなかった地域環境も、年を重ねるにつれ不便に感じることが多くなるでしょう。ネットスーパーを利用して、買い物に行く回数を減らす、送迎サービスやタクシーなどを利用して病院に行きやすくするなど、できることから工夫するのが良いですね。 参考:「令和5年度 高齢社会対策総合調査(高齢者の住宅と生活環境に関する調査)の結果」(内閣府)

2024/04/30

#調査結果 #高齢者の交通安全

交通事故死の6割が高齢者!?事故の時間帯は夕方から夜間が多い

岡山県警察の調査で、岡山県内における1年間の交通事故の死亡者数が全国ワーストだった2022年から、2023年には減少したことが判明。2022年に74人でしたが、2023年には49人にまで減少したとのことです。 また、2023年の交通事故死亡者数49人のうち半数以上が高齢者だったそうです。 交通事故による死亡者数の半数以上が高齢者 岡山県警察の調査によると、2023年に岡山県内で発生した交通事故は5万713件で、そのうち死亡事故となった件数は49件でした。交通事故による死亡者49人のうち29人は高齢者で、80歳以上が最も多く15人だったそうです。 また、同年の交通事故で死亡した高齢者29人のうち20人が夕方から夜間に事故に遭っていることがわかりました。そのうちの10人が歩行者であり、10人全員が夜光反射材などを身につけていませんでした。 夕方以降の外出には反射材を身につけよう 警察庁のホームページでは、夕方以降に外出する際に反射材やライトなどを身につけることをすすめています。反射材用品は自動車のライトからの光を反射して光るので、身につけると自動車の運転者などに自分の存在を知らせることができます。 現在販売されている反射材用品は主に以下です。 腕などにつけるリストバンド 反射材が縫い付けてあるジャンパー 反射材が縫い付けてあるカバン 反射材を生地に使用している傘 靴やカバンに貼れる反射シート 普段よく使うカバンや靴にあらかじめ反射材がついていると、つけ忘れを防げるので安心ですね。人通りの少ない道では、反射材だけでなくLEDライトをカバンにつけるのもおすすめです。 警察庁は、敬老の日や母の日・父の日、誕生日などのプレゼントに反射材を使用した製品のプレゼントを推奨しています。自ら反射材を持つのに抵抗がある高齢者でも、家族からのプレゼントであれば気軽に持って行けるので良いですね。 参考:「令和5年 岡山県の交通事故」(岡山県警察) 参考:「反射材・ライト~薄暮・夜間はつけた光が命を守る~」(警察庁)

2024/04/26

#お役立ち情報 #調査結果

家にいながら旅ができる!?高齢者のための旅番組で気軽に旅行気分

東京トラベルパートナーズ株式会社は、「旅と健康」をテーマにした旅番組を放送する高齢者向けの動画配信サービス「旅介TV」を2024年5月1日より配信することを発表しました。 「旅介TV」は今まで、およそ3700ヵ所のデイサービスや老人ホームなどで導入されていましたが、今回、個人の自宅でも視聴できる様に改良されたそうです。 「旅を健康」がテーマの高齢者向け旅番組 東京トラベルパートナーズ株式会社は、「旅を健康」をテーマにした番組を放送する高齢者向けの動画配信サービスを新たに開始することを発表しました。 番組の内容は例えば以下があります。 全国の季節の風景を通して、健康体操、脳トレクイズなどをおこなう生放送番組 パリからの観光生配信番組 全国のお祭りを紹介する番組 東京トラベルパートナーズ株式会社は、「番組を通してこれまで気軽に旅を楽しむことができなかった方にその楽しさを提供するとともに、心と身体の機能回復につながる機会を提供してまいります」と語っています。 「旅行をしたい」高齢者は半数以上 株式会社RARECREWがおこなった調査では、現在、在宅介護サービスを受けている高齢者139人に対して「身体的・経済的な課題がないとしたら旅行をしたいかどうか」と聞いたところ、半数以上の65.5%の人が「旅行をしたい」と回答しました。 半数以上の高齢者が旅行をしたいと考えているにもかかわらず、実際にはなかなか旅行できないもの。なぜなら、高齢者が旅行をする際には注意しなければいけないことがたくさんあるからです。 高齢者が旅行をする際に注意するポイントは例えば以下です。 高齢者本人に負担のない移動手段・距離 旅先で車椅子が利用できるか 宿泊先で入浴できるか 旅行中のトイレ 高齢者本人の体力 万が一の場合の医療機関 テレビを見るだけなら、大きな事前準備も必要なく安心して旅行気分が味わえますね。旅行番組を見ることは高齢者本人にとって、気分転換になり脳にも良い刺激をあたえてくれます。普段の生活のスキマ時間に取り入れるのも良いかもしれません。 参考:「旅介TV」 参考:「調査結果レポート」(株式会社RARECREW)

2024/04/25

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介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

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グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設です。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説します。また、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームに入居できるのは医師から「認知症」と診断を受けている方で、一定の条件にあてはまる方に限ります。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている方 医師から認知症の診断を受けている方 心身とも集団生活を送ることに支障のない方 グループホームと同一の市町村に住民票がある方 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 また、生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームで受けられるサービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ 認知症を発症すると何もできなくなってしまうわけではなく、日常生活を送るだけなら問題がないことも多いです。 グループホームには認知症ケア専門スタッフが常駐しています。認知症進行を遅らせる目的で、入居者が専門スタッフの支援を受けながら入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこないます。 食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで、そして洗濯をして干すといった作業や掃除も、スタッフの介助を受けながら日常生活を送ります。 グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては、付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア 施設内レクリエーションやリハビリのほかに、地域の方との交流を図るための活動の一環として地域のお祭りに参加や協力をしたり、地域の人と一緒に公園掃除などの活動を行う施設も増えてきました。 グループホームとして積み上げてきた認知症ケアの経験という強みを活かし、地域に向けた情報発信などのさまざまな活動が広がっています。 地域の方と交流する「認知症サロン」などを開催して施設外に居場所を作ったり、啓発活動として認知症サポーター養成講座を開いたりするなど、地域の人々との交流に重きを置くところが増えています。 顔の見える関係づくりをすることで地域の人に認知症について理解を深めてもらったり、在宅介護の認知症高齢者への相談支援につなげたり。 こうした活動は認知症ケアの拠点であるグループホームの社会的な価値の向上や、人とのつながりを通じて入所者の暮らしを豊かにする効果が期待できます。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、施設に認知症高齢者専門スタッフは常駐していますが、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

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【動画でわかる】有料老人ホームとは?費用やサービス内容、特養との違いは

介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

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