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ペットを飼うシニアは万が一のときどうする?飼い主とペットの老後問題
2023年1月5日、広島市が「シルバー世代とペットの付き合い方」と題した通知を出しました。
広島市によると、ペットを飼っている高齢者が急に入院したなどで、ペットが飼えなくなったケースが増えているそうです。
ペットを飼い続けるのが難しくなる前に
ペットは一度飼ったら、一生をまっとうするまで飼い続けるのが原則。それでも、急に飼い主が大きな病気にかかってしまって飼い続けられなくなることも考えられます。
広島市は、「自分に万が一のことが起こったときのために、事前準備をしておいてほしい」と市民に呼びかけています。
具体的な方策は以下のとおりです。
ペットを預けられる場所を確保する
ペットのワクチン摂取
情報をまとめたメモを作成
新たな飼い主を探す
まずは、一時的にペットを預けられる場所を見つけましょう。家族や親戚、友人など身近な人にペットを預かってくれるか相談してみると良いですね。
周囲にペットの預け先が見つからなかった場合は、ペットホテルやペットシッターなど外部サービスの利用を検討してみるのも良いかもしれません。
また、ペットを預けるときのために、ペットには事前にワクチンを摂取してもらうと良いでしょう。さらに、性格や好み、病歴などペットに関するメモを残しておくことも大切です。
動物と触れ合う方法
「動物と触れ合いたいけど、ペットを飼うのは厳しい」と思っている高齢者もいるかもしれません。
そんな人は、行政や動物愛護団体が募集している、動物と触れ合える一時的なボランティアを検討してみても良いでしょう。
具体的には、以下のようなボランティアがあります。
動物を人や環境に慣れさせるために、一時的に動物を預かるボランティア
犬の散歩を手伝うボランティア
子猫にミルクを与えて、ある程度大きくなるまで子猫を育てるボランティア
どれも責任がある活動で、やりがいも感じられそうです。
ペットは日々の生活に癒しと生きがいを与えてくれます。そんなペットが幸せに一生をまっとうできるように、お世話してあげたいですね。
2023/01/10